非ネットワークエンジニアであり、ネットワークに関する知識もそこまでない自分がひょんなことから友人からRTX1200を貰い受けることになったので、一般家庭に導入してみた記録です。
結論、RTX1200は起動できませんでした。起動後の設定やユースケースを知りたい方は他の記事へ飛んでください。
本記事では一般家庭でLANケーブルの配線や設置場所などに四苦八苦しているエピソードが主になります。
前提
プロフィール
- クラウド系エンジニア
- 社会人2年目
- 知識レベルはマスタリングTCP/IP入門編を読了済みくらい
環境
- ソフトバンク光
- レンタルで支給されたルーター+ONU
- MacBook Pro 2023(M3) / Tahoe26.2
- 作業用PC
- Mini PC(GMKtec G3 plus)
- Proxmox導入済み
- RTX1200 <--- New!
またChatGPTに現在のネットワークの環境を図にしてもらったところ、以下のような出力となりました。
(インターネット)
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[回線]
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[ ONU ]
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[ ルーター ]
┌──────────┴──────────┐
Wi-Fi LAN(有線)
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┌──────┴──────┐ [ ミニPC ]
[ Mac ] [ スマホ ]...
Mini PCがあること以外は超一般的な家庭だと思います。
(しかも本記事ではMini PCで何かすることはありません)
目的
- 上記のネットワーク環境にRTX1200をねじこみ、ミニPCをその配下に設置し、疎通を確認
いざやってみよう!
STEP 0: RTX1200とは
ChatGPTに聞いてみました。
RTX1200は、ヤマハが2008年に発売した、中小規模拠点向けの定番ギガアクセスVPNルーターです。全ポートギガビット対応で高速通信(最大1Gbit/s)が可能であり、高い信頼性、VPN構築機能、安定性から、発売から長期間にわたってビジネス用途の現場で高く支持されているモデルです
とのこと。つまり古い業務用ルーターです。
かなり有名なモデルのためインターネット上に情報はたくさん転がっています。
よかったら調べてみてください。
STEP 1: 計画
RTX1200をどのように捩じ込むか考えた時、プライベートのスマホ、作業PC、同居人のNW環境に影響を与えたくないという絶対的な条件がありました。
そう、家のNW全てをRTX1200配下に置き換えることは現実的に難しいのです🥺
ということで、既存のルーターにRTX1200を刺す二重ルーターを採用することとしました。
想定しているNW環境をChatGPTに図にしてもらったものが以下になります。
(インターネット)
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[回線]
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[ ONU ]
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[ ルーター ]
┌──────────┴──────────┐
Wi-Fi LAN(有線)
| |
┌──────┴──────┐ |
[ 作業用PC ] [ スマホ ] [ RTX1200 ]
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LAN(有線)
|
[ ミニPC ]
STEP 2: 配線
我が家は1LDKの一般家庭なので、既存のルーターはテレビ裏に配置していました。
写真からも一般家庭具合が伝わってきますね!
しかし、この込み入った空間にRTX1200とNAS(これももらった。本記事では出番はない)を詰め込むのは得策ではありません。
というかこんな、暗い!狭い!ごちゃついてる!の3拍子揃った環境で作業するなんて想像すらしたくないです。
代替案はないかなと家をうろうろしていると、寝室にこんなものを見つけました。
テレビ裏にあるのと似ているLANの差し込み口です。
なんとこれLANコンセントといい、テレビ裏にある同じようなLANコンセントと壁の裏のLANケーブルで繋がっているらしいです!
ということで、テレビ裏にあるルーターから同じくテレビ裏のLANコンセントにLANケーブルを接続することで、寝室のLANコンセントまで配線を持ってくることができました。
ちょうど普段は寝室のデスクで作業していたのでとても都合のいい展開です!
STEP 3: ルーター、ミニPCの設置
寝室までLANを引っ張ってくることができましたが、このLANコンセントはなんとベッドの横にあり、そんなところにRTX1200やらミニPCやらを設置した日には光と轟音で寝付けなくなってしまいます。
なんと都合のいいことに我が家はフロアマットを敷いていたので、LANコンセントから自分の作業デスクの足元までLANケーブルを床下に這わせて持ってくることができました!

このLANケーブルをRTX1200のLAN2に刺してあげれば二重ルーターの部分までは完成です。
STEP 4: RTX1200の設定をしよう
続いて、ようやくRTX1200の設定に移れます。
設定の際は以下の記事を参考にさせていただきました。
まずこのルーターは譲り受けたものなので、まずは初期化したいと思います。
初期化の方法
- TX1200の前面にあるSD、USB、DOWNLOADの3つのボタンを押しながら電源を入れるとできます。
- ルーターのいろんなランプがピカピカ光り、POWERランプが点滅し始めたら起動開始です。
こんな簡単なんですね、ではやってみます。
、、、ん?POWERの点滅が終わらないな
、、、ん?5分後くらいにランプがピカピカし始めたぞ
なんだこれは?ChatGPTに聞いてみよう
その症状は、非常に残念ながら内部電源回路(コンデンサ)の寿命か、ファームウェア破損による起動失敗の可能性が高いです。
え?
え?
STEP X: RTX1200を直そう
まず、本当に壊れているのか確認です。
説明書には本事象について記載はなさそう。
Yahoo知恵袋に同じような状況の人を見つけました。
御愁傷様らしいです😭
個人ブログで、同じような状況でシリアル接続して原因を特定しているものを見つけました。
なお、復旧はできなかった様子です。
ダメだとしてもとりあえず原因究明まではしたい!!!
コンソール接続をしよう
RTX1200では、CONSOLEと書いてあるポートに自分のPCを接続することで、ルーターに直接接続してデバックなどを行うことができます。
他のルーターでも同じようなことはできますが、ポートの種類が違ったりするので要注意。
RTX1200のような9個のピンがあるポートはD-sub9シリアルポートというらしいです。
今回はAmazonでこちらを購入し、MacBookに接続することでエラーの原因の究明を試みます。
接続は以下の記事を参考に行います。
-
ls -l /dev/tty.*を実行し、usbserial-XXXXXがあるかを確認 -
screen /dev/tty.usbserial-XXXXXを実行
とりあえず接続できたので電源を入れてみます。
RTX1200 BootROM Ver.1.00
Copyright (c) 2008 Yamaha Corporation
Press 'Enter' or 'Return' to select a firmware and a configuration.
Default settings : exec0 and config0
No. Revision
----- -----------------------------------
* 0 Rev.10.01.07
----- -----------------------------------
Select the firmware [0 or 1] : 0
Select the configuration [0 to 4, or '-'(hyphen) to go back] : 0
Starting with exec0 and config0 ...
execもconfigも0で起動してみました。
どうやらファームウェアはRev.10.01.07が入ってるらしいですね。
認識されていて嬉しいです。
このまま少し待ってみましたが、何もログ表示されず再起動となってしまいます。
ファームウェアの破損とかではなさそうですかね。
取り合えずConsoleは接続できたので、一旦色々試してみます。
まずはConfig0が壊れている可能性を考え、Configを0以外で実行。
いずれもダメでした。
外部メモリからの起動とかできるのかな?と思い調査を進めていると上記のブログから以下の文章を見つけました。
YAMAHAルーターの一部機種ではUSBメモリやマイクロSDからコンフィグやファームウェア(FW)を読み込んで起動する機能があるが、この機能は本体内蔵フラッシュ上にあるFWが正常起動した後に動作するため、今回のように本体内蔵フラッシュ上のFWが起動できない場合には使えない
なるほど。
まとめ
原因もわからずモヤモヤしますが、これにつきっきりになるわけでもなく、断片的な知識で試行錯誤するのも疲れたので一旦ここらで諦めようかなと思います。
壊れたルーターというある意味レア?なものを触る体験ができたのでこれをくれた友人には感謝しておきましょう😌
なお、これを報告したらお詫びにCiscoのルーターをくれるそうです。大好き❣️
