はじめに
この記事はプログラミング初学者による備忘録用の記事であり、また、少しでも他の初学者のお役に立てればと思い書いています。
今回は、AWSにおけるEC2インスタンスのIPアドレスを固定する方法を学びましたので、備忘録としてまとめておきたいと思います。
間違いなどがございましたら、ご指摘のほどよろしくお願い致します。
Elastic IP アドレスとは
インターネット経由でアクセス可能な固定グローバルIPアドレスを取得することができ、EC2インスタンスに付与することができます。
付与したインスタンスを削除するまで、固定のIPアドレスを使用することができます。
Elastic IP アドレスは、動的なクラウドコンピューティングのために設計された静的 IPv4 アドレスです。
Elastic IP アドレスはユーザーの AWS アカウントに割り当てられ、解放するまでユーザーのアドレスになります。
Elastic IP アドレスを使用すると、アドレスをアカウント内の別のインスタンスに迅速に再マッピングすることで、インスタンスやソフトウェアの障害をマスクできます。
または、ドメインがインスタンスを参照するように、ドメインの DNS レコードに Elastic IP アドレスを指定することもできます。
引用:AWS Document Elastic IP アドレス
なぜElastic IP アドレスを設定するのか
EC2インスタンスは、一度停止してから再度起動すると別のパブリックIPv4アドレスが割り当てられます。
別のパブリックIPv4アドレスが割り当てられるのを防ぐために、Elastic IPアドレスを使うことでパブリックIPv4アドレスを固定することができるようになります。
Elastic IPアドレスを解放することを忘れないようにする
Elastic IPアドレスを使用しない場合、Elastic IPアドレスを解放しておかないと料金が発生するシステムとなっておりますので注意してください。
Elasitc IPアドレスを使いEC2インスタンスのIPアドレスを固定する手順
1.EC2のメニューから、Elasitc IPを選択する
下のような画面に遷移するので、Elasitc IPアドレスの割り当てを選択して、次の画面に遷移します。
2.Elasitc IPの割り当てを実行する
遷移後、下の画面のようにネットワークボーダーグループを選択して割り当てを実行します。
割り当てを実行すると、画面が遷移し下のようにElasitc IPアドレスの作成が完了していることを確認します。
3.Elasitc IPアドレスの関連付けを選択してEC2インスタンスにElastic IP アドレスを割り当てる
Elasitc IPアドレスの割り当てを確認後、アクションタグからElastic IP アドレスの関連付けを選択してEC2インスタンスにElastic IP アドレスを割り当てます。
~入力項目~
リソースタイプ:
Elasitc IPアドレスを割り当てる対象を選択します。EC2インスタンスに割り当てる場合はインスタンスを選択します。
インスタンス:
Elasitc IPアドレスを割り当てるインスタンスを選択します。
プライベートIPアドレス:
インスタンス項目で選択したインスタンスのプライベートIPアドレスを選択します。
再度関連付け:
すでにElasitc IPアドレスが割り当てられている場合のオプションです。
初めて割り当てる場合は選択しません。
関連付けを実行すると、下のような画面に遷移して、関連付けられていることが確認できます。
4.Elasitc IPアドレスに接続できることを確認する
ブラウザからElasitc IPアドレスを入力して、下のような画面が表示されると接続成功です。
Elasitc IPアドレスの解放方法
1.Elasitc IPアドレスの関連付けの解除を選択する
下の画面のように、アクションタグからElasitc IPアドレスの関連付けの解除を選択します。
選択後、確認画面が表示されるので関連付けの解除を実行します。
2.Elasitc IPアドレスの解放を実行する
Elasitc IPアドレスの関連付けの解除を実行後、Elasitc IPアドレスの解放が実行可能となるため解放します。
選択後、確認画面が表示されるので解放を実行します。
これで料金の発生を防ぐことができます。
