はじめに
2026年3月24日、IBM i の開発スタイルを劇的に変える可能性を秘めたAIエージェント、IBM Bobの正式版がリリースされました!
今年に入ってから何回か開催されているIBM Bob関連のイベントやセミナーにも参加すると、参加者がとても多くて、期待値の高さを感じていました。
私自身はEarly Access Program(プレビュー版)に登録して3ヶ月ほど前から試していましたが、今回一般公開されたということで、早速インストールしてみました。
IBM Bobとは
その特徴は「IBM i(AS/400) を理解してくれるAI開発ツール」です。
と、表現してみましたが、IBM BobはIBM i 専用ではないです。もちろん、さまざまな開発言語に対応しています。
ただし、他のAIでは不得意だったIBM i にも対応している、メーカーであるIBMがRPGやCOBOLへの対応を謳っているAIエージェント駆動の開発ツールです。
RPGやCL、さらにはDDSといったIBM i 特有の資産を理解し、設計から実装、テストまでを対話形式でサポートしてくれる頼もしい相棒がBobくんです。
IBM Bobのインストール
インストールはIBM Bobのサイトからダウンロードしてウィザードでポチポチっと進められる簡単なものだったので、その中でいくつか気になった点をメモしておきます。
IBM BobのLLM自体はSaaSですが、ユーザー視点でみるとローカルPCにインストールしたIDEがBobの実体になります。イメージ的にはCursorのような仕組みで、IBM BobもVScodeベースです。
つまり、IBM Bobを使う=IBM Bobのアプリケーションをインストールします。Webブラウザーでアクセスするといったような使い方ではないです。
ちなみにLLM自体を自前の環境でセキュアに動かすことができる、オンプレミス版もそのうち出てくる予定のようです。
前提
料金: 30日間40コインのフリートライアルは無料
準備するもの: IBMidが必要(持っていない場合もメールアドレスで無料登録すればOK)
フリートライアルの申し込み場所: https://bob.ibm.com/ (IBM Bobって検索してもすぐに出てきます)
※フリートライアルの申し込み後、すぐに登録完了のメールが届きました
対応プラットフォーム
Mac: Apple Silicon(ARM)版、Intel版
Windows: 64bit版
Linux: Debian系(.deb)、Red Hat系(.rpm)
OSの詳細なバージョン要件までは明記されていませんでしたが、通常使用してるPC環境であれば概ね動作しそうです。

インストール
今回はMacとWindowsの両方にインストールしてみました。
サイズ感:
- ダウンロードモジュール:約150MB 〜 210MB
- インストール時の必要容量:635MB(Mac)、670MB(Windows)
手順:
ウィザードに従うだけなので、特に迷うところはありませんでした。
Windows版は、インストーラーのアイコンがしっかり「Bob」になっていること。こういう遊び心、開発ツールには大事ですよね。
ログイン
Bobを起動し、Log in to Bob ボタンから進みます。
(フリートライアルの登録がまだの場合は、Loginボタン下にあるSign up for a free trialから登録できます)
リンクをブラウザーで開いてIBMidで認証を行います。
フリートライアルは、**40コイン(Bobcoins)**が付与されます。
Bobの使い方
Bobくんの下にあるテキストボックスに聞きたいことを入力します。
このような感じで答えてくれます。(スクショはBobの回答の一部です)

とにかくたくさん聞いてみましょう!!
Bobコインについて
IBM Bobはトークンの消費をコインという単位で管理しています。
フリートライアルは40コイン使えます。
足りなくなったら有償プランで補充するという仕組みです。
残りのコイン数はBobの右上のメーターで確認できます。
この例だと40コイン中0.27コインを消費していて残り99%という見方になります。

今回、MacとWindowsへの導入を試しています。
どちらの環境も同じIBMidでBobにログインして使えました。複数端末で使う場合は以下のような挙動でした。
- コインは共通して消費される(お財布はひとつ)
- Bobとの会話の履歴は端末に依存しており、PC間での共有はされない
まとめ
「AIって言っても、RPGやCLは守備範囲外でしょ?」
そんな諦めを過去のものにしてくれそうなのが、このIBM Bobです。
ダウンロードしてログインするまで、わずか数分。
IBM i のモダナイゼーションに悩むエンジニアにとって、最高の「聞き役」であり「実行役」になってくれる予感がします。
いろいろさわって検証してみたいと思います!





