composer.jsonのプロパティ名について記載します。
name:パッケージ名を「vendor/project」の形式で記述
description:説明文
version:バージョンを記述
type:パッケージタイプ。library、metapackage、composer-installerの3種類が最初から用意されています。
keywords:パッケージに関連するキーワードの配列。検索時に利用されます。
homepage:対象プロジェクトのURL
time:バージョンのリリース日
license:ライセンス
authors:パッケージの作者の情報を記述します。配列で複数人記述できます。
name:作者の名前
email:作者のメールアドレス
homepage:作者のホームページ
role:開発者や翻訳者のような作者の役割
support:プロジェクトのサポートに関わる情報
email:サポート用のメールアドレス
issues:Issue TrackerのURL
forum:フォーラムのURL
wiki:wikiのURL
irc:サポート用のIRCチャンネル
source:ブラウズ、ダウンロードするソースのURL
package links
require:このパッケージに必要なパッケージを記述します。
require-dev:このパッケージを開発やテストする為に必要なパッケージを記述します。
conflict:このパッケージに競合するパッケージを記述します。
replace:このパッケージによって置き換えられるパッケージを記述します。。
provide:このパッケージによって提供できる他のパッケージを記述します。。
suggest:このパッケージで強化や、便利になるパッケージを記述します。
autoload
psr-0:PSR-0に従ってオートロードする名前空間とパッケージルートからの相対パスのマッピングを定義します。名前空間に対応していないPEARスタイルもサポートします。
classmap:「vendor/composer/autoload_classmap.php」に「key => value」形式でクラスマップを登録するフォルダとファイルを記述します。
files:明示的に特定のファイルのオートロードが必要な時に記述します。
include-path:非推奨なので説明を省きます。
target-dir:インストール先を定義します。パッケージルート直下で名前空間を宣言している場合、オートロードが上手く動作しません。そういう場合にtaget-dirを名前空間に合うように設定することで解決できます。
minimum-stability:安定性でパッケージを絞り込むデフォルトの動作を定義します。
repositories:カスタムパッケージのリポジトリを設定します。(詳細な項目がありますが、それはまた後日に書きます。)
config:プロジェクトにのみ有効な設定を記述します。
vendor-dir:依存パッケージのインストール先ディレクトリ。デフォルトは「vendor」
bin-dir:プロジェクトのバイナリのシンボリックリンクを作成するディレクトリ。デフォルトでは「vendor/bin」
process-timeout:git cloneのような処理でプロセスが死んだと判断するまでの時間。回線の遅い環境や巨大な依存パッケージがある場合は数値を上げる必要があります。デフォルトは300秒です。
github-protocols:github.comの為に使用するプロトコルの優先順位。デフォルトでは「[“git”,”https”,”http”]」
github-oauth:ドメイン名とoauthキーを記述します。github上のプライベートリポジトリへのアクセスと、github APIのIPベースの低速制限を回避する為に使用します。
cache-dir:composerで使用する全てのキャッシュの保存先ディレクトリを指定します。デフォルトは「$COMPOSER_HOME/cache」
cache-files-dir:パッケージのzipファイルの保存先ディレクトリを指定します。デフォルトは「$cache-dir/files」
cache-repo-dir:リポジトリのメタデータの保存先ディレクトリを指定します。デフォルトは「$cache-dir/repo」
cache-vcs-dir:バージョン管理システムのメタデータの保存先ディレクトリを指定します。デフォルトは「$cache-dir/vcs」
cache-files-ttl:distパッケージのダウンロードファイルのキャッシュの有効期限。デフォルトでは6ヶ月
notify-on-install:インストール時の通知の設定。デフォルトはtrue
scripts:スクリプトを使ってインストール時のさまざまな部分をフックすることができます。
extra:スクリプトで使用できる追加データを記述できます。
bin:バイナリとして扱われ、configで設定されているbin-dirにシンボリックリンクを作成されるファイルを記述します。
以上
参考
http://9ensan.com/blog/programming/php/php-composer-composerjson-list/