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HULFT Squareとオンプレミス環境をATBeX経由で連携してみた

Last updated at Posted at 2023-09-27

はじめに

こんにちは!すぎもんです:grinning:

当ブログは『マルチクラウド環境でのHULFTSquareの利用について ATBeXとの連携で実現してみた』の具体的な実行手順となります。
サービス概要等は下記のブログをご参照下さい。
マルチクラウド環境でのHULFTSquareの利用について ATBeXとの連携で実現してみた

検証環境イメージ図

image.png

検証内容について

オンプレミス環境HULFTとのファイル連携を実施します(HULFT Square集信⇐HULFT配信)
image.png

接続設定確認

当ブログは「設定確認」にとどめます。作成手順詳細はリンク先を参照してください。

HULFT SquareでEC2インスタンス上のHULFTとファイル連携してみた(HULFT Square集信⇐HULFT配信)

・ストレージ設定(HULFT Square)

配信されたファイルを集信し、HULFT Square内に格納するために、ストレージの設定をします。
HULFT Square管理画面の左側メニューから「サービス」-「ストレージ」を選択し、ディレクトリ「Transfer_TEST/Recieve」が設定されていることを確認します。
image.png

・HULFT Transferサービス(インバウンド)設定

次に、HULFT Squareのファイル転送サービスであるTransferサービスの設定を確認します。
HULFT Square管理画面の左側メニューから「サービス」-「HULFT Transfer」より、HULFT Transferサービス設定を確認します。
  名前           : NEW_HULFT_Transfer_rcv
  転送の方向       : インバウンド
  カスタマーAWSアカウント:今回はテスト用VPCのAWSアカウントID
image.png

HULFT Square側のVPCエンドポイントサービス名は転送先AWS環境のVPCエンドポイント作成時に必要になります。

image.png

・AWSPrivateLink接続設定

AWS PrivateLink接続をするための、AWS側のエンドポイントを設定を確認します
  VPCID           : テスト用VPCID
  サービス名       : HULFT Square側のVPCエンドポイントサービス名
image.png

・オンプレミス環境側HULFT設定

オンプレミス環境側のHULFT設定を進めていきます。

・詳細ホスト情報

HULFT Squareを配信として設定するためには、VPCエンドポイントのDNS名を詳細ホスト情報に登録する必要があります。

HULFT側の詳細ホスト情報には68バイトを超えるホスト名が指定できません。そのため、DNSサーバーなどでのリネームが必要です。今回はエンドポイントのIPアドレスをhostsファイルに登録することで名前解決しました。

image.png

・配信管理情報

配信管理情報を下記の通り設定しています。
  ファイルID  : TEST_RECEIVE2
  ファイル名  : C:\HULFT Familu\hulft8\data\TEST_Recieve.cpm.txt

image.png

オンプレミス環境のHULFTの配信管理情報の「ファイルID」は、HULFT Squareの「集信管理情報のファイルID」と同じに設定する必要があります。

・HULFT Transfer詳細ホスト情報設定

HULFT Square設定をしていきます。
集信先となる自身のホスト情報の設定を確認します。
  名前   : HOST_Transfer_ATBeX
 転送の方向 : インバウンド
  ホスト名 : HULFT11 (※相手側ホスト名)
image.png

・HULFT Transfer集信管理情報設定

配信されるファイルをどのように集信するかの設定を確認します。
  名前     : Receive_conf_ATBeX
 ファイルID   : TEST_RECEIVE2 (※オンプレミス環境のHULFTの配信管理情報のファイルID)
 集信ファイル名 : /Transfer_TEST/Recieve/TEST_Recieve.txt
 配信ホスト名  : HOST_Transfer_ATBeX(※HULFT Squareの詳細ホスト情報)
image.png

・HULFT Transferジョブ、プロジェクトの確認

HULFT Squareでは、Transferサービス(集配信)を実行するために、プロジェクト、ジョブ、スクリプトの設定が必要です。
下記のようにジョブ、プロジェクトが設定されていることを確認して下さい。
image.png
image.png

検証実行

・配信前CSVファイル確認

オンプレミス環境に配置している配信CSVファイルは下記の通りです。
image.png

・オンプレミス環境よりHULFT配信実行

「配信要求」を実行します。
image.png

検証結果確認

・オンプレミス側HULFT配信結果確認

オンプレミス環境側でHULFT配信状況を確認し、配信が正常終了していることを確認します。
image.png

・HULFT Square側HULFT Transferジョブ実行結果確認

ファイルの集信設定で指定した「ファイルID」単位での実行結果が見れます。
インバウンド(集信)の「TEST_RECEIVE2」が「✓(正常終了)」しています。
image.png

・集信ファイル確認

ストレージに配信されたファイルが格納されていることを確認します。
image.png

おわりに

いかがだったでしょうか。
HULFT Squareとオンプレミス環境のセキュアな接続環境下でのHULFTによるファイル連携が実施できることが確認できました。
サービス概要等は下記のブログをご参照下さい。
マルチクラウド環境でのHULFTSquareの利用について ATBeXとの連携で実現してみた

ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!

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