Infer触ってみたのでメモ

Infer

• Facebook産の静的解析ツール
  • iOSとAndroidをターゲットとしている。
  • メモリリークやNull Dereference等を検出できる。
  • 検出できる項目は infer-bug-types を参照。
• その他、詳しいことは、facebookのInferに関する投稿を参照。

Download & Install

homebrewでのインストール

コメントにいただきました通り、brew caskから削除されてしまったようです。。。opamを使うしかなさそうです。

brew cask install infer だけで終わり。
見つからなかった場合は brew cask update すれば見つかるはず。

opamでのインストール

INSTALL.mdには、パッケージ管理マネージャであるopamをインストールし、opamを用いて必要なパッケージをインストールする方法が記載されている(2015年7月1日時点)。

1. $brew install opam
2. $git clone https://github.com/facebook/infer.git
3. $opam init --comp=4.01.0
4. $eval `opam config env`
5. $opam install sawja.1.5 atdgen.1.5.0 javalib.2.3a extlib.1.5.4
6. $cd infer
7. $./update-fcp.sh && ../facebook-clang-plugin/clang/setup.sh && ./compile-fcp.sh
8. $make -C infer
9. $export PATH=`pwd`/infer/bin:$PATH

静的解析の実行

inferにxcodebuildを食わせる。
$infer -- xcodebuild -project [project].xcodeproj -configuration Debug -sdk iphoneos

inferコマンドを実行すると、infer-outディレクトリが生成される。
infer-outディレクトリ内には、実行結果や実行ログがテキストファイルで保存されている。
infer-out/bugs.txt に静的解析により検出された項目が記載される。

block構文やdelegeteメソッドでNull Dereferenceを検出してしまう静的解析ツールもあるが、Inferでは検出されなかったのが好印象。