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KUSANAGIDay 18

KUSANAGIの構成に悩む

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この記事は、KUSANAGI Advent Calendar 2016の18日目の記事です。

はじめまして、18日目担当のスズムシです。


自己紹介

企業向け「基幹業務システム」を主に開発しています。

ConoHa VPSリセールパートナーと言う事もあり、Web制作会社様より依頼があれば「KUSANAGI for ConoHa」の環境を提供していたりします。


気にすべきは「最大瞬間風速」

皆さんはサイトの維持管理で何処に一番重点を置くでしょう?

私の場合、「最大瞬間風速」を重視しています。「最大瞬間風速」とは、通常時のPV以上にアクセスが集中した状態の事です。

「最大瞬間風速」に堪えれないとWebサイトの意味が無いのです。


「最大瞬間風速」に備える

サイトのPVを月間で考える方もおられますが、月間PVは「サイトの人気度」を図る尺度として十分でしょうが、「性能」を図る尺度としては不十分だと考えています。

以前、「最大瞬間風速」で秒間300PVが数時間続くというポータルサイトのDBチューニングを担当していたので、「最大瞬間風速」の怖さは身に染みて理解しています。

よく見る事例として、「メディアに取り上げられて、アクセス過多で閲覧不能に陥る」がありますね。せっかくのビジネスチャンスを「サイトが見れない」という恥で上塗りする事になってしまっては意味はありません。

ただ、通常の秒間PV数から、どれだけ「最大瞬間風速」を想定するかを予測するのは難しいのも事実…

想定しえない「最大瞬間風速への備え」としてもKUSANAGIはとても有効的だと思います。


KUSANAGIの構成に悩む

従来のWord Pressでは「最大瞬間風速」への備えとして「スケールアップしやすい構成」でサーバーを組む必要があります。

ロードバランサーの下にWebサーバーがいて、その下にDBサーバーがいる構成ですね。

雑に書くとこんな感じw

アクセス集中が想定される(アクセス集中が発生した)タイミングでWebサーバーをロードバランサーの下に増やして行きます。Webサーバーを物理的に増やして負荷を分散させるという考え方です。

ここで一つ疑問が浮かびます。

KUSANAGIでもこの環境にするか・・・?

KUSANAGIは1台のサーバーに「Webサーバー」と「DBサーバー」が相乗りした状態、この状態で秒間1,000PVを処理するという物凄い仕組みです。

そんな物凄いKUSANAGIも、従来の様にDB外だし構成にして「スケールアップ」に備えるべきだろうか?

悩みますねぇ・・・


KUSANAGIのDBを外に出す理由

そもそもKUSANAGIに「スケールアップ」という概念は必要なのか?

おそらく、必要ありませんw

少なくとも、KUSANAGI for ConoHaでは「スケールアップ」という概念はいらないでしょう。

メモリやSSDはコンパネから増やせるし、そもそも保存したイメージから上位プランで再構築すれば良いだけの事ですからね、「スケールアップを意識した従来の構成」で組む必要はありません。

ただし、運用面から見れば「DBを外に出す理由」がいくつか上げられます。

※KUSANAGIでのDBを外に出す方法はKUSANAGI for ConoHaのDBサーバ変更をご参考ください。

・セキュリティの強化

Webサーバーは常に攻撃に晒されているので、DBを外に出し「DMZ化(プライベートネットワーク)」として攻撃から遠ざけるのはセキュリティ面では重要です。

ConoHa DBサーバーではプライベートネットワークが提供されているので、DMZ化が安易に行えます。

・バックアップの存在

これは最近気づいた事で、ConoHa Advent Calendar2016の「運用可愛い」でも書きましたが、ConoHa DBサーバーの有料バックアップが「日1回」に変更されています。

KUSANAGIのDBをConoHa DBサーバーに出して、月300円を払えば、日次でバックアップを自動で取ってくれる。

維持管理において、日のバックアップが存在する意味はとても大きいと思います。

様々なホスティングサービスで展開しているKUSANAGIですが、運用面から採用を考えてみるのも良いかもしれません!


KUSANAGIでの運用例

Orite米原という「滋賀県米原市のふるさと納税、特産品」を紹介したサイトがあります。

以前はレンサバで稼働していましたが、アクセス数増加に伴う速度遅延が問題になり、「KUSANAGI for ConoHa」に移行され稼働しています。

2016年11月11日、テレビ東京の「男子ご飯」という30分番組でOrite米原で取り扱う山椒ソーセージが取り上げられ、放送中30分の間に約7,000PV(秒間約3.9PV)を記録しましたが、当然KUSANAGIは問題なく普通に乗り越えています。

秒間約3.9PVなんて、KUSANAGIにとっては何でもない数値ですからね・・・

すばらしい!!


最後に・・・

高速で重宝しているKUSANAGIですが、採用するにあたり面倒な事が一つ。

「今のレンサバをKUSANAGIに置き換えたらどれぐらい早くなるか、検証して資料にまとめて!」

というお願いが稀に来るんです。

レベルが全然違いすぎましてね、資料を作るのが辛い、とても辛い!

「すんげー早い!」でまとめたいくらい・・・

いや、本当にw