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PostgreSQLをWindowsにインストールしてDataSpider でテーブル読み取りをしてみる

Last updated at Posted at 2023-03-02

はじめに

こんにちは!すぎもんです:grinning:

オープンソースのリレーショナルデータベースであるPostgreSQL。ライセンスコストがかからないので、業務外で色々と自分の好きに触ってみたい!という方はもちろんのこと、商用利用にも耐えうる豊富な機能を持っています。AWSやAzureなどのクラウドベンダーもPostgreSQLを活用した比較的安価なサービスを提供しています。

今回やること

今回は、PostgreSQLのインストールから初期の基本的な設定をしてみます。
とりあえず自分の個人環境を作ってみたい、という方の参考になればと思います。また、DataSpiderを使って、PostgreSQLのテーブルを参照してみる基本的な接続もしてみます。

PostgreSQLの設定

PostgreSQLのインストール

PostgreSQLの公式ページから、ご自身の環境に応じたインストールファイルをダウンロードしてください。

PostgreSQLの操作には、psqlというコマンドツール型のインターフェイスがあります。
GUIでの操作がしたい場合は、pgAdminというツールをインストールします。

インストールファイルを実行しただけでは、下記の通り、psqlは使えません。

image.png
インストール先となる端末の「システム詳細の設定」から「システム環境変数」を設定します。
image.png
「システム環境変数」の「Path」を設定します。
image.png
環境変数「Path」にPostgresをインストールしたディレクトリを設定します。
私は「C:\Program Files\PostgreSQL\9.5\bin」を設定しました。
image.png
システム環境変数を更新したので、OSの再起動をしましょう。コマンドプロンプトから、psqlコマンドの実行が正常にできていれば、インストールは無事完了です。
image.png
これでPostgreSQL操作は、psqlコマンドを使ってできるようになりました。

PostgreSQLの起動

「サービス」を開き、「postgresql」のサービスが起動していることを確認します。
「状態」が「実行中」になっているか確認しましょう。
image.png
もし「実行中」と表示されていない場合は、「postgreSQL」にカーソルを合わせて、右クリック「開始」を押下してください。

psqlコマンドを使う

PostgreSQL では、テーブルを作成したり、データを取得したり、データベースへの操作をする場合に、psql というコマンドツールがあります。

Windows環境から利用するにはPowerShellか、コマンドプロンプトを使います。

データベースへの「接続」のため、下記コマンドを実行します。
psql -h ホスト名 -p ポート番号 -U ロール名 -d データベース名

●ホスト名    : PostgreSQL が起動しているホスト名または IP アドレス
●ポート番号   : 省略可(デフォルト"5432"以外の場合は設定)
●ロール名    : -U postgres(省略するとOSのユーザー名)
●データベース名 : 省略可(自動生成されたpostgresデータベースに接続)

locahost の場合はホスト名、ポート番号、データベース名を省略できるので、psql -U postgresでOKです。postgreSQLが正しくインストールされていて、環境変数の設定もOKであれば、psqlコマンドが使えます。

GUIベースでPostgreSQLを操作したい場合は、pgAdminというGUIツールをインストールしましょう。

尚、今回はデータベース内にテスト用のテーブルやデータを事前に作成しています。

DataSpiderの設定

次は、PostgreSQLにDataSpiderで接続してみましょう。

DataSpiderのStudioに任意のユーザーでログインします。
(DataSpiderのインストール等は省略。こちらをご参考にしてください。)
image.png

接続先(グローバルリソース)の設定

DataSpider Studioは、皆さんお馴染みのWindowsライクなUIでメニューが並んでいます。そこから「コントロールパネル」を選びます。
image.png
「コントロールパネル」の「グローバルリソースの設定」を選択し、PostgreSQLへの接続情報を設定します。
image.png
「新しいグローバルリソースの作成」を押下して、
image.png
PostgreSQLへの接続情報を、下記の通り設定します。
 ホスト名    : localhost
 ポート番号   : 5432
 データベース名 : XXXXX
 ユーザー名   : postgres
 パスワード   : ********
image.png
「接続テスト」を押下して、DataSpiderとPostgreSQLの接続テストをします。
下記の通り、接続成功画面が出れば接続確認はOKです。
image.png

テーブル読み取りのスクリプト作成

次に、PostgreSQLのテーブルをDataSpiderから参照してみます。

DataSpiderのスクリプトを作成して、PostgreSQLのテーブル読み取りをしてみましょう。
※尚、今回は別途データベース上にテストデータが用意されていることを前提とします。

まずは、「新規プロジェクト」を押下して、任意のプロジェクトを作成します。
プロジェクトは、作成されたスクリプトを管理するために作成します。
image.png
任意の「プロジェクト名」と、
image.png
任意の「スクリプト名」を付けて、完了を押下します。
image.png

DataSpiderのデザイナー画面が開きます。
image.png
デザイナの右側に「ツールパレット」があり、様々なロジックアイコンや他サービスを使うための設定アイコンが用意されています。今回は、「ツールパレット」-「データベース」-「PostgreSQL」内の「テーブル読み取り」アイコンを使用します。
image.png
「テーブル読み取り」アイコンを、デザイナ中央部分にドラッグ&ドロップすると、下記の通り、設定画面が出てきます。
image.png
「接続先」は、冒頭で「グローバルリソース設定」で作成した”接続先”を選択します。

すぐ下の右部分に「テーブルブラウザの起動」というリンクがあるので、そこを押下すると、テーブルブラウザが起動します。
image.png
PostgreSQLに存在するテーブル一覧が表示されるので、読み取りたいテーブルをクリックしてみてください。今回は、productsというテーブルを参照してみます。

DataSpiderの設定画面内で、PostgreSQL内のテーブル参照が可能です。

image.png

「DB読み取り」処理の前後処理のロジック検討の際に、実際のデータの型やサイズなどを確認した上で、ロジックを検討することが可能です。

テーブルブラウザの「このテーブルを選択」で対象のテーブルを選択すると、自動でスキーマ定義が設定できます。
image.png
右下の「抽出テスト」を押下すると、対象テーブルの件数確認もできます。
image.png

デザイナ上の完成スクリプトはこのようになります。
image.png
DataSpiderからデータベースのテーブル読み取りは、アイコン1つの設定で実装可能です。

最後に

今回は、PostgreSQLを使うための初期インストールとDataSpiderから接続してテーブル参照してみる、という基本的な部分をやってみました。PostgreSQLを一つの例として、DataSpiderからデータベースに接続する「容易性」を実感頂けたかと思います。

PostgreSQLを触ってみようと思っていた方や、DataSpider を触り始めて、これから何かデータベースに接続してみよう、という方のご参考になればと思います。

本記事では、取り掛かり部分のみのご紹介です。PostgreSQLを始め、期間限定で無料提供しているサービスは世の中にたくさんあります。是非ご自身のPCに気になるサービスやツールをインストールして、私も少しずつではありますが、一緒に色々とやってみましょう。

このブログでは、今後も様々なTopics記事や接続検証等、皆さんの参考になるような記事を投稿していきたいと思います!お読みいただきありがとうございました。それでは、また!

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