はじめに
こんにちは!すぎもんです
当ブログは『マルチクラウド環境でのHULFTSquareの利用について ATBeXとの連携で実現してみた』の具体的な実行手順となります。
サービス概要等は下記のブログをご参照下さい。
マルチクラウド環境でのHULFTSquareの利用について ATBeXとの連携で実現してみた
検証環境イメージ図
検証内容について
オンプレミス環境HULFTとのファイル連携を実施します(HULFT Square集信⇐HULFT配信)
接続設定確認
当ブログは「設定確認」にとどめます。作成手順詳細はリンク先を参照してください。
HULFT SquareでEC2インスタンス上のHULFTとファイル連携してみた(HULFT Square集信⇐HULFT配信)
・ストレージ設定(HULFT Square)
配信されたファイルを集信し、HULFT Square内に格納するために、ストレージの設定をします。
HULFT Square管理画面の左側メニューから「サービス」-「ストレージ」を選択し、ディレクトリ「Transfer_TEST/Recieve」が設定されていることを確認します。
・HULFT Transferサービス(インバウンド)設定
次に、HULFT Squareのファイル転送サービスであるTransferサービスの設定を確認します。
HULFT Square管理画面の左側メニューから「サービス」-「HULFT Transfer」より、HULFT Transferサービス設定を確認します。
名前 : NEW_HULFT_Transfer_rcv
転送の方向 : インバウンド
カスタマーAWSアカウント:今回はテスト用VPCのAWSアカウントID
HULFT Square側のVPCエンドポイントサービス名は転送先AWS環境のVPCエンドポイント作成時に必要になります。
・AWSPrivateLink接続設定
AWS PrivateLink接続をするための、AWS側のエンドポイントを設定を確認します
VPCID : テスト用VPCID
サービス名 : HULFT Square側のVPCエンドポイントサービス名
・オンプレミス環境側HULFT設定
オンプレミス環境側のHULFT設定を進めていきます。
・詳細ホスト情報
HULFT Squareを配信として設定するためには、VPCエンドポイントのDNS名を詳細ホスト情報に登録する必要があります。
HULFT側の詳細ホスト情報には68バイトを超えるホスト名が指定できません。そのため、DNSサーバーなどでのリネームが必要です。今回はエンドポイントのIPアドレスをhostsファイルに登録することで名前解決しました。
・配信管理情報
配信管理情報を下記の通り設定しています。
ファイルID : TEST_RECEIVE2
ファイル名 : C:\HULFT Familu\hulft8\data\TEST_Recieve.cpm.txt
オンプレミス環境のHULFTの配信管理情報の「ファイルID」は、HULFT Squareの「集信管理情報のファイルID」と同じに設定する必要があります。
・HULFT Transfer詳細ホスト情報設定
HULFT Square設定をしていきます。
集信先となる自身のホスト情報の設定を確認します。
名前 : HOST_Transfer_ATBeX
転送の方向 : インバウンド
ホスト名 : HULFT11 (※相手側ホスト名)
・HULFT Transfer集信管理情報設定
配信されるファイルをどのように集信するかの設定を確認します。
名前 : Receive_conf_ATBeX
ファイルID : TEST_RECEIVE2 (※オンプレミス環境のHULFTの配信管理情報のファイルID)
集信ファイル名 : /Transfer_TEST/Recieve/TEST_Recieve.txt
配信ホスト名 : HOST_Transfer_ATBeX(※HULFT Squareの詳細ホスト情報)
・HULFT Transferジョブ、プロジェクトの確認
HULFT Squareでは、Transferサービス(集配信)を実行するために、プロジェクト、ジョブ、スクリプトの設定が必要です。
下記のようにジョブ、プロジェクトが設定されていることを確認して下さい。
検証実行
・配信前CSVファイル確認
オンプレミス環境に配置している配信CSVファイルは下記の通りです。
・オンプレミス環境よりHULFT配信実行
検証結果確認
・オンプレミス側HULFT配信結果確認
オンプレミス環境側でHULFT配信状況を確認し、配信が正常終了していることを確認します。
・HULFT Square側HULFT Transferジョブ実行結果確認
ファイルの集信設定で指定した「ファイルID」単位での実行結果が見れます。
インバウンド(集信)の「TEST_RECEIVE2」が「✓(正常終了)」しています。
・集信ファイル確認
ストレージに配信されたファイルが格納されていることを確認します。
おわりに
いかがだったでしょうか。
HULFT Squareとオンプレミス環境のセキュアな接続環境下でのHULFTによるファイル連携が実施できることが確認できました。
サービス概要等は下記のブログをご参照下さい。
マルチクラウド環境でのHULFTSquareの利用について ATBeXとの連携で実現してみた
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!