「そくめん君」と呼ばれるカジュアル面談サービスの紹介、そしてカジュアル面談を実施してみた感想を紹介します。
本記事の内容
- そくめん君とは
- そくめん君でのカジュアル面談の応募から当日までの流れ
- 先日実施したカジュアル面談でのお話内容、いただいた質問の例
- 利用者としてのそくめん君のメリット
- 面談する側としてのそくめん君のメリット
※本記事の内容は、2020年9月5日に段階に基づいています
※適宜、サービスの進化に合わせて更新します
そくめん君とは
そくめん君とは、エムスリーの西場さんが立ち上げてくださった、
「即面談の日程調整ができる、企業の側面が分かる」
そんな、カジュアル面談のサービスです。
<そくめん君サービス終了にともない、URLリンクを削除しました>
カジュアル面談とは、選考や面接とは異なり、企業の人があなたに事業内容・組織・キャリア等について紹介したり、あなたの質問に回答するため面談です。転職意向に関わらず、気軽に申し込みましょう。
と解説があるように、このサイトから、1分でカジュアル面談の申込みと日程調整を行うことができます。
- 気になる企業の側面が分かる
- すぐにカジュアル面談をセッティングできる(そく、面談の調整ができる)
ので、「そくめん君」というネーミングです(と思います)。
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そくめん君でのカジュアル面談の応募から当日までの流れ
[1] 「そくめん君」にアクセスします
<そくめん君サービス終了にともない、URLリンクを削除しました>
[2] 以下のようにカジュアル面談を受け付けている各社の社員の方がずらりと並んでいます。
エムスリーの西場さんをはじめ、「あの有名な講演スライドの人」や「読んだことある技術書の著者」や、「業界で有名な人」みたいな人がずらりとならんでいます。
[3] 気になる人を選択したり、キーワード検索で気になるワード(例えば、"ディープラーニング")などで検索して、面談してみたい人を選びます。
その人の画像をクリックすると、その人の詳細メージが表示されます。
その人の詳細ページは下のような感じです。下の画像は途中で切れているので、まだまだ画面は続きます。
私の場合、詳細ページは以下です。
●小川雄太郎(電通国際情報サービス ISID)
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[4] 面談受付者のページの最下部に
応募フォーム
※ コメント欄にプロフィール等が分かる情報を記載ください。
(例: wantedly, lapras, linkedin, blogなどのURL)
https://timerex.net/s/ogawa.yutaro/3dd4ea39
のような記載があります。
上記のリンクは私の場合で、リンクは面談受付者によって異なります。
[5] 応募フォームのリンクをクリックすると、以下のように日時調整画面に移ります
上記の場合、9/8(火)、9/9(水)の夕方が空いています。
好きな時間枠をクリックし、あとは、氏名や連絡先等を入力して、「上記内容で日程調整を完了する」をクリックすれば、カジュアル面談の応募が完了です。
本当に1分で、カジュアル面談の応募が完了します!!
[6] その後の流れ
面談応募者には、「応募完了しました。いついつに、このZoomのMTG-URL:hogehogeにアクセスしてください」と、カジュアル面談用のテレカンURLが届きます。
面談受付者には、「面談の応募が来ました。応募者の情報はfugfugaです。いついつに、このZoomのMTG-URL:hogehogeにアクセスしてください」と、応募者が入力した情報とカジュアル面談用のテレカンURLが届きます。
[7] 以降
これで当日のその時間にZoomのMTG-URLにアクセスしてカジュアル面談開始です。
面談受付者にも寄りますが、私の場合は、
- カジュアル面談受け付けました。緊急連絡先はこちらです
- いただいた日時で問題ありません
- カジュアル面談なので質問リストなどは事前に送っていただかなくて大丈夫です(もし事前に聞きたいことメモなどを既に用意している場合は、送っていただければ、回答用意しておきます)
という旨をメールし、当日のカジュアル面談を向かえます。
先日実施したカジュアル面談でのお話内容、いただいた質問の例
先日私が実施したカジュアル面談でのお話内容、いただいた質問の一部を紹介します。
質問への回答は省略します。
なお、私は45分で枠を設定しているのですが、その日はお互いに時間があったので、2時間ほどお話していました♪
【お話した内容・質問例】
[1] まずは簡単に面談応募者から、ご自身の簡単な自己紹介
[2] 働き方・職場関係
●職務要件だけを見ると、DL/MLコンサルティング〜アルゴリズム開発がメインなのでしょうか?
個人的には、クラウドサービスの設計や実システムの設計・インテグレーションにも興味があるのですが、別部隊がご担当なのでしょうか?
●(幾つかの記事を拝見した限り)マルチスキルのメンバーでチームを組まれているようですが、現状だと、こういったスキルを持っているメンバが比較的足りない、等の感触はありますか?
例:データサイエンス(ビジネス/サイエンス/実装)ITスキル(Web/クラウド基盤)
●メンバの方々はどのような出自の方が多いですか?(新卒/転職,データサイエンス経験者/未経験,等々…)
●組織図を見る限り「Xイノベーション本部」がAITCのメニューを対応しているのでしょうか?(プリセールスから実システムのデリバリまで?)
●NLPナイトのTexaInteligenceの発表を拝見したのですが、内製したプロダクトの運用も自組織で行っているのでしょうか?
●前述のTexaInteligence等、そもそもサービス化の企画〜開発はどういった動機づけで始まったのでしょうか?
●HPや事例を拝見した限り、個別SIもサービス化も両方取り組まれていると思うのですが、個別のSI要件ドリブンなのか、SIをやっていく中で見つけたマーケットドリブンなのかが気になっています
●個別SIとサービスは、どの程度の割合で取り組まれているのでしょうか?
●関西支社での業務(募集)はまだされていますか?最近募集要項から勤務地「大阪」が消えたような…
●その他、普通に気になる事(制度等)はだいたい小川さんのQiitaに書いてありました…
小川の記事:AI部・開発チームの働き方(私の場合)
※上記記事、withコロナの最近の働き方を追記してアップデートしました
[3] もう少しカジュアルな、ビジネスや技術へのスタンスに関する質問
●「DX」という言葉についてどう思われますか? また、SIerが顧客のDXに貢献…というストーリー、実際の所どう思われますか?
●AI周りのビジネス、個人的にはどうも「カナヅチとクギ」のように感じてしまうのですが、なにか意識されていることはありますか?
●B2BビジネスにおけるAI/ML系モデルの作り込みって、今後も需要あるのでしょうか?(研究系以外)
Azure Custom VisionやIntel OpenVino等を触ったりしたのですが、画像系はこういったものでも結構出来てしまうという感覚があり…
●個人的に「個別の問題に対して取り組んでいくAIビジネスのスタイル(分析やモデル構築、提供)は結局スケールしないのでは?」という疑念をずっと持っており、するとSIerのような組織で取り組む意義をどう(組織に)示せば良いのだろうと悩んでいます。お考えがあればお聞かせ頂きたいです。
[4] さらにカジュアルな、非面談者の考え方に関する質問
●NLPは記号表現(シニフィアン)を後付で整理しているだけで、感覚的には意味される対象(シニフィエ)の認識には何時までも繋がらない気がしています。Deep Learning的なアプローチが人の心の解読に繋がったりすることが、有りそうでしょうか?
先日はこんな感じでした。
面談応募者の方も、最近転職を意識し、ちょうどいろいろな企業を調べていたので、固めのしっかりした質問が多かったです。
(そのため、回答もだいぶしっかりとしたものになったのと、とても盛り上がったので45分の予定が、2時間ほど話していましたwww)
上記、一例を挙げましたが、カジュアル面談なので、もっともっと適当な感じでも良いかと思います♪
利用者としてのそくめん君のメリット
私が思う利用者のメリットは、
- 本当に簡単にカジュアル面談が設定できて、当日も簡単に面談が実施できること
- 上記と重複しますが、履歴書も職務経歴書も、人材会社に登録も必要なく、簡単にカジュアル面談に応募できること
- 面談受付側に豪華なメンバ、いろんな企業の人が揃っていること
- カジュアル面談であり、選考面接ではないこと
です。
ただし、あくまでカジュアル面談であって、その企業や働き方を知る場であり、雑談の場ではない点は注意です。
(面談受付者のページに雑談でも良いよ、と書いていれば雑談でも良いですが)
面談する側としてのそくめん君のメリット
面談受付者になるには、以下のリンクから応募します。
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面談する側の人間のメリットは
- カジュアルに自社や自分たちのチームのことを知ってもらえる、広報できる
- 面倒な日程調整のやりとりをすることなく、勝手にカジュアル面談が入ってくる
が大きいです。
ただ、他に私が思うメリットとしては、
● 西場さんからの毎月の「そくめん君」のレポート情報や、西場さんが意識しているカジュアル面談の運営方法情報が貴重
です。
また、私としては、
●PdMとして西場さんが「そくめん君」というサービスを、リーンに必要最低限な機能から実装し、各種KPIを測りながら、段階的にサービス開発し、機能追加されていく過程、西場さんのPdMをなんとなく真横で感じられること
もとても魅力的です。
さいごに
私とカジュアル面談した際には最後にいつも、以下の質問をしています。
「そくめん君」を提供してくださっている、エムスリーの西場さんにはきちと礼儀を果たしたいです。
そのため、情報の収集と拡散に少しお力を貸していただけませんか。
質問[1]:どこで「そくめん君」を知りましたか?
(今回の例の場合は、私のTwitterをフォローされていて、私が「そくめん君でカジュアル面談受け付けています」とtweetしたのを見て、知ったとのことでした)
質問[2]:「そくめん君」を多くの人に知ってもらうために、以下のどちらかに協力いただけますか?
[プラン1] 小川とカジュアル面談をやったことをTwitterで投稿いただく
(これは、面談者のアカウントを周囲が知っている際、えっ転職考えているの?って言われかねないので場合によっては注意が必要)
[プラン2] 小川からカジュアル面談をやったことをTwitter投稿 or Qiita記事にする。なお、質問内容は一部掲載しますが、回答は掲載しません。プライベートに立ち入った質問内容も記載しません。
(今回の例の場合はプラン2を選択されました)
以上、「そくめん君」で、カジュアル面談を実施してみた感想です。
ぜひ皆さま気軽にご活用ください♪
「そくめん君」
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備考
**【執筆者】**電通国際情報サービス(ISID)AIトランスフォーメーションセンター 開発Gr
小川 雄太郎(主書「つくりながら学ぶ! PyTorchによる発展ディープラーニング」 、その他「自己紹介詳細」)
【Twitter】
IT・AI関連やビジネス・経営系を中心に、私が面白いと思った記事や最近読んだ新刊書籍の感想などを発信しています。これらの分野の情報を収集したい方はぜひフォローしてみてください♪(海外情報が多めです)
小川雄太郎@ISID_AI_team
https://twitter.com/ISID_AI_team
【その他】
私がリードする、「AIトランスフォーメーションセンター 開発チーム」ではメンバを募集中です。ご興味をお持ちの方は、こちらのページから、ご応募お待ちしております。
【そくめん君】
いきなり応募は・・・という方は、カジュアル面談を「そくめん君」で行わせていただいております。
こちらもぜひご利用ください♪
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【免責】本記事の内容そのものは著者の意見/発信であり、著者が属する企業等の公式見解ではございません