はじめまして。株式会社PRUMでエンジニアをしている、すもも🍑です
日々、プログラミング学習や実務の中で、つまずきやすいポイントや
考え方を整理して発信しています。
PRUMについて気になった方は、コーポレートサイトもぜひご覧ください。
▶コーポレートサイト
複数の実装タスクやバグ対応を、同時に抱えていることはないでしょうか。合間を見てはあちこちに少しずつ手をつけて、一日の終わりに「今日もいろいろ進めた」と感じる。でも翌朝タスク一覧を見返すと、完了しているものが一つもない。
これは怠けているからではありません。むしろ真面目に手を止めずに動き続けた結果、こうなることの方が多い気がします。
「たくさん進めている」と「早く終わらせている」は別の話
複数のタスクを並行して抱えていると、常に何かしら動いている感覚があります。この感覚が、進み方に対する評価を狂わせます。
実際に起きているのは、二つの見えにくいロスです。一つは、タスクを切り替えるたびに発生する組み立て直しの時間。あるタスクを中断して別のタスクに移ると、再びもとのタスクに戻ったとき「どこまで書いたか」「どんな設計にしようとしていたか」を頭の中でもう一度整理し直す必要があります。この整理し直しには一定の時間がかかり、切り替えの回数が増えるほど、実質的な作業時間は目減りしていきます。
もう一つは、どの実装も完了に近づかないまま並行して進んでしまうことです。少しずつ手をつけている分、「進んでいる感覚」だけは常にありますが、レビューに出せる状態には一向にたどり着きません。「動いている」ことと「終わっている」ことは、まったく別物なんですよね。
タスクA・B・Cで、実際の完了スピードを比べてみる
3つのタスクA・B・Cを同時に抱えている場面を考えてみます。
🟠 3つに少しずつ手をつけた場合: 3日経った時点で、A・B・Cともに3割ほど進んだ状態のまま。どれも完了しておらず、レビューにもリリースにも出せない
🟠 Aだけに集中して進めた場合: 同じ3日間で、Aは2日で完了してレビューに出せる状態になり、残り1日でBに着手できる
使っている作業量はどちらも「3日分」で同じです。それでも後者は、3日目の終わりに「完了してレビューに出せるタスク」が一つ生まれています。同時に抱える数を増やすほど、体感としての稼働率は上がって見えても、実際に完了に近づくタスクの数はむしろ減っていくということです。
今日から絞り込むためにできること
考え方が分かっても、実際の行動に落とし込めなければ変わりません。今日から始められることは、次のようなものです。
- 抱えているタスクを、タスク名・緊急度・今日中に着手すべきかの3項目で一覧に書き出す
- 新しい依頼が来たときは、今のタスクを続けるか、優先順位を明確に入れ替えるかをその都度判断する
- チャットツールを確認する時間をあらかじめ決めておき、それ以外の時間は通知への反応を控える
- 進行中のタスクをタスク管理ボードなどでチームから見える状態にしておく
- 「今このタスクに絞っている理由」を、ひとことチームに共有しておく
一覧化さえしてしまえば、「今何が進行中で、何が順番待ちなのか」は一目で分かるようになります。特別な準備や時間はいらず、今抱えているタスクを書き出すところから始められます。
まとめ
複数のタスクに少しずつ手をつける進め方は、頑張っているという実感だけは与えてくれますが、実際の完了スピードはむしろ落としています。
私もここ最近効率化を求めてマルチタスクをいかにこなすかをずっと考えていたのですが、結果的に作業は並行せず、一つずつまとめて一気に終わらせた方がいい という結論に至りました。
着手するタスクを意図的に一つに絞ることが、遠回りに見えて、実は一番早く全体を終わらせる方法です。
一つに絞ることは、周囲との連携を絶つことではありません。進行中のタスクをチームに見える形にしておけば、抱え込まずに絞り込むことができます。今日抱えているタスクの数を、一度数えてみてはいかがでしょうか。
PRUMのエンジニアの多くは未経験からの採用です。
よければコーポレートサイトにも遊びに来てください。
▶ PRUM採用ページ
エンジニアの方に役立つ記事をまとめたサイトも運営しています。もしご興味あれば覗いてみてくださいね。
▶ エンジニアに役立つ記事サイト


