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Think 2019 参加レポート:ブロックチェーン、IoT、BigFix

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はじめに

2月12日から15日まで参加してきた IBM のイベント、Think 2019 についてのアウトプットシリーズ、最後の4種類目です。
この記事では、下記の2つの分野および BigFix についてレポートします。

  • ブロックチェーン
  • IoT

参加したセッションからピックアップ

日時、タイトルの順に記載します。それぞれ該当分野を記載しますが、分野は私が勝手に分類したものです。

2/13 10:30 IBM Research Science Slam: Predicting 5 Innovations to Help Change Our Lives in the Next 5 Years

分野:ブロックチェーン。スライド公開あり。動画 Replay あり

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事前のアジェンダの文章を読む限りでは、どのような分野の話になるのか書いていないので、同じ時間帯にほかの興味あるセッションがあったらそちらに行っていたかも。
出席してみると、Food Trust 中心にブロックチェーンのユースケースとして考えられることが半分以上を占め、ほかにはごみの処理方法についての話と、食品の成分のセンシングの話でした。Food Trust 関係に関して言うと、食品の流通の無駄を省くとか、各地の需要と供給のマッチングを行うとか、日本の各地の仲卸とか流通業、食品メーカーでは昔から手を付けている気がします。
キッチンを若干イメージしたセットを使いながら説明する様子が、説明方法として工夫していると感じます。
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2/14 08:30 Meet a Cognitive Supply Chain: Convergence to Create Exceptional Experiences

分野:ブロックチェーン。スライド公開あり。

途中からの参加でしたが、司会は、IBM の Jonathan Wright 氏、事例紹介は日本パレットレンタル株式会社 の Kato Naomi 氏でした。

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司会のひとは、Native しか聞き取れないような、流ちょうすぎる英語で閉口しましたが、Kato さんの話は聞きやすくわかりやすいものでした。ちなみに日本からの参加者もちらほらいて、熱心にメモを取っているようでした。

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2/13 14:30 Mobile of the Future

分野:IoT。スライド非公開。デモ主体

Apple の CoreML という機械学習用ライブラリーを使い、Arduino というマイコンボードを操作するデモ。参加者は非常に熱心に聞いていた。マイコンボードと通信して何がやりたいのかわからず途中で退出したが、どのようなことをデモで見せたいのか全体の話の流れの説明があるともっと良かった。画像認識などもできるよ、という話を退出直前にしていた。
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2/13 16:30 Unlocking New Value From IoT, with AI and Advanced Analytics

分野:IoT。スライド公開あり。動画 Replay あり

IBM の Watson IoT General Manager、Kareem Yusuf 氏によるセッションです。内容について詳しくは、IBM の中の人が Think2019現地レポート で書いているので、それ以外で感じたことを2点を書きます。
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  • まるでタレント。Yusuf 氏が登場した瞬間に、ワー、という大きい歓声が巻き起こりました。まるで芸能人のコンサートみたい、と感じました。話し方もうまかったです。
  • このあと、何人か登壇してトークショーのように進行したのですが、話し手ごとの国民性と、聞き手を話しに引き込むための工夫の違いが垣間見えた気がします。特に、Visa 社の VP、Olabisi Boyle 氏の話しかた、Visa が考える IoT を活用した未来の決済のありかたを紹介する映像は秀逸でした。

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自分がプレゼンテーションするときにもぜひ Yusuf 氏と Boyle 氏の話し方は参考にしたいですね。

2/15 10:30 Optimize My IBM BigFix Deployment: Reduce infrastructure and Optimize Response Times

分野:BigFix。スライド公開あり。

Notes/Domino などと一緒に、HCL Technologies 社へ売却されることになった BigFix についてのセッションです。2018年に取り組んでいたこともあり、聴講しました。講師は HCL 社のイタリア拠点から来た Rosario Gangemi 氏と Francesco Lupini 氏でした。
BigFix の通信の基礎についてわかりやすく説明していました。イタリアなまりのブロークンな英語ですが、むしろ Native の流ちょうな発音よりもだいぶ聞き取りやすかったです。講師に同行してイタリアから来ていた HCL 社のセールス・マネージャーと名刺交換して Edition 体系 をもっとシンプルにしてほしい、と要望しました。今後は HCL 社のビジネスプランのもと、改良されていくことを期待です。

まとめ

以上4種類に分けて Think 2019 のレポートをお送りしました。 IBM を中心に各国のいろいろな人による発表やデモを見て、今どのような取り組みを考えている人がいるのか、その一端に触れられて大いに刺激になりました。今後の仕事の方針、取り組む対象を考えるうえで大いに参考にしていきたいと思います。

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