『需要集約システムの問い合わせが多い!!』
各グループ担当バイヤーからのお問合せが多かったため需要集約システムのQ&Aを作ってみました。
私の業務は、「需要集約のスケジュール調整、契約システム管理」ですが、
まずは「需要集約」とは何かのおさらいです。
「需要集約とは」
"複数のグループ企業の“ほしいもの・ほしい数量”をまとめて、ムダなく生産、仕入れるしくみです。
- 複数拠点・品目の需要を統合
全国の店舗から発注データを集めて、本部で一括して仕入れや生産計画を立てる - 供給計画への引き渡し
集約された需要をもとに、どれだけ作るか・どこに配送するかを決定 - コスト削減と効率化
輸送コストや在庫管理の最適化が可能になり、無駄を減らせる
ただし 「需要集約」 は 実際に発売する半年前に実施するため、
その後、「発売日の変更」、 「倉庫の変更」、「商品情報の修正(カラー・サイズなど)」 がたびたび発生します。
しかし、それらの変更が事前に共有されることは少なく、現場での混乱が後から発覚することが多々あるため、
「需要集約時」と「発売時」の商品情報差分をチェックするアプリ
「商品差分チェッカーBot」 を作成しようともくろみました。
商品差分チェッカーBot
- Dify
- ナレッジ(CSV)
- Gemini
ところが・・・なかなかうまくいかず。
↓↓↓ うまくいかずに悶えている記事はこちら ↓↓↓
致し方なく、アドバイスをいただいたところ
「正誤判定はLLMには不向きかもしれませんね。同じ作業、手順を確実に遂行するような業務には不向きとなります。」
なるほど。アプリって当たり前だけど、[得意・不得意] があるんだな。
それならば、得意なことをやってもらおうと、仕切り直し。
ついては、各グループ担当バイヤーからのお問合せが多かったため
「需要集約システムのQ&A」 を作ってみました。
需要集約Q&A Bot
- Dify
- ナレッジ(CSV)
- Gemini
まずは、質疑応答用のリストを作成。CSVにて保存。
Difyのナレッジ画面でcsvをアップロード。
ここまで準備ができたら、Difyのスタジオへ。
「開始」から「回答」の間に「LLM」をくっつけて 「Gemini」 を登録。
ここに「知識検索」をくっつけて、先ほどアップロードをした「csv」を登録。
さっそく、ロボットを動かしてみるけど・・・
プレビューで試してみたものの、ちょっと物足りない。
わからないときに 「誰に」 聞けばよいものやら
そこで、 「問い合わせ先」 を追加してみた。
お! ちゃんと <すがっち> が 「問い合わせ先」 になってるよ。
それでは、アプリを実行!!
おわりに
あらためて、 「生成AI」 「アプリ」 は万能ではなく、
得意、不得意があって、その 「得意なところ」 を人間がちゃんと理解して
うまく使ってあげれば、とても 「便利なもの」 になるわけだ。
業務改善のために、属人化を解消するために、
今の業務に適した 「アプリ」 を早く見つけないと。構築しないと。