はじめまして。株式会社PRUMでエンジニアをしている、すもも🍑です
日々、プログラミング学習や実務の中で、つまずきやすいポイントや
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AIとの付き合い方について、また新しい言葉を見かけました。「コンテキストエンジニアリング」「ループエンジニアリング」…。今のAIの使い方に特に不満はなかったのですが、もっと効果的な使い方があるなら知りたくて、少し腰を据えて調べてみることにしました。
調べてみると、この半年でAIの使い方に関する考え方が何段階も進化していて、そこから自分なりに思うところがあったので、シェアしていきます。
そもそも、この半年でどう変わってきたのか
調べてみると、AIとの付き合い方は、だいたいこんな順番で進化してきたようです。
- プロンプトエンジニアリング(〜2024年ごろ):AIへの頼み方を工夫すること
- コンテキストエンジニアリング(2025年6月ごろ〜):頼む前に、必要な情報や背景をきちんと渡しておくこと
- ハーネスエンジニアリング(2025年後半〜2026年初頭):AIが動きやすい環境そのものを整えること
- ループエンジニアリング(2026年6月ごろ〜):AIが自分で「やる→確認する→次に進む」を回し続けられる仕組みを作ること
「ハーネス」って何?地味に良い名前だった
個人的に一番面白かったのが「ハーネス」という言葉です。これ、馬具のことなんです。
どんなに優秀な馬(AIモデル)でも、手綱や鞍(ハーネス)がなければ、思った方向には走ってくれません。AIも同じで、モデル自体がどれだけ賢くても、その周りの環境(使えるツール、記録の残し方、確認の仕組みなど)が整っていないと、うまく力を発揮できない、という考え方 です。ちなみにOpenAIは2026年2月、AIエージェントに100万行のコードを人間の記述ゼロで生成させた際、この「ハーネス」を整えたことが鍵だったと発表しています。
4つに共通しているのは、"人間の役割"の変化
この4つ、それぞれ別の言葉に見えますが、並べてみると、AIの進化をひしひしと感じます。
最初は「AIにその場で直接指示を出す人」だった人間の役割が、だんだん「AIが動くための判断基準や仕組みを作る人」に、じわじわ移ってきています。 プロンプトエンジニアリングはまだ人間が主役ですが、ループエンジニアリングまで進むと、人間はループの外に出て、仕組みそのものを作る側に回っています。
AIが仕上げられるのは「7,8割」までだと思う
ここまでの流れを踏まえて、自分の実務の感覚とも重ねて考えてみました。
今のAIは、クオリティを0から7、8割くらいまで持っていくのはかなり得意だと感じています。ただ、その先の「7,8割から10割」の仕上げの部分は、まだ人の手が必要な気がしています。ちょっとした言葉選びの違和感を直したり、細部のこだわりを詰めたり、という部分です。
これがもし本当だとすると、AIが当たり前になったこれからの時代は、全員のアウトプットの土台(0→7,8割の部分)が平均的に底上げされていくはずです。そうなると、差がつくポイントは、その先の「7,8割から10割」に、どれだけこだわれるかに移っていくのではないかと思っています。
ただ、この前提も、ループエンジニアリングの先ではひっくり返るかもしれない
ここで一つ、正直に書いておきたいことがあります。
ループエンジニアリングは、正確には「AIが自分で結果を確認し、直しながら仕上げていく仕組み」のことで、AIモデル自体が新しく学習して賢くなる、という話とは少し違います。ただ、この「自分で確認して直す」というループの精度がどんどん上がっていったら、いずれ「7,8割から10割」の仕上げまで、AI自身がこなせるようになる可能性もゼロではないかもしれません。
そうなった場合、「人の手による最後のこだわりが差別化になる」という、さっきの自分の考え自体も成り立たなくなるかもしれません。正直、ここがどうなっていくかは、今の自分にはまだわかりません。
でも、たとえ仕上げまでAIに任せられるようになったとしても
一つだけ、はっきり思っていることがあります。もしAIがいつか0から10まで仕上げられるようになったとしても、そこに自分の意見や気持ちが乗っていなければ、正直つまらないな、ということです。極端な話、自分の考えが一切入っていない記事なら、わざわざ情報発信する意味もなくなってしまう気がします。
だからこそ、クオリティを追いかけるのと同時に、自分の実体験や考えをちゃんと乗せて、"人間らしさ"を残していきたいと思っています。仕上げの精度をどこまでAIに委ねられるようになっても、そこに自分なりの視点や思いを乗せるかどうかは、結局自分にしか決められないことだからです。
AIに全部任せて満足するのではなく、AIと一緒に作りながら、その過程自体を楽しんでいきたい。今回いろいろ調べてみて、一番強く残ったのはこの気持ちでした。
だから、今の使い方に満足せず、キャッチアップを続けたい
わからないことがあるからこそ、今の使い方で満足せず、早めに試行錯誤しておきたいと思っています。
- まずは、AIへの頼み方(プロンプト)を工夫してみる
- 次に、頼む前にどんな情報を渡しておくと精度が上がるか意識してみる
- 繰り返し発生する作業があれば、テンプレートやツールとして仕組み化してみる
- 自分の「7,8割から10割」のこだわりポイントがどこにあるか、一度考えてみる
新しい使い方を試すのは、正直かなり億劫です。慣れるまで時間がかかりますし、精度の高い結果が出るまでは、結局何度も自分の手でAIとやり取りしながら調整する必要があるからです。今のやり方がある程度うまくいっていると、その手間をかけてまで次に進む気力が出ないんですよね。
でも、慣れた使い方に安住してしまうと、この先の変化に気づくのも遅れる気がするので、今の自分に満足せず、少しずつ次の段階を試していきたいと思っています。
まとめ
AIとの付き合い方は、プロンプト→コンテキスト→ハーネス→ループと進化してきており、人間の役割は「直接指示する側」から「仕組みを作る側」へ移ってきている。
今後AIが高クオリティのものを作成したとしても中の人の意見が伴っていなければ、結局はつまらないコンテンツになると思います。
AIの発展に合わせて、使い方をアップデート・クオリティを追いかけながらも人間にしかできない一次情報(意見や体験)などを取り入れて人間らしさを出していきたいですね。
正解が見えない変化だからこそ、立ち止まらずに手を動かしていこうと思います。AIは結局ツールでしかないので、ツールを使いつつ中の人をどうやって表現していくかにこだわりたいですね。
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