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HULFT Scriptで転送前後処理を自動配布、自動反映してみた (2/3)

Last updated at Posted at 2019-09-06

はじめに

こんにちは、よろず相談担当 すぎもん :yum:です。

前回の記事では、お客様の課題として、
ファイル転送の前後処理を各拠点で勝手に作っている。
本社で統制が効かず、運用上の大きな課題となっている。
ということをご説明しました。

今回は、その課題の解決案として、
「転送前後処理は本社で作って、各拠点に自動配布しちゃおう!」
というワザをご紹介します。

解決案!

今回の課題を解決するために、私はまず「HULFT Script」を選択しました。
HULFT Scriptを活用することで、属人化しやすいバッチやシェルスクリプトなどに頼らず、
ファイル転送前後の処理を一元管理し、統制を効かせながら運用することができるからです。

当然、各拠点に勝手にHULFT Scriptをいじらせないよう、パスワード制御などの対策は必要です。

:arrow_lower_right: イメージはこんな感じ
解決

さらに、各拠点にはHULFTが導入済みであることを利用し、
本社で作成した処理を、各拠点にHULFTで配布し、自動反映する仕組みを考えました。

名付けて「HULFT Script オートマティック・アップデート」です!(キリッ:smirk:

:arrow_lower_right: イメージはこんな感じ
自動化

HULFT Script オートマティック・アップデートを使用すれば、
複数拠点へ処理を配布、反映する際の運用負担を軽減し、本社による統制を強力にサポートできるはず!

処理の流れはこんな感じです。

■本社側の流れ

1. 配布処理実行
本社の担当者が配布実行したいタイミングで、HULFT Scriptの処理を実行します。
自動化するなら、深夜などにスケジュール実行しても良さそうです。
2. 処理のエクスポート
各拠点に配布したい処理を「CLI Console」でエクスポートします。
「CLI Console」とは、HULFT Scriptの管理機能をコマンド実行できるツールです。
3. HULFT配信
HULFTを使用し、「2.」でエクスポートした処理を転送します。

■支店側の流れ

4. HULFT集信
HULFTで本社から送信されたファイルを受け取ります。
5. 処理のインポート
HULFT Scriptの処理を実行し、「CLI Console」で処理をインポートします。
処理は、HULFT Scriptトリガーを使用して、HULFTの集信を契機として実行されます。
インポートには「サーバ移行機能」を使用するため、忘れずに再起動しましょう。

たったこれだけのステップで、一連の流れを自動化できるのは驚きですよね。

では、次回は実際に作成したサンプルをご紹介します!


:arrow_backward: HULFT Scriptで転送前後処理を自動配布、自動反映してみた(1/3)
:arrow_forward: HULFT Scriptで転送前後処理を自動配布、自動反映してみた(3/3)


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