第1部 ビルドトラップ
ビルドトラップとは、組織がアウトカムではなくアウトプットで成功を計測しようとして、行き詰まっている状況のことです。
実際に生み出された価値ではなく、機能の開発とリソースに集中してしまっている状況です。
企業がユーザーにとっての本当の価を生み出さなくなると、マーケットシェアを失って混乱します。
第2部 プロジェクトマネージャーの役割
プロジェクトマネージャーは、ビジネスと顧客の両方を深く理解し、価値を生み出す機会を見出す
「なぜ」そのプロダクトを作っているのか、どんなアウトカムを生み出すのかといった点をチームが忘れないようにするのもプロジェクトマネージャーの仕事です。
優れたプロジェクトマネージャー
目の前の目標を知って、会社の戦略に応じてチームがどの方向に向かうかを理解しているのがプロダクトマネージャーです。
プロダクトのカタ
- 方向性を理解する 企業のビジョンと組織的意図 プロダクトイニシアティブ
- 現状を分析する 目指しているものの現状 イニシアティブ /プロダクトの現状
- 次の目標を設定する プロダクトイニシアティブ / オプション目標
- プロダクトプロセスのステップを選択する 問題の探索 -> 1に戻る
所感
よく目の前の課題をこなすことに注力しがちだが、それは本質ではない。
アウトカム = 「なんらかのプロジェクトや成果物によって生み出される状態」によって課題解決ができたかどうかが重要。
今期xx件リリースした や、不具合をxx件以下にしたとかは本質ではない。
プロダクトマネージャーは「Why」に対し、責任をもち、チームに対し、なぜやるのかを浸透させる必要がある。これはすごく大事だと思う。
「xxに言われたから開発した」 や 「目標にあるから開発した」 ではない、あくまでも、それを行った結果がどうなったかである。
プロダクトマネージャーがいない場合、そのプロダクトの方向性、そのプロダクトの存在価値が薄れ、現場からの目先の修正依頼や課題を解決することとなり、本質的な部分から横道にそれてしまうのだろうと感じた。
プロダクトマネージャーの次のキャリアとしてのプロダクトマーケティングマネージャー
https://note.com/shige/n/nbf546b4084de
メルカリのPMとしてやってきたこと #弊社のPMはこんなふう
https://note.com/yoshitakagi/n/n3da1511d3eef