概要
ログファイル(ビルドやアプリの実行ログ)の出力をLinuxで監視する場合に、よく使用するのが、tail -f コマンドと、grepコマンドだ。
この2つのコマンドで、例えばログに「Failure」という文言が出力されたら、
Linuxのターミナル画面にFailureを含む行のみを出力するいった小技をよく使う。
これと同じことをWindowsのPower ShellでもGet-ContentとSelect-Stringを使うことで実現可能となっている。
前提条件
Power Shellのバージョン 3.0以上が必要
Windows 7では、Power Shell 2.0がプリインストールされているようなので、
バージョンが古い場合は事前にバージョンアップしておこう。
使用するコマンド
Get-Content
Select-String
それぞれ、エイリアスがあり、Get-Contentは「type」、
Select-Stringは「sls」でも実行可能。
コマンド例
> type ファイルパス -Wait -Tail 1 | sls -Pattern "検索文字"
コマンド例の解説
検索文字には正規表現を使用する。
slsコマンドの主なオプション
オプション | 解説 |
---|---|
-CaseSensitive | 大文字小文字を区別する |
-Pattern | 検索する文字を正規表現文字列で指定する |
typeコマンドの主なオプション
オプション | 解説 |
---|---|
-Wait | 行が追加されるまで待つ |
-Tail | 行末を表示する。数字は表示する行数 |