趣味でpythonを活用しており、着実にスキルが定着してきたと実感する今日この頃です。
客観的にスキルを証明する手段の一つが資格試験の合格ですが、pythonにも認定試験が存在していたので、腕試しに受験してみることにしました。実はこの記事を書いているのは、受験当日の自宅出発1時間前です(勉強しろ)。
TL;DR
- Python3実践試験を、勉強期間1週間で受験
- 合格はしたものの、「Python Super Engineer」に正答数が1問足りなかったので悔しい
- 全体的にそれほど難しくないが、数問際どい問題が出題。合格するだけなら、ちゃんと勉強すればそれほど大変じゃない。(当社比)
Python3エンジニア認定実践試験
詳細
- 主催: 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会
- 試験詳細: https://www.pythonic-exam.com/exam/jissen
- 形式: CBT
- 受験料: 13200円(学生は6600円)
- 問題数: 40問(1問25点)
- 試験時間: 75分
- 合格ライン: 700点(70%、28問正解)で合格
- 900点(36問正解)以上で、Python Super Engineerを名乗れる
- 1000点(満点)で、Python Super Engineer PERFECT SCOREを名乗れる
- 指定参考書: 「Python実践レシピ」(技術評論社)
補足
本試験は実践試験なので、どちらかという上級者向けの立ち位置です。他には基礎試験もあります。また、pythonを用いたデータ分析に関する試験もあります。
実践試験はITSS(ITスキル標準)のソフトウェアディベロップメント→応用ソフトのレベル2に登録*されており、レベルだけで見ると基本情報技術者試験と同等となります。加えて、ITSSに登録されている試験なので、スキルレベルを定量的に示しやすくなります。
また、受験申込してSNS等で受験宣言をすると、なんと参考書が無料で手に入るという太っ腹なキャンペーンが実施されています。指定参考書は税込み約3000円しますので、これが無料で手に入るのはかなりデカいです。ただし、参考書が手元に届くまで時間がかかるので、その時間と勉強期間を合算したうえで受験日を設定する必要があります。ちなみに、貰うことのできる書籍は指定参考書以外にも幾つか選択できます。私はキャンペーンの存在を後から知ったので、別の書籍を指定するつもりです。
出題範囲は試験詳細のページに具体的に載っていますが、指定参考書からの出題なので、まずは参考書が手に入らないとお話になりません。出題されない章も割とありますので、受験に必要な部分だけ効率よく勉強できそうですね。ちなみに、試験範囲だけに絞った場合の公式参考書の物量はB5サイズで300ページほどになります。実践試験だけに、割と細かいところまで書かれており、ページ数もそれなりにありますが、普段pythonを触ってる人や、プログラミングに関するセンスの良い方は、知っている内容を斜め読みで軽く読み飛ばすこともできるので、それほど苦にならないかもしれません。
合格自体は7割で良いのですが、9割得点すれば「Python Super Engineer」というカッコいい称号が手に入ります。満点だと「Python Super Engineer PERFECT SCORE」ですね。名刺に書いてあるだけで、相手の印象は「なんかスゴイ人」になりますね。
これらのことから、普段pythonを使用している人は大いに受験する価値があると思います。
受験への意気込み
所属する会社から受験を求められたわけでもなければ、合格したらお金がもらえるわけでもありません。受験のモチベーションは、受験対策を通してpythonに関する体系的なスキルの習得と、客観的なpythonスキルの証明となる材料の確保です。あと、学生は受験料が半額なので、ギリギリ学生の今のうちに取っておきたいというのが大きいです。
ここで、本試験の合格率は55%*と、個人的にはかなり高いです。合格率だけで見たらITパスポートと同程度あります。そのため、ただ合格するだけでは張り合いがありません。(※個人の意見です)
そこで、受験への意気込みは、「900点以上得点し、Python Super Engineerの称号を得る」としました。単純に合格率だけで見たら55%ですが、点数分布を見ると900点を超えて「Python Super Engineer」として合格する人は全受験者の10%程と、IPAの高度試験を超える合格率に匹敵します。その一つ下の875点を含めても合格率は18%程となり、IPAの高度試験レベルを維持していますが、この場合は「Python Super Engineer」の称号は得られないので、普通の合格と同じになってしまいます。つまり、900点を超えて、「Python Super Engineer」の称号を得られるかどうかがキモだと個人的に考えており、All or Nothingの戦いです。
受験対策
スペック
- 大学院修士課程修了予定者
- 専攻は情報工学
- 合格した資格試験
- 基本情報
- 応用情報
- ネスペ
- 安全確保支援士試験
対策
タイトな勉強期間に設定した理由は、既に知っていたり自分の知識で応用が利く内容も多いため、1から学習する必要がないということと、長く時間を確保してもダラけてしまうと考えて、敢えて短くしたためです。しかし、もともと2週間弱を見積もっていたのですが、緊急のタスクがあった関係で短くなってしまいました。模擬試験のディープロとExamAppの中級までは何週かやりましたが、ExamAppの上級は1周を完走すらできませんでした。ただ、時間的制約というよりも、脳が疲れてYouTubeやゲームといった安易な娯楽への逃げが頻繁に生じ、勉強の効率が非常に悪かったです。他に、やること・考えることがあったり、誘惑に負けたり、何とかなるだろうという謎の自信が湧いてきたりと、終盤のほうは士気が大分下がってしまいました。
受験した結果
テストセンターにて、CBT形式で実施しました。PCの前に着席し、Odysseyアカウントでログインすると、まず秘密保持契約なるものに同意するか聞かれます。試験問題を口外するなという内容です。
難易度は、全体的にはそれほど難しくないのですが、際どい問題が数問混ざっているという感覚です。時間は余裕がありました。問題のレベル感を模擬試験で例えると、全体的にはディープロやExamAppの中級レベルの問題です。この二つのレベル感の問題が難なくこなせれば、まず合格は堅いです。 数問、ExamAppの上級レベルの問題が出題される感じです。実際、ExamAppの上級問題をテストセンターへ向かう道中で解いていたのですが、そのおかげで解けたであろう問題が1問ありました。
回答を終了したら、アンケートの画面に遷移しました。アンケートに回答したら結果が画面に表示されました。
875点
ある意味一番悔しい結果になってしました。合格はしたのですが、目標の900点まであと1問届きませんでした。受験終了すると、点数および分野ごとの正答率がレポートとして印刷されます。分野は指定参考書の章と対応しています。章ごとの出題数は公開されているので、どの分野を何問間違えたかはわかります。しかし、どの問題を間違えたかはわからないので、記憶を頼りに振り返るしかありません。
2択で迷って、今までの勘や記憶から断片を掛け合わせて答えを導くことが何問かありました。試験終了前に回答を変えた問題もありました。その手の問題は正解していたようです。逆に、あまり悩まず、合ってるだろうと思っていた問題が間違っていることが多かったです。記憶を頼りに間違えたであろう問題の答え合わせをしている際に、「自分の回答、本当に間違っていたのか」、「選択肢の中に2つ答えがなかったか」となる問題がありました。モヤモヤするので自分の答案を開示してほしいのですが、公平性の観点からできないでしょうね…
感想
得点が800点とかなら、「まぁ、勉強も手抜いちゃったしこんなもんか」、で気持ちよく終われるのですが、「あともう少しやっておけば900点取れたかもしれない」という、一番悔しくモヤモヤする結果になってしまいました。しかも、875点という微妙な点数を取ってしまったことで、仮に再度受験してもまた正答数1問足らずの呪縛から抜けられないのではないか、という恐怖感に憑かれることになってしまいました。
後悔先に立たずではあるのですが、ExamAppの上級問題をしっかりやっておけば、と後悔しています。上級問題ほどの難易度は頻出じゃないだろう、と高を括っていたのが裏目に出ました。確かにそれはある意味で正解なのですが、これによりツメが甘くなってしまい、落してはいけない1問を落としてしまったことは、痛恨の極みです。
これを教訓に、次回何らかの資格試験を受験する時には、手抜かりなく受験勉強し、このような後悔をしないようにしたいです。
追記: 合格体験記がこちらに掲載されました。