Raspberry Piの初期セットアップを簡単・確実に完了するために必要な物・手順をまとめました。
#1 RaspberryPiの初期設定に必要な物
・本体 RaspberryPi 3 Model B
・2.5A電源
・Micro SDカード 8GB以上
・PC
・カードリードライター(PCにSDカードドライブがあれば不要。100円ショップで購入可能)
・HDMIモニター/ケーブル
・USBキーボード
・USBマウス
本体は2017年9月現在最も高性能(最新モデルという意味では廉価版のZeroがでてはいますが)を選択しました。値段的には古いモデルとあまり差がありませんでしたので新しく高性能なものがよいと思います。
2.5Aの電源が必要かどうかという点についてはいろいろあるようですが、推奨スペックなので確実のため2.5A電源を用意しました。アマゾンで電源・本体セットで7千円弱で購入可能です。
Micro SDカードはRaspberry PiのOSインストール領域になります。容量は4GBあればインストールはできるようですが、8GB以上あれば安心とのことだったのでこちらもアマゾンで千円程度で購入。
他は家であるものなどで準備しました。
#2 SDカード設定
OSインストール前にSDカードの設定を行います。
OSはRaspberryPi用のOSであるRaspbian、インストールにはインストーラーのnoobsを使用しました。
・フォーマット
・noobsダウンロード/コピー
フォーマットは以下のフォーマット用ツールを使用しました。
https://www.sdcard.org/downloads/formatter_4/
noobsはLiteではなく、1.5GBのフルzip版をダウンロードしてください。
https://www.raspberrypi.org/downloads/noobs/
zipを解凍してSDカードのルートディレクトリ直下に解凍時にできたフォルダ以下のファイル群をコピーしてください。(直下にフォルダごとコピーするとインストーラーが起動しませんでしたので注意)
#3 起動・インストール
インストーラーをコピーしたSDカードをセットし、HDMIのモニター/USBキーボード・マウスをついないでRaspberryPiを起動します。電源ボタンはないので電源をつないだ時点で起動します。SDカードの準備に問題なければ、すぐにインストール開始の画面がモニターに表示されます。
RECOMMENDEDと表示されているRaspbianにチェックを入れます。
数分でインストールは完了し、OSが起動します。
#4 OS初期設定
以下は通常のLinuxと同様の手順で実施します。
・デフォルトのユーザー「pi」のパスワード変更
・SSHを使用可能に
#4 ネットワーク設定
・wifi設定
USBマウスを使用してGUI経由で設定しましたが、こちらを参考にさせていただきコマンドでの設定も確認できました。
http://takuya-1st.hatenablog.jp/entry/2015/05/17/155229
#5 追加パッケージ導入
パッケージリストの更新(RaspbianはDebian系なのでaptコマンドです)
apt update
エディターインストール
apt install vim
VNCサーバーのインストール
apt install tightvncserver
設定は以下を参考にさせていただきました。
http://yamaryu0508.hatenablog.com/entry/2014/08/16/202441
以上でとりあえず次回起動以降ネットワーク経由(同一LANセグメント)でPCからの接続もできるようになりましたのでUSBキーボードやマウスは不要になります。
#6 感想
いろいろな情報があふれていて逆にわからなくなってしまったので、とりあえずやってみましたが物がそろえば手順はほとんど失敗する箇所はなさそうでした。初期設定が終わったので、次回はUSBカメラを接続してOpenCVを動かしてみようと思います。