ChatGPT・Gemini・Claude Code を同じプロンプトで比較してみた
「プログラミングコード生成AI」は何が違うのか?
はじめに
2025〜2026年にかけて、生成AIによるプログラミング支援は大きく進化しました。
特に注目されているのが、
この3つです。
現在では、
- Webアプリ開発
- スマホアプリ開発
- API開発
- HTML/CSS生成
- Python自動化
- ゲーム制作
- バグ修正
- リファクタリング
- ドキュメント作成
など、多くの現場でAIが利用されています。
しかし実際に使ってみると、
「同じプロンプトなのに、出力結果が全然違う」
というケースがかなりあります。
この記事では、
同じプロンプトを3つのAIへ入力した場合、どんな違いが出るのか?
を、実際のプログラミング視点で比較していきます。
今回の比較条件
今回は以下のような比較を行います。
比較対象AI
| AI | 特徴 |
|---|---|
| ChatGPT | バランス型・会話力が高い |
| Gemini | Google連携・検索系に強い |
| Claude Code | コード構造理解が強い |
テスト内容
今回は「初心者〜中級者」がよく使う題材として、
共通プロンプト
TODOリストのWebアプリをHTML/CSS/JavaScript/PHPで作成してください。
条件:
・レスポンシブ対応
・ダークモード
・ローカルストレージ保存
・アニメーション付き
・🔰 初心者でも読みやすいコード
全体の構成
・あなたの強みについて
・自己紹介
・最近のAIについて
表
|Geminiについて|ChatGPTについて|Claude Codeについて|
・あなたの目標
・今後の課題
・最後に今日のメッセージ
フルコードで書いて
を3つのAIへ入力した想定で比較します。
まず結論
最初にざっくり結論を書くと、こんな感じです。
| AI | 得意分野 |
|---|---|
| ChatGPT | バランス最強 |
| Gemini | 情報整理・Google系 |
| Claude Code | 本格開発向き |
ただし、
「どれが最強か?」
は用途によって変わります。
ChatGPT の特徴
1. 会話型が非常に強い
ChatGPT の最大の特徴は、
「人と会話しながらコードを書く」
ことに特化している点です。
例えば、
- エラーが出た
- 途中で仕様変更した
- デザインを変えたい
- 初心者向けにしたい
などの会話に柔軟対応できます。
ChatGPTのコード傾向
ChatGPTは比較的、
- 読みやすい
- コメントが多い
- 段階的説明がある
- 初心者向け
なコードを出す傾向があります。
例えば:
// TODOを追加する関数
function addTodo() {
const input = document.getElementById("todoInput");
if (input.value.trim() === "") return;
const li = document.createElement("li");
li.textContent = input.value;
document.getElementById("todoList").appendChild(li);
input.value = "";
}
かなり読みやすいです。
ChatGPT の強み
初心者への説明力
これはかなり大きいです。
ChatGPTは、
- 「なぜこのコードを書くのか」
- 「この処理の意味」
- 「初心者が躓く場所」
を補足してくれます。
特に学習用途では非常に強いです。
UI生成も強い
最近のChatGPTは、
- Tailwind CSS
- React
- Next.js
- アニメーション
- モダンUI
などの生成品質も高いです。
例えば、
- Apple風UI
- ガラスモーフィズム
- サイバーパンク
- VTuber風サイト
- ダッシュボード
なども比較的得意です。
ChatGPT の弱点
一方で、
「それっぽいコード」
を生成することもあります。
つまり、
- 実行すると動かない
- 古いライブラリ
- 微妙な依存関係
- 存在しないAPI
を書く場合があります。
特に大型開発では注意が必要です。
ちなみに
共通プロンプトで一発で完成したサイト - ChatGPT がこちら
Nice To Meet You
https://sunstripe.main.jp/shorten?code=s4n8Di
Gemini の特徴
Google連携が強い
Gemini の特徴は、
Google系サービスとの親和性です。
例えば、
- Google検索
- Google Workspace
- YouTube情報
- 最新情報
- Google Cloud
などと組み合わせやすいです。
Gemini のコード傾向
Geminiは比較的、
- 整理されたコード
- ドキュメント風
- 真面目
- 情報量が多い
という特徴があります。
Gemini は説明が論理的
例えば、
1. HTML構造
2. CSSスタイル
3. JavaScript処理
4. 保存機能
5. レスポンシブ対応
のように整理して出力することが多いです。
かなり「教科書感」があります。
Gemini の強み
最新情報との組み合わせ
Geminiは、
- 最新フレームワーク
- Google公式情報
- API仕様
- 検索連携
との相性が良いです。
例えば、
- Firebase
- Google Maps API
- Gemini API
- YouTube API
などでは強みがあります。
大規模情報整理
Geminiは、
- 長文整理
- 表形式
- 比較分析
- 要約
が得意です。
そのため、
- 設計資料
- 要件定義
- API比較
- 技術調査
などに向いています。
Gemini の弱点
Geminiは時々、
コードがやや堅い
ことがあります。
つまり、
- UIがシンプル
- 遊び心が少ない
- デザインが実務寄り
になりやすいです。
また、
「コードは正しいが、ワクワク感が少ない」
というケースもあります。
ちなみに
共通プロンプトで一発で完成したサイト - Gemini がこちら
Nice To Meet You
https://sunstripe.main.jp/shorten?code=k2hRqf
Claude Code の特徴
開発者向けにかなり強い
Claude Code は、
特にエンジニア人気が高いです。
理由は、
- コード理解力
- リファクタリング
- プロジェクト解析
- 大規模コード読解
が非常に強いためです。
Claude Code のコード傾向
Claude Codeは、
- 構造が綺麗
- 関数分割が上手
- 保守性重視
- 実務的
なコードを書きます。
例えば:
class TodoManager {
constructor() {
this.todos = [];
this.loadTodos();
}
addTodo(text) {
this.todos.push({
id: Date.now(),
text,
completed: false
});
this.saveTodos();
}
}
かなり実務っぽいです。
Claude Code の強み
リファクタリング性能
これは非常に強いです。
例えば、
このコードをMVC構成にしてください
TypeScript化してください
責務分離してください
などをかなり高品質で対応します。
巨大コード解析
Claude系は、
- 数千〜数万行
- 複数ファイル
- リポジトリ全体
の理解が強いです。
そのため、
- Laravel
- React
- Next.js
- Swift
- Python
- Node.js
などの大型開発で力を発揮します。
Claude Code の弱点
初心者向けでは少し難しい場合があります。
例えば、
- 設計思想
- 抽象化
- クラス構造
を重視するため、
初心者から見ると、
「なんか難しい…」
となることがあります。
Nice To Meet You
https://sunstripe.main.jp/shorten?code=9HhOoA
実際に同じプロンプトで比較すると?
ここからは「同じ依頼」で起きる違いを見ます。
① UIデザインの違い
ChatGPT
- 見た目が派手
- モダン
- アニメーション多め
- SNS映え
Gemini
- 整理型
- 実務寄り
- 安定感
Claude Code
- シンプル
- 構造重視
- 保守性優先
② JavaScript構成の違い
ChatGPT
function addTodo() {}
関数ベースが多い。
Gemini
const todoList = [];
標準的構成。
Claude Code
class TodoApp {}
設計重視。
③ コメント量の違い
| AI | コメント量 |
|---|---|
| ChatGPT | 多い |
| Gemini | 普通 |
| Claude Code | 少なめ |
④ エラー対応
ChatGPT
「初心者が困るポイント」を説明してくれる。
Gemini
エラー原因を論理的に整理する。
Claude Code
根本原因修正が強い。
⑤ 長文コードへの強さ
ChatGPT
中規模に強い。
Gemini
ドキュメント整理向き。
Claude Code
巨大コードに強い。
実務でどう使い分ける?
ここが重要です。
ChatGPT が向いている人
こんな人向け
- 初心者
- 個人開発
- 学習用途
- アイデア出し
- UI重視
- 会話しながら作りたい
特に強い分野
- HTML/CSS
- React
- UIデザイン
- 学習
- 企画
Gemini が向いている人
こんな人向け
- 情報整理したい
- Googleサービス連携
- 技術調査
- 比較記事
特に強い分野
- Google Cloud
- Firebase
- API調査
- 長文要約
- ドキュメント整理
Claude Code が向いている人
こんな人向け
- 実務開発
- 大規模開発
- 保守運用
- リファクタリング
特に強い分野
- TypeScript
- Node.js
- Python
- バックエンド
- 設計改善
実際の現場では「併用」が最強
ここがかなり重要です。
最近のエンジニアは、
AIを使い分けています
例えば:
| 作業 | AI |
|---|---|
| UI案出し | ChatGPT |
| 情報整理 | Gemini |
| リファクタリング | Claude Code |
みたいな形です。
AIごとの「性格」の違い
かなりざっくり言うと、
| AI | 性格 |
|---|---|
| ChatGPT | 会話上手な先生 |
| Gemini | 真面目な研究員 |
| Claude Code | ベテランエンジニア |
みたいな印象があります。
2026年現在の大きな変化
2026年現在、
AIコーディングは単なる補助ではなく、
「共同開発者」
になっています。
特に、
- 自動デバッグ
- 自動補完
- コードレビュー
- テスト生成
- ドキュメント生成
はかなり進化しました。
AIでコードを書く時代の注意点
便利になった一方で、注意点もあります。
① AIを盲信しない
AIは時々、
- 存在しない関数
- 古い構文
- セキュリティ問題
を書く場合があります。
必ず検証しましょう。
② コード理解は必要
「AIが書いたからOK」
ではありません。
特に、
- APIキー管理
- SQL
- 認証
- セキュリティ
は人間理解が重要です。
③ 学習をやめない
AI時代でも、
- アルゴリズム
- 設計
- データ構造
の知識は強力です。
むしろ、
「AIへ適切指示を出せる人」
の価値が上がっています。
今後どうなる?
今後は、
- AIエージェント
- 自動実装
- 自動デプロイ
- 自動テスト
がさらに進化していきます。
特に、
- GitHub連携
- VSCode統合
- ブラウザ自動化
- CLI型AI
は急速に伸びています。
個人的なおすすめ構成
もし2026年におすすめするなら:
| 用途 | おすすめ |
|---|---|
| 学習 | ChatGPT |
| 情報調査 | Gemini |
| 実務開発 | Claude Code |
です。
ただし、
最終的には、
「全部使える」
のが最強です。
まとめ
今回比較してみて分かったのは、
同じ「AIコード生成」でも、
思考スタイルが全然違う
ということです。
ChatGPT
- 会話力
- UI
- 学習
- 柔軟性
に強い。
Gemini
- 情報整理
- Google連携
- 調査
- 要約
に強い。
Claude Code
- 設計
- 保守性
- リファクタリング
- 大規模開発
に強い。
実際に比較して分かったこと
今回、同じプロンプトを3つのAIで実行してみて、
それぞれかなり特徴が違うことが分かりました。
単純に「どれが優れている」というよりも、
“何を重視して出力しているか”
がAIごとに異なっている印象です。
ChatGPT - Nice To Meet You
ChatGPTは、全体的にバランス型という印象でした。
特に感じたのは、
- ファイルをある程度分割してくれる
- HTML / CSS / JavaScript の役割を整理しやすい
- UI提案まで含めて出力してくれる
- 初心者でも読みやすいコードになりやすい
という点です。
単純なコード生成だけでなく、
「実際に触って分かりやすい構成」
を意識しているように感じました。
また、
- コメント
- 解説
- デザイン提案
- レスポンシブ対応
なども比較的入りやすく、
プロトタイプ制作や学習用途との相性が良い印象があります。
Gemini - Nice To Meet You
Geminiは、比較的シンプルな構成になる印象でした。
一方で、
- 一部抜けている処理がある
- 細かい実装が不足することがある
- シンプル寄りな出力になりやすい
という傾向も見られました。
ただ、その分、
- 構造が分かりやすい
- シンプルに読みやすい
- 情報整理がしやすい
という特徴もあります。
「まず最小構成で作る」
という方向性に近く、
必要に応じて追加実装していく使い方が向いている印象でした。
Claude Code - Nice To Meet You
Claude Codeは、かなり“実務寄り”な印象でした。
特に、
- 出力速度が速い
- ファイル構成が実践的
- 保守性を意識している
- コードの整理が丁寧
- プロっぽい仕上がりになる
という点が特徴的でした。
また、
- 設計
- コンポーネント分離
- 実務を想定した構造
などを意識しているように感じられました。
完成度も高く、
「そのまま開発ベースとして使いやすい」
コードを出力する傾向が強い印象です。
比較して感じたこと
今回の検証で特に面白かったのは、
同じプロンプトでも、
- どこを重要視するか
- どこまで補完するか
- 誰向けに出力するか
がAIごとにかなり違った点です。
そのため、
- 学習向け
- 試作向け
- 実務向け
など、用途によってAIを使い分ける時代になってきていると感じました。
最後に
AIは「人間を置き換える存在」ではなく、
“開発速度を上げる相棒”
になりつつあります。
だからこそ重要なのは、
- AIを比較すること
- AIを理解すること
- AIを使い分けること
です。
ぜひ皆さんも、
同じプロンプトを複数AIへ投げて比較してみてください。
驚くほど、
“AIごとの個性”
が見えてきます。