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DataSpiderでAmazon S3のバケットにファイルを格納してみた

Last updated at Posted at 2023-09-08

はじめに

こんにちは。すぎもんです。😀
DataSpider Servistaを使用した、Amazon S3とのアップロードをやってみました。

本記事ではDataSpiderとAmazon S3を連携させ、オンプレミス環境からクラウド環境へデータをアップロードする方法をご紹介いたします。

※ Amazon S3はAmazon Web Servicesが提供するオブジェクトストレージサービスです。

今回やること

まずAmazon S3上にバケットの作成とアクセスキーの取得を行います。
次にDataSpiderとAmazon S3を接続させるためのグローバルリソースを作成し、バケットへの書き込み処理を行うスクリプト作成・実行までを行っていきます。

今回デモを行う環境は、下記のような構成になっています。

image.png

検証手順

<AWSの設定>
①Amazon S3にバケットを作成
②アクセスキーの作成
<DSSの設定>
③グローバルリソースの作成
④スクリプトの作成

AWSの設定

①Amazon S3にバケットを作成

まずはローカルからファイルを格納するためのバケットを用意していきます。
AWSコンソールを起動し [S3] を選択します。
image.png
次に [バケット] を選択し、
image.png
[バケットを作成] を押下します。
image.png
任意のバケット名を入力しますが、今回はdssdemos3と命名します。
image.png
最後に [バケットを作成] を押下したら完了です。
image.png
一覧から先ほど作成したバケットのdssdemos3を選択します。
image.png
バケット内にまだオブジェクトがないことが分かります。
image.png

②アクセスキーの作成

次にDataSpiderからAmazon S3に接続するためのアクセスキーの作成を行っていきます。
右上の [ユーザー名] を選択し、[セキュリティ認証情報] を押下します。
image.png
[アクセスキーを作成] を押下します。
image.png
ステップ1:主要なベストプラクティスと代替案にアクセスするではユースケースに [その他] を選択し、[次へ] を押下します。
image.png
ステップ2:説明タグを設定 では [アクセスキーを作成] を押下します。

[説明タグ値] はオプションのため、入力は必須ではありません。

image.png
ステップ3:アクセスキーを取得では 「アクセスキー」「シークレットアクセスキー」 の保存を行ってください。

ここがアクセスキーとシークレットアクセスキーを表示・ダウンロードできる唯一の機会です。

image.png
最後に [.csv ファイルをダウンロード][完了] を押下します。
image.png
ダウンロードしたら アクセスキーシークレットアクセスキー を確認します。
image.png
以上でAWS側の設定は終わりです。

DSSの設定

③グローバルリソースの作成

次にAmazon S3に接続するためのグローバルリソースを作成していきます。
起動したDataSpider Studioのデスクトップから 「コントロールパネル」 を選択します。
image.png
[グローバルリソースの設定] から、
image.png
[新しいグローバルリソースの作成] を押下します。
image.png
[クラウド]-[Amazon S3] タブから [S3] アイコンを選択し、[次へ] を押下します。
image.png
今回、 [接続名] にはデフォルトの「Amazon S3接続設定」を指定します。
[Access Key ID][Secret Access Key] には、先ほど取得した アクセスキーシークレットアクセスキーを入力します。

[Endpoint] を空欄にした場合は s3.amazonaws.com が適応されます。

image.png
[接続テスト] を押下し、下記の通りのダイアログが確認できれば接続成功です。👌
image.png

④スクリプトの作成

今度は新規でプロジェクトとスクリプトを作成していきます。
DataSpider Studioのデスクトップから 「新規プロジェクト」 を選択します。
image.png
[プロジェクト名] フィールドに任意の名前、今回はAWS S3と入力し [次へ] を押下して進みます。
image.png
[スクリプト名] フィールドにも任意の名前、今回はS3接続と入力し [完了] を押下します。
image.png
ローカルのフォルダ/dataに、バケットにアップロードするためのファイルTEST.txtを配置します。
image.png
デザイナ画面右側にあるツールパレットの 「クラウド」 カテゴリから [Amazon S3]-[ファイル/フォルダ書き込み] オペレーションを選択し、デザイナ中央部分にドラッグ&ドロップします。
image.png
名前と必須設定の項目に下記の通り入力し、

項目名 設定値 説明
名前 amazon_s3_put スクリプトキャンバス上での名前を入力します
接続先 Amazon S3接続設定 グローバルリソースをローバルリソースを選択します。
ローカルディレクトリ /data DataSpiderファイルシステムのディレクトリパスを入力します。
ローカルファイル/ディレクトリ名 TEST.txt DataSpiderファイルシステム上のファイル/ディレクトリを指定します。
Bucket名 dssdemos3 Bucketを指定します。
フォルダパス / Amazon S3のフォルダパスを入力します。

[完了] を押下します。
image.png
最後に、[Start] から [amazon_s3_put][amazon_s3_put] から [End] までドラッグ&ドロップして線を引きます。
これでスクリプトの完成です。
image.png

スクリプトの実行

それでは実際に処理を実行して、結果をみてみましょう。
まずはツールバーから [スクリプトの実行] ボタンを押下します。
image.png
「スクリプトの実行」ダイアログから、処理が正常に成功したことが確認できます。
image.png

実行履歴ビューで、スクリプトの実行処理時間が確認できます。

image.png
バケットのdssdemos3「TEST.txt」 があることが確認できました。👍
image.png

最後に

今回はDataSpiderを使用したAmazon S3へのファイルの格納を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
オブジェクトストレージへのアップロードは複雑なスクリプトを組む必要があると考えていたのですが、非常に簡単に作成を進めることが出来ました。
本記事を参考に是非皆様も試してみてください。

このブログでは、今後も様々なTopics記事や接続検証等、皆さんの参考になるような記事を投稿していきたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!👋

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