はじめに
こんにちは。すぎもんです
今回はHULFT10 API Gateway のWebAPIを利用してみます!先日リリースしたHULFT10では、HULFTの機能をAPIで利用できるので先行して触ってみたナレッジをまとめてます!
先日、HULFT10 API Gatewayの環境構築についてもまとめたので併せてどうぞ!
https://qiita.com/sugimon/items/f48fc75d0c81071116b3
HULFT10 について紹介している公式サイトと記事もあわせてご覧ください。
本資料は2024年10月開発中時点のリリース前モジュールでの環境構築ナレッジです。設定内容等の細かい部分は、正式版と変更になる可能性がある点、ご留意ください。
今回やること
HULFT10 API Gatewayで提供されているHULFT管理・操作のためのWeb API「詳細ホスト情報の一覧取得」を実施します。
実施手順
- ① HULFT10 API Gateway の設定
- まずはユーザーを新規作成し、認証のためのアクセストークンを発行します。
- 1. ユーザーの作成
- 2. アクセストークンの発行
- ② curl コマンドの実行
- ①で発行したアクセストークンを使ってcurl コマンドで詳細ホスト情報の取得を行い、結果の確認までを行います。
- 1. 詳細ホスト情報の一覧の取得
- 2. 実行結果の確認
① HULFT10 API Gateway の設定
1. ユーザーの作成
まずはユーザーの作成から行っていきます。
[Settings] - [個人設定] - [ユーザー管理] の [新規作成] ボタンをクリックします。
[ユーザーID] と [初期パスワード] を入力します。
[ユーザーの権限] を指定し、 [保存] を押下します。
作成したユーザーでログインしなおします。
2. アクセストークンの発行
HULFT10 API Gateway > [Settings] > [個人設定] > [アカウント情報] をクリックします。
[アクセストークンを発行] ボタンをクリックします。
表示された アクセストークン をコピーします。
Point
アクセストークンは②で使用しますのでメモ帳などに控えておきます。
② curl コマンドの実行
curl コマンドの実行は、下記の手順で行います。
- 詳細ホスト情報の一覧の取得
- 実行結果の確認
1. 詳細ホスト情報の一覧の取得
まずはコマンドプロンプトを起動します。
次に「登録済みの詳細ホスト情報の一覧」を取得するための、下記のコマンドを実行します。
curl -k -i -X GET -c /tmp/cookie.txt -H "Authorization: Bearer [AccessToken]" http://ControlURL/api/v1/hulft/{hulft-host-id}/managements/hosts/list
- [AccessToken] には 2. アクセストークンの発行 で取得したアクセストークンを指定します。
- [ControlURL] には HULFT10 API Gateway の管理画面にアクセスするためのURLを指定します。
- [hulft-host-id] には接続するHULFTのホストIDを指定します。
ControlURL とは
http://API-Gatewayを起動しているホスト名:API-Gatewayのポート番号
2. 実行結果の確認
実行結果を確認してみましょう。
レスポンスコードの値が “200 (OK)” であることから、正常に実行されたことがわかります。
以下が、取得した詳細ホスト情報の一覧になります。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
total | 1 | 取得したレコードの総数 |
os_type | windows | 接続先ホスト機種 |
request_user_role | admin | API実行ユーザーの権限 |
strong_key_mode | disable | 高強度暗号強制モードの設定値 |
product_version | V10L02R00P00 | 製品バージョン |
id | localhost | ホスト名と同じ値 |
hostname | localhost | ホスト名 |
comment | 2024/10/09 | コメント |
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はコマンドプロンプトから curl コマンドで詳細ホスト情報の一覧を取得してみましたが、HULFT10 API Gatewayでは、他にも配信要求などのHULFTの機能が利用できるWeb APIを提供しています。他サービスなどからの連携などでもぜひ試してみてください。
このブログでは、今後も様々なTopics記事や接続検証等、皆さんの参考になるような記事を投稿していきたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!