はじめに
IT企業新卒1年目の私が、CCNAの勉強をする過程で気になって調べたまとめです。
これからCisco技術者認定資格を目指す人や、各資格の立ち位置を知りたい人の参考になれば嬉しいです。
資格の種類
| 難易度 | 資格名 |
|---|---|
| ★ | CCST (Cisco Certified Support Technician) , CCT(Cisco Certified Technician) |
| ★★ | CCNA (Cisco Certified Network Associate) |
| ★★★ | CCNP (Cisco Certified Network Professional) |
| ★★★★ | CCIE (Cisco Certified Internetwork Expert) |
| ★★★★ | CCDE (Cisco Certified Design Expert) |
| ★★★★★ | CCAr (Cisco Certified Architect) |
資格の詳細
CCST (Cisco Certified Support Technician)
概要
ITの基礎やネットワーク、サイバーセキュリティの入門資格。
提供開始時期:2023年
デジタルスキルへの需要の高まりを受けて、IT初学者向けに新設された非常に新しい資格。
最近はクラウドや自動化が進んで、ネットワークの知識がエンジニア全員に必要になったため、インフラ専門職以外の人でも「まずはここから」と学びやすいように、2023年にあえて難易度を下げたCCSTが作られたという背景がある。
2020年にCCENTから改訂された。
CCT (Cisco Certified Technician)
概要
機器の物理的な設置、パーツ交換、OSの復旧など「保守のプロ(パーツを交換する人)」向け。
提供開始時期:2010年
ハードウェアの型番、ケーブルの種類、OSのリカバリ方法など、「物理的な作業」に特化している。
CCNA (Cisco Certified Network Associate)
概要
ネットワークエンジニアの「登竜門」的な資格。
ルーティング、スイッチング、セキュリティ、自動化の基礎をカバーする。
提供開始時期:1998年
25年以上の歴史がある。2020年の大幅改定で、複数のコースが1つに統合された。
四半世紀にわたって、ネットワーク業界の「標準」として君臨し続けているから、信頼性が抜群。
CCNP (Cisco Certified Network Professional)
概要
実務レベルの高度な知識が求められる。
コア試験(共通)とコンセントレーション試験(専門分野)の2つに合格する必要がある。
提供開始時期:1998年
CCNAと同時期に誕生。こちらも2020年の改定で、CCNA必須の前提条件がなくなるなどの変化があった。
CCIE (Cisco Certified Internetwork Expert)
概要
世界的に認められる最高峰の資格。
筆記試験だけでなく、8時間に及ぶハンズオン(実技)ラボ試験がある、超難関資格。
提供開始時期:1993年
インターネットが普及し始めた初期から存在し、Cisco認定の中で最も歴史が古い。
CCDE (Cisco Certified Design Expert)
概要
単に「技術を知っている」だけではなく、「技術をビジネスにどう役立てるか」を設計する力を証明する資格。
Ciscoの資格でありながら、中身は「設計の原理原則」を重視しているため、実は他メーカーの機器を扱う際にも非常に役立つ、汎用性の高い知識が手に入る。
提供開始時期:2007年
1993年に始まったCCIE(構築・運用)に対して、「設計の専門家が不足している」という現場のニーズに応える形で、14年遅れて誕生した。
CCAr (Cisco Certified Architect)
概要
ネットワークの設計やビジネス戦略に特化した最高位。
受験者が極めて少ないため、すでに「End of Life(提供終了)」となっており、現在は新規の申し込みを受け付けていない。
すでにCCArを取得しているエンジニアには、自動的に「Lifetime Emeritus(生涯名誉ステータス)」が付与され、資格の価値自体は継続して認められている。
提供開始時期:2009年
ネットワークの「設計」に特化した資格として登場
2020年の大幅リニューアル
2020年2月24日に行われ、「過去最大規模のパラダイムシフト」と言われている。クラウドとソフトウェアの時代に対応できる人材が必要になり、物理的な機器を繋ぐだけでなく、ソフトウェアでネットワークを制御するスキルを評価するために行われた。
1. CCNAの一本化
以前は10種類以上に分かれていたが、全て統合され1つの試験(試験番号:200-301)になった。
2. CCENTの廃止
以前は以下の2つの資格に合格すれば「CCNA」として認定されていた。
①ICND1 試験(前半): ネットワークの基礎中の基礎。これに受かると、「CCENT」という称号がもらえた。
②ICND2 試験(後半): ①より実践的な設定や応用技術。
この制度が廃止された。
3. 前提条件の撤廃
以前はCCNAがないとCCNPやCCIEは受験できなかったが、飛び級で上位資格を狙えるようになった。
4. 「自動化とプログラミング」の導入
試験範囲にPythonの基礎やJSON、REST API、SDNといった「プログラミング要素」が20%近く組み込まれた。
