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ONE COMPATH流 技術勉強会のつくりかた (7年目)

Last updated at Posted at 2025-05-30

株式会社ONE COMPATHのすとうと申します。
ONE COMPATHは、地図検索サービス「Mapion」、電子チラシサービス「Shufoo!」、ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」、店舗情報プラットフォーム「LocalONE(ローカルワン)」などのデジタルメディアを中心に展開しています。

今回は、私たちがどのようにして社内技術勉強会を企画・運営し、継続してきたか、その舞台裏をご紹介したいと思います。長年続けているとマンネリ化したり、発表者が集まらなかったりと、様々な問題に直面します。そんな私たちが試行錯誤してきた「つくりかた」が、なかなか継続が難しい勉強会運営のヒントとなれば幸いです。

多様なエンジニアが集う「技術勉強会事務局」

私たちの社内の技術勉強会は、四半期に一度、つまり年4回のペースで開催しています。コロナ禍を機に完全にオンライン開催へと移行し、毎回50-90名ほどの社員が参加しています。

この勉強会を運営しているのが、公募で集まった4名のエンジニアで構成される「技術勉強会事務局」です。面白いのは、メンバー全員が普段は全く異なる部署で開発をしている点です。情シス、戦略、バックエンド、スマホアプリなど、各部署のメンバーがいるため、社内の状況を把握しやすく旬を掴みやすいメリットと、幅広いアイディアがあります。

継続の敵「マンネリ化」を打ち破るアイデア

私がこの勉強会に携わるようになって7年。長く続ける上で避けられないのが「マンネリ化」です。そこで私たちは、参加者にも運営側にも新しい風を吹き込むべく、様々な企画に挑戦してきました。

  • パネルディスカッション: 特定のテーマについて、異なる立場のエンジニアが意見を交わします。
  • 覆面パネルディスカッション: これをさらに発展させたのが、覆面とボイスチェンジャーを使った企画。「この声は誰だ?」と当てるゲーム要素を取り入れ、大いに盛り上がりました。
  • 3Dバーチャル空間での発表会: 社外向けの発表会では、3Dのバーチャル空間を自作し、アバターになりきって発表するという前代未聞(?)の試みも。

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このように「次はこんなことをやってみたい!」という欲が次々と湧いてくるのが、私たちの事務局の強み。多様なスキルセットを持つエンジニアが集まっているため、アイデアをアイデアで終わらせずいろんな可能性を追求できております。

課題:エンジニアの発表数を増やすための工夫

勉強会運営者が直面する大きな課題の一つが、「発表者がなかなか集まらない」ことではないでしょうか。

ONE COMPATHの技術陣は、新しい技術や面白い取り組みを実践しているにもかかわらず、「みんなの前で発表するほどの成果じゃない」と思い込んでしまう、少しシャイな人が多い傾向にあります。

そこで私たちは、いきなり発表を募るのではなく、特定のテーマを設けてディスカッションをするイベントを数回開催しました。手を上げやすくなり、発表することに慣れる工夫をしています。

ONE COMPATH流の強み

私たちの勉強会がなぜ長続きし、成果を上げているのか。その理由は3つあると考えています。

  • 旬なテーマ設定: 事務局メンバーが社内の各技術領域に散らばっているため、今どの部署でどんな技術が熱いのか、という情報が自然と集まります。だからこそ、参加者が「聞きたい!」と思う旬なテーマを設定できるのです。
  • ボトムアップな運営: トップダウンではなく、現場のエンジニアが自発的に企画・運営していることが、継続の大きな原動力です。やらされてる感は長続きしにくいですよね。
  • 技術的トライアルの場: 勉強会自体が、新しい技術を試す実験場になっています。3D空間の構築もその一例です。

成果:自分事化できる「自社事例」の力

例えば生成AIに関する勉強会を開催しました。その結果、社内での生成AIの利用率が上がってます。
これは、「他社のすごい事例」を聞くよりも、「身近な同僚の事例」を聞く方が、参加者にとってよりリアルで、自分事として捉えやすいからでしょう。「あの人がやっているなら自分も試してみよう」という気持ちが、次の一歩を後押しするのだと実感しています。

最後に

今回はONE COMPATHにおける勉強会の作り方について紹介いたしました。当社では、幅広い技術職を積極採用しています。興味のある方はぜひカジュアル面談からでもお話ししましょう!

ONE COMPATH エンジニア採用サイト
資格取得支援やUdemy提供など自己研鑽サポートが複数あります。
ぜひご参照ください。

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