はじめまして。株式会社PRUMでエンジニアをしている、すもも🍑です
日々、プログラミング学習や実務の中で、つまずきやすいポイントや
考え方を整理して発信しています。
PRUMについて気になった方は、コーポレートサイトもぜひご覧ください。
▶コーポレートサイト
「日本のAIって、海外に比べて出遅れてるんでしょ?」と思ったことはありませんか。私も正直、そう思っていました。
ただ2026年7月、国産のAI基盤プロジェクト「FRONTia」が始動したというニュースを見て、少し印象が変わりました。今日はその話をシェアします。
そもそも「FRONTia」って何?
FRONTiaは、経済産業省とNEDOが主導する国産AIプロジェクトです。
- 2026年7月16日に始動を発表
- 開発の中核を担う新会社「Noetra」が2026年7月1日に設立(産総研・Preferred Networksの研究者が主導)
- ソニーグループ、ソフトバンク、NEC、ホンダなど44社が支援
- 2026年度の予算は3,873億円、事業期間は2026〜2030年
- NVIDIAが計算資源を提供し、GPU2万7,500基超・140MW規模の計算基盤を構築予定(2028年6月稼働開始)
※参考:日本再起の旗印となるか、国産マルチモーダルAI基盤「FRONTia」が始動
海外の対話型AIとは違う"土俵"で勝負している
ここまで聞くと「ChatGPTやKimiのような対話型AIを、日本も作ろうとしているのかな」と思うかもしれません。ですが、FRONTiaが狙っているのはそこではありません。
FRONTiaが目指しているのは、ロボットや工場機械を実際に動かす「フィジカルAI」と呼ばれる分野です。
対話型AIの性能競争では海外勢に投資規模で及ばない中、あえて違う土俵で勝負する、という戦略のように見えます。
"ものづくり大国"としての強みを、そのままフィジカルAIに活かす戦略
国産AI全体を見渡すと、投資規模や人材の面で海外との差を感じることもあります。
ただ、経済産業大臣が「現場やものづくりの技術基盤といった日本の強みを活かす」と話しているように(※1)、FRONTiaが目指しているのは対話型AIの激戦区を避けるという消極的な話ではなさそうです。自動車・ロボット・工作機械・精密機器といった、日本が長年培ってきたものづくりの知見を、そのままフィジカルAIの武器に変える戦略のようです。
対話型AIのように"ゼロから"競争するのではなく、"すでに強い現場の土台"の上にAIを重ねていく形なので、同じ持ち駒でも勝ち筋を見つけやすい気がしています。
※1参考:日本政府、産業界のリーダー、NVIDIAが世界初となる国家AIインフラを始動
フィジカルAIの先に見える、日本らしい面白い未来
フィジカルAIと聞いて、私が一番わくわくするのは、画面の中にいたAIが、いよいよ外の世界に出てくるという点です。ドラえもんの世界が、少しずつ現実になってきているような感覚があります。
医療現場や工場のロボットとしての活用はもちろん大事だと思う一方、個人的には、エンタメ方面でのフィジカルAIの登場にも期待しています。たとえばポケモンがロボットになって、代々木公園がポケモンGOの時のようなリアルなポケモン会場になったり、会社の休憩スペースに"お悩み相談ペッパー君"が1台いたり。日本はエンタメの国ですから、こういう未来にぜひ期待したいです。
昭和世代が築いてきた最先端の技術力、平成世代がエンタメ文化の中で育んできたユニークな価値観、そして令和世代がAIとともに育ったからこそ持てる新しい発想力。この3つが掛け合わさったとき、日本ならではの面白いものが生まれる気がしてなりません。
個人的な一番の願いは、手のひらサイズのピカチュウが、デスクの上をちょこちょこ歩き回って癒して欲しいです。猫がキーボードの上に乗ってくると和むのと同じ原理で、ピカチュウにも癒されたいので、任天堂さんにはぜひ期待したいところですね。AIの進化って、本当に面白いです!
今日からできること
壮大な話に感じるかもしれませんが、今日からできることもあります。
- 「日本のAIは遅れている」で思考を止めず、どこで勝負しようとしているのかも見てみる
- フィジカルAI・対話型AIなど、AIにも得意分野の違いがあることを知っておく
- 自分だったらどんなフィジカルAIがあったら嬉しいか、一度想像してみる
- この計画が半年後、1年後にどこまで進んでいるか、自分でも追いかけてみる
AI時代に「エンジニアとしての仕事が奪われるかもしれない...」と不安になっていては、なかなかメンタルが落ち込んでしんどいです。
そのため、もういっそのこと諦めて時代の変化を楽しむことにしましょう😊
難しく考えすぎず、まずは自分なりの"欲しい未来"を思い浮かべてみるところから始めてみましょう。
まとめ
国産AI「FRONTia」は、投資規模で勝てない対話型AIの土俵ではなく、日本のものづくりの強みを活かせるフィジカルAIという土俵で勝負する戦略であり、そこには日本らしい面白い未来の可能性も広がっている。
海外のAIニュースばかり追いかけていると見えてこない動きに目を向けてみると、また違った楽しみ方ができる気がします。
PRUMのエンジニアの多くは未経験からの採用です。
よければコーポレートサイトにも遊びに来てください。
▶ PRUM採用ページ
エンジニアの方に役立つ記事をまとめたサイトも運営しています。もしご興味あれば覗いてみてくださいね。
▶ エンジニアに役立つ記事サイト


