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「そのコード、勝手に使って大丈夫?」IT初心者が最初に知るべき“著作権”の話

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Last updated at Posted at 2026-06-18

はじめまして。株式会社PRUMでエンジニアをしているひとみです。

日々、プログラミング学習や実務の中で、つまずきやすいポイントや、
仕事で起きやすい“ズレ”について整理して発信しています。
誰かの助けになれば幸いです。

「そのコード、勝手に使って大丈夫?」IT初心者が最初に知るべき“著作権”の話

image.png

はじめに

プログラミング学習を始めると、
多くの人が一度はこんな経験をします。

  • GitHubのコードを参考にする
  • Stack Overflowをコピペする
  • ブログ記事のコードをそのまま使う
  • ChatGPTに会社の資料を貼る

便利ですよね。
実際、エンジニアの世界では「既存の知識を活用すること」自体は普通です。

でもここで、初心者ほど見落としやすいものがあります。

それが、

「誰かが作ったものには、権利がある」

ということです。

IT業界って、コードや画像や文章など、
“目に見えない成果物”を大量に扱う世界なんですよね。

だからこそ、最低限の法務知識を知らないまま開発をしていると、
悪気がなくてもトラブルになることがあります。

今回は、IT初心者向けに、
「著作権」と「特許」の違いを中心に、
実務やAI時代にも関係する“最低限のIT法務”を整理してみます。

著作権ってなに?

著作権は、
「作った人の表現」を守るための権利です。

例えば、こんなものが対象になります。

  • プログラムコード
  • ブログ記事
  • イラスト
  • 音楽
  • 動画
  • 操作マニュアル
  • Webデザイン

ここで重要なのが、

著作権は、作った瞬間に自動で発生する

という点です。

実は、申請は不要です。

つまり、GitHubに置かれているコードも、
個人ブログの記事も、
基本的には「誰かの著作物」です。

「コード」と「アイデア」は違う

image.png

ここ、初心者がかなり混乱しやすいポイントです。

例えば、

for (int i = 0; i < 10; i++) {
    System.out.println(i);
}

このような基本的な書き方自体を、
誰かが独占できるわけではありません。

なぜなら、
プログラミングの“考え方”や“仕組み”そのものは、
共有されるべき知識だからです。

ただし、

  • 独自ライブラリ
  • ゲーム画像
  • UIデザイン
  • 記事本文
  • キャラクターデザイン

などは、著作権で守られる対象になります。

よくある勘違いとして、

「ネットに公開されている = 自由に使っていい」

と思われがちですが、これは違います。

公開されていることと、
自由に利用できることは別なんですよね。

GitHubのコードって自由に使っていいの?

ここも、初心者がかなり気になるポイントだと思います。

結論から言うと、

「ライセンス次第」です。

GitHubには、
さまざまなライセンスのコードがあります。

例えば有名なのは、こんな感じです。

ライセンス 特徴
MIT License 比較的自由に使いやすい
Apache License 特許まわりの記載もある
GPL 改変物もGPLで公開が必要

初心者のうちは、
「公開されているから使ってOK」ではなく、

「利用条件がある」

という感覚を持つことが大事です。

特許ってなにが違うの?

ここでよく出てくるのが「特許」です。

著作権と特許は、
似ているようで、守っているものが違います。

著作権 特許
表現を守る 技術アイデアを守る
自動で発生 申請が必要
審査なし 審査あり
コード・画像・文章など 発明や技術的仕組み

例えば、

  • ソースコードそのもの
    → 著作権

  • 新しい画像圧縮技術
    → 特許

みたいなイメージです。

つまり、

「どう実装したか」

だけではなく、

「どんな技術アイデアなのか」

にも権利が存在する場合があります。

AI時代でさらに難しくなっている

image.png

最近は、生成AIの普及によって、
この問題がさらに複雑になっています。

例えば、

  • 社内資料をChatGPTに貼る
  • 顧客情報をAIに入力する
  • 他人の画像をAI加工する
  • AI生成コードをそのまま使う

こういった行為には、
著作権だけではなく、

  • 営業秘密
  • 個人情報
  • 契約違反
  • セキュリティ

なども関係してきます。

特に会社の情報は、

「便利だから貼る」

だけでは済まないケースもあります。

最近は企業側も、AI利用ガイドラインを整備し始めています。
だからこそ、エンジニアだけではなく、
“ITを使う側” にも最低限のリテラシーが必要になっているんですよね。

「知らなかった」が通用しにくい世界

IT業界って、
技術だけ勉強していればいい世界に見えるかもしれません。

でも実際には、

  • セキュリティ
  • 著作権
  • 個人情報
  • 契約
  • コンプライアンス

など、
「ルール」の理解もかなり重要です。

特に今は、
AIやSNSによって、
誰でも簡単に情報を扱える時代になりました。

だからこそ、

「悪気はなかった」

だけでは済まないケースも増えています。

おわりに

法務というと、
難しくて堅いイメージを持たれがちです。

でも実際には、

「安心して技術を使うためのルール」

なんですよね。

ITって、
「技術を作る世界」であると同時に、
「他人の成果物を扱う世界」でもあります。

だからこそ、
最低限のルールを知っているだけでも、
将来的なトラブルをかなり避けやすくなります。

技術力だけではなく、
“安全に使う力”も、
これからのIT時代では大事になっていきそうです。


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