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Microsoft Lobeを顔コレデータセット(KaoKore Dataset)を用いて画像分類してみる

Last updated at Posted at 2020-11-23

Microsoftの機械学習モデル「Lobe」、プログラミングゼロで便利でした。

無料で試せるというLobe(https://lobe.ai/)。
ホームページもわかりやすい。
(Windows、Macに対応)

こちらQiitaの記事Microsoftの機械学習モデル作成アプリケーション「Lobe」はラベル当たり5枚の画像があれば始められるにも紹介されているが、最低5枚の画像があれば学習が始められる。

今回はwindows PCを用いて顔コレデータセット(KaoKore Dataset)(後述)を用いてLobeを試してみる。

Lobeダウンロード

Lobeのホームーページの「ダウンロード」をクリック。
メールアドレスなどを記入すると現在公開されているベータ版をダウンロードすることができる。

download.PNG

ダウンロードした"Lobe.exe"を起動してダウンロードを行う(「Next」ボタンを何回か押してダウンロード)。

顔コレ

顔コレデータセット(KaoKore Dataset)とは、日本の絵巻物や絵本に登場する様々な顔貌画像「顔コレ(顔貌コレクション)を、機械学習に利用しやすい形式で提供されたデータセット。2020年9月にはv1.2が、顔貌数が8,573から8,848件に増えた。

データセットはgithubrois-codh/kaokore: Dataset for the Collection of Facial Expressions from Japanese Artworkで公開されており、以下内容が公開されている。

  • 顔貌画像(画素:256×256)の所在情報(URL)をまとめたテキストファイル
  • 専門家が付与した属性情報(メタデータ)をまとめたテキストファイル
  • 機械学習のためのラベルとデータ分割を指定するCSVファイル

百聞は一見にしかず。
とにかく眺めるだけでも面白いデータセットである。
化身にアノテーションされているのがたまりません。
kaokore.PNG

今回はこのデータセットから試しに

  • 男性タグの画像:20枚
  • 女性タグの画像:20枚
  • 鬼タグの画像:20枚

を用いることにする。
各画像をそれぞれフォルダに分ける。

さっとくLobeを起動

右上の「import」ボタンから「Dataset」を選択
label_import.PNG

dataset.PNG

フォルダを選択すると、

  • フォルダ名をラベルに利用するか(Label Using Folder Name)
  • マニュアルでラベル名を付与するかを選択(Label Manually)

が選択。今回はフォルダ名をラベルとして利用する。
label.PNG

なんだか面白い顔が並んでいてワクワクする。

images.PNG

画像をアップロードすると気が付くと学習が開始される
(20枚のうち、自動で16枚を学習、4枚を評価に分けてくれる)。
問題が簡単だったのか精度100%のようである。
(どのような深層学習のネットワークが使われているかなどは、画面上からはわからない)

image.png

play(予測)を試してみる。

左側の「play」をクリック。
学習で用いていない画像をドラッグアンドドロップしてみる。

predict.PNG
確かに「女性」と正しく判定している。

カメラを起動させて、自分の顔が「化身」と分類されるかもすぐに試せそうです(怖くてまだ試せていない)。

学習モデルをどのようにダウンロードして利用するのかわかっていませんが(ご存じの方教えてください)、
↓追記しました。(2020/11/25)
TensorFlowのモデル(TensorFlow 1.15)として利用できるため、Raspberry Piなどで試せるようです。

学習済みモデルのExportなど(追記2020/11/25)

左上のハンバーガーメニューをクリックすると「Export」ボタンが。
export.PNG
Export方法は3種類。
kinds.PNG

ちなみにこちらの記事:画像認識の機械学習を、無料で誰でも簡単に作れる「Microsoft Lobe」に記載されているが、
左上のハンバーガーメニューにある「Project settings」で2種類のモデルを選択することが出来る。
(Lobeが転移学習であることがわかる。)

setting.PNG

  • [Optimize for Accuracy](精度優先): ResNet-50 V2(デフォルト)
  • [Optimize for Speed](速度優先): MobileNet V2

今後

ホームページを見ると、物体検出やデータ分類などがcomming soonのようなので、
公開され次第、試していきたいです。

future.PNG

参考文献・記事

ありがとうございました!

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