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技術書典15で「Go言語で構築するクリーンアーキテクチャ設計」を頒布した話

Last updated at Posted at 2023-12-10

はじめに

技術書典15にサークル名「コードカキタイ」で初参加し「Go言語で構築するクリーンアーキテクチャ設計」を頒布しました。

本記事では初めて出展するまでの話を書きます。

参加までの背景

社内の定期輪読会にて技術書を読み、意見交換をしていく中で、技術書を書く側も面白そうと感じていました。また技術書典に参加経験がなく、いつか経験してみたいと考えていました。

そんな時エンジニア仲間が技術書典参加メンバーを募集しており、参加を決意しました。結果として、別々の企業に所属する4人のGoエンジニアが集まり、約半年にわたるプロジェクトが始まりました。

頒布までに大事にした点

企画~出展までのストーリーは共著者の@hiroaki-u さんの記事にまとまっているため、自分は書籍を執筆する中で大事にした点を書きます。

何を達成したいか

過去、Goの実装パターンやアーキテクチャに関して悩み、苦労した経験がありました。なので過去の自分のように 「クリーンアーキテクチャの概念は何となく理解したが、実践が難しく困っている」 という悩みを持つ人に対して、1つの実装例を届けたいと思いで取り組みました。

そのため書籍では「クリーンアーキテクチャの説明」と「Go言語での実装」の2部構成に分け、GitHub上にサンプルコードを用意し、一連の処理を追いながら理解できるようにしています。

どのように伝えるか

どのように伝えるかは1番難しく、大変でした。わかりやすく、論理的に、正しく伝えることの難しさを痛感しました。複数名で進める中で振り返ってみて良かった点をご紹介します。

共通認識をつくる

議論をするにあたり、前提が揃っていないと意見のすれ違いの原因となります。今回は執筆前にペルソナを用意し、想定読者を用意しました。

スクリーンショット 2023-11-22 17.04.42.png
(ペルソナの一部を抜粋)

結果、記事を執筆・校閲する中でペルソナに合わせて内容の加筆・削除を進めることができました。

関係性をつくる

全員別会社なため一緒に何を行うことが初めてでした。そのためご飯やサウナなどを通じて交流を行いました。また、システムコーチングをメンバー全員で受けさせていただく機会があり、相互理解を深めることができました。

(もちろんサウナは黙浴です)

コードを書き、議論する

クリーンアーキテクチャの概念や実装に関して気になる点があれば、メンバー同士で話し合いました。それぞれの持つ知識や経験が異なるので、より内容をブラッシュアップすることができました。

成果物

このように試行錯誤して、書籍を進めました。平日の夜や土日にコツコツ進めていたのですが、締め切り直前にはお昼から終電まで作業する日もあり、とても大変でした。笑

そのような苦労もあり、思い入れのある成果物を作成することができました。

目次は以下の通りで、二部構成にしました。

目次1.png

目次2.png

第一部ではクリーンアーキテクチャの基礎から理解を深めます。アーキテクチャの発展からその目的を明確にした上で、クリーンアーキテクチャとは何かを解説しました。

第二部ではサンプルアプリケーションを用いて、クリーンアーキテクチャをGo言語で実践していきます。各レイヤーの実装方法とその要点を詳しく掘り下げました。

結果

ありがたいことに600部以上販売することができました!

当日も様々な方と交流できて楽しかったです。

IMG_3763.jpg

初参加で得たもの

想像の何倍も大変でしたが、素敵なメンバーのおかげでとても良い経験となりました。本活動を通じて自分の知見が深まったことも嬉しかったです。最後に技術書典という貴重な機会を用意くださった運営、スポンサー、参加者の方、購入くださった方、ありがとうございました!

個人としては、引き続きWebアプリケーションの知見を増やしていき、日々の業務へと活かしていきたいと思います!

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