はじめに : 圧倒的恐縮...でもやるしかない
「技術つよつよ先輩から、プルリクのレビュー依頼が来た...」
新卒や若手エンジニアにとって、これほど緊張する瞬間はありません。
先輩のコードは完璧に見えるし、ロジックは難解。「私が指摘できることなんてあるのか?」「見当違いなことを言って時間を奪ったらどうしよう」という思考が襲ってきます。
でも、「はやくコメントしないと先輩の作業も進まない(マージできない)!」 という焦りもあります。
知識も経験も先輩には敵わない。それでも、チームの一員として 「絶対コメントしてやる」 という精神で私が実践しているレビュー戦略をまとめました。
戦略① : 若手特権「フレッシュな視点」を武器にする
コードの裏側のロジックは難しくても、表側(UIや命名)なら戦えます。
1. 「パッと見て理解できなかった文言(UI)」は指摘する
先輩はずっとその機能を作っているので、仕様に詳しすぎることがあります。逆に、何も知らない私たちが「ん?このボタンの文言、どういう意味?」と思ったら、それはユーザーにとっても分かりにくい可能性が高いです。
- 「このエラーメッセージ、初見だとどうすればいいか分からないかもしれません」
- 「ここのラベル、〇〇のほうが伝わりやすくないですか?」
- 「公式だったらこうやって書いてるみたいです」
これは「知識がない」からこそできる、貴重な貢献です。
2. 命名規則・タイポチェック
CamelCase や snake_case の統一、英単語のスペルミスなど。
「命名規則ぐらいはうちらでもわかる!」の精神でチェックします。
戦略② : 「小さいミスは私が拾う」マインド
ロジックの深淵には触れられなくても、 「こんな小さいミス、誰が見るねん」 という部分は私が拾います。
- 不要なインデントやスペース
- 消し忘れたコメントアウト
- 誤字脱字
- リンクが壊れていないか
他のレビュワーの方には本質的な設計やロジックに集中してもらうため、細かい掃除役を徹底します。これを拾うだけでも、コードの品質は確実に上がると信じて。![]()
戦略③ : テストケース通り動いているか確認する
コードが読めなくても、「仕様通りに動いているか」を確認することは新卒でもできます。
テストケースに対しての証跡はそろっているか、入念に確認します。
戦略④ : AIを最強の相棒にする
ここが一番の心の支えです。焦る気持ちを抑えて、AIを活用します。
1. ロジックの解説を求める
「このコード、何をしているのか全然わからん...」と思ったら、AIに聞きます。
プロンプト例:
「この関数のロジックを初心者にもわかるように解説して。あと、この変数は何のためにあるの?」
どれだけ深掘りしても懇切丁寧に教えてくれるので、レビューをしつつ自分の知識も増やせます。一石二鳥です。![]()
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2. AIに修正点を聞いてみる(※注意点あり)
プロンプト例:
「このコードにバグや、パフォーマンス上の懸念点はありそう?」
ただし、絶対に鵜呑みにはしません。
AIは「修正すべき」と提案してきますが、「今回はこのプロジェクトのルールだと当てはまらないな」というケースが結構あります。
「AIの意見を参考に、最終的に人間(自分)が判断する」 というプロセスが大事です。
3. 自分のコメントをレビューしてもらう
これが一番安心感に繋がります。自分が指摘したい内容が「見当外れじゃないか」をAIに壁打ちします。
プロンプト例:
「このコードに対して『〇〇だから修正してほしい』とコメントしたいんだけど、この指摘は妥当? もっと伝わりやすい言い方はある?」
これでお墨付きをもらえれば、自信を持って送信ボタンを押せます。![]()
コメントする時の作法(私流)
- 「Why」を書く : 単に「直してください」ではなく、「なぜそう思ったのか」を詳しく書く。
- ソースを載せる : 自分が参考にした公式サイトやドキュメントがあればリンクを貼る。
おわりに : これからしたいこと
今はまだ、先輩のコードを見て「すごー!」と思いながら、AIに「これどういうこと?」と解説してもらっている段階です。
次のステップとして :
- 「これはただの質問ですよ~」とわかる形(
question, askラベルなど)で、ロジックについてもコメントしてみたい。 - AIに頼りすぎず、自分なりの視点でロジックにツッコミを入れてみたい。
恐縮して何も言わないより、「未熟なりに精一杯見てます!」 という姿勢で、これからも絶対コメントしてやる精神でいきます。
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。