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Mac > High Sierra > APFSインストール用のprebootボリュームを作成できませんでしたの解決

Last updated at Posted at 2018-01-28

High Sierraをクリーンインストールしようとしたら、apfsインストール用のprebootボリュームを作成できませんでしたと出て困った件の対応

2018年1月28日現在の情報です。

IMG_6988.jpg

以下のAppleフォーラムに同様で困っている人が多数の模様

APFSインストール用のprebootボリュームを作成できませんでした | コミュニティ

スクリーンショット 2018-01-28 17.24.06.png

2018/1/28時点で「私も同じ質問です」が453人います。

この問題について以下が解決策として提言されています。

SMC とPRAM のリセット後、インターネット復元から起動してパーティションマップの再作成はできないでしょうか。
MBR にしてGUID に戻すと再作成されます。

質問者はこの1文を読んだだけで理解して解決したようですが、mac初心者にはなんのことやらさっぱり分かりませんでしたが、試行錯誤した結果、たしかに上記解決策の通りに行うことで解決しました。

とはいえ、解決策は難解すぎたのでブレークダウンして以下に記載します。

解決策をブレークダウン

先ほどの解決策を分解すると以下の5手順に分解できます。
(これだけの手順をよく1行にまとめたなと感心します。)

  1. SMC のリセット
  2. PRAM のリセット
  3. インターネット復元から起動(High Sierra以前のOSリカバリを起動するため)
  4. パーティションマップの再作成
  5. MBR にしてGUID に戻す

最後にHIGH Sierraのインストールを行います。

以下、順にやり方を説明します。

High Sierra以外のmacOSユーティリティを使うのが肝です。

1. SMCリセット

Mac をシステム終了します。
電源コードを外します。
15 秒間待ちます。
電源コードをつなぎ直します。
5 秒間待ってから、電源ボタンを押して Mac の電源を入れます。

2. PRAM のリセット

Mac をシステム終了します。
キーボードで Option キー、Command キー、P キー、および R キーの位置を確認します。手順 4 では、これらのキーを同時に押し続ける必要があります。
Mac の電源を入れます。
Apple ロゴが表示された黒い画面が表示される前に、すぐに Option + Command + P + R キーを押したままにします。
Mac が再起動するまでの約 15 秒間、これらのキーを押したままにします。
キーを放します。

起動時の音がシャーンと2回なったらOKです。

参考:
macOS Sierra: コンピュータの NVRAM または PRAM をリセットする

3. インターネット復元から起動

High Sierraのディスクユーティリティにはprebootボリュームが表示されないので、High Sierra以前のmacOSユーティリティを起動する必要があります。

インターネット復元を行うことで購入時の(High Sierra以前の)リカバリのディスクユーティリティを使用する事ができます。
もし購入時がHigh Sierraだった場合には後述のUSBインストーラーを使用します。

インターネット復元の起動方法

macの電源を終了した後、以下のボタンの組合せでMacの電源をONにします。
shift + option + command + R

インターネットリカバリが起動します。

IMG_7019.jpg

USBインストーラーの作成(購入時がHigh Sierraだった場合)

以下に書きました。

Mac > USBインストーラーの作成 - Qiita

Macをシャットダウンし、Optionキーを押しながら起動、USBメモリを選択しSierraのインストール画面が表示されるのでディスクユーティリティを選択する。

4. パーティションマップの再作成

macOSユーティリティが起動した後、ディスクユーティリティを表示します。

内蔵のボリュームが複数表示されていれば消去機能を使って消去します。
エラーが出る場合には、内臓ディスクの一覧に並んだ項目をかたっぱしから消去します。

IMG_7013.jpg

ボリュームが表示されていれば消去機能を使って消去する。
エラーが出る場合には、内臓ディスクの一覧に並んだ項目をかたっぱしから消去する。
最終的に以下のように1つのパーティションになればOK
IMG_7018.jpg

5. MBR にしてGUID に戻す

1つに結合した内蔵ディスクボリュームのフォーマットを変更します。
ボリュームを選択し、消去ボタンを押します。
以下のようにMac OS Extendedを選び、方式から「マスター・ブート・レコード」を選択します。

IMG_7017.jpg

処理が完了したら、同じように消去ボタンを押し、以下のようにGUIDパーティションマップを選択し消去を行います。

IMG_7020.jpg

6. HIGH Sierraのインストール

macの電源を終了した後、以下のボタンの組合せでMacの電源をONにします。

option + command + R

上記のキー組合せで起動すると、最新バージョンの macOS のインストーラーが起動します。
なんらかの原因で最新のmacOSユーティリティが起動しない場合にはUSBインストーラーから実行します。

Mac > USBインストーラーの作成 - Qiita

macOSユーティリティが起動したらディスクユーテリティを実行します。
先ほどGUIDパーティションマップにして消去したディスクを今度はAPFSフォーマットで消去します。

IMG_7022.jpg

消去が無事に終わればディスクユーティリティを終了し、macOSを再インストールするを選択し、インストールを進めます。

IMG_7026.jpg

30分ほど待つとHIGH Sierraが起動し、初期設定画面が表示されます。

おつかれさまでした。

参考

macOS をインストールする方法 - Apple サポート

macOS High SierraのインストールUSBの作成 - Qiita
macOS Sierraの起動可能なインストーラ(USBメモリ)を作成する方法 – OTTAN.XYZ
macOS 10.13 (High Sierra) インストール時に 「 APFS インストール用の Preboot ボリュームを作成できませんでした。」というエラーが表示される時の対象法

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