はじめに
環境構築をしているときに「PATHを通す」とあり、何のことかさっぱりだったので、ここにまとめようと思う。
結論
結論から言うと「PATHを通す」とはプログラムを名前だけで呼び出せるように環境変数の一つであるPATHに設定しておくこと。
このままだとさっぱりわからないので用語理解しながら見ていく。
PATHとは
ファイルやフォルダ(ディレクトリ)がどこに置いてあるのかを示してくれるもの。
これだけだとイメージしにくいので具体例を書きます。
/usr/bin/perl
/User/tarou/ruby-lesson/lesson1.rb
これがPATHです。Userフォルダの中のtarouフォルダの中のruby-lessonフォルダの中のlesson1.rbファイルという意味です。この一番外側を基準に表現するPATHをfull path(フルパス)という。
環境変数とは
PATHは環境変数ですが、環境変数とは何でしょう?
環境変数とはOSがもつ情報を共有するための仕組み。値を環境変数という「箱」に入れて、異なるプログラム間で共有できる。PATHはファイルやフォルダの場所を「箱」に入れて、簡単に取りだすことができる環境変数。
PATHを通す
本来プログラムを実行するにはフルパスを指定して、プログラムの場所を教えないといけない。しかしいちいちフルパスを指定するのはとても大変なことだ。ファイル一個開くのにいちいち
/User/tarou/ruby-lesson/lesson1.rb
を記述するのは時間がかかる。そこで調べる場所をあらかじめ指定しておくことで、プログラム名だけで実行することができるようになる。