Sign in with Appleでログイン機能を実装しているアプリの動作確認を行う際、テスト用のAppleアカウントが必要になると思います。
ただ、通常の手順で普通のAppleアカウントを作成しようとすると、エイリアス機能で複製したメールアドレスが使えなかったりして、気軽にアカウントを作ることができません。(あとシンプルに入力項目も多くて手間)
App Store Connectではテスト用のAppleアカウントを作成することができ、これはSign in with Appleの動作確認にも使えるので、今回はこのテストアカウントを作成する方法を記事にします。
前提
- Apple Developerプログラムに参加していること
- 適当なGoogleアカウントを所持していること
テストアカウント作成の手順
1. App Store Connectにログイン
こちらからApp Store Connectにログインします。
ログインしたら、ユーザーとアクセス→Sandboxと選択し、以下画面を表示します。
2. テストアカウント情報を入力
Sandbox画面の➕ボタンをクリックしてテストアカウントの情報を入力するポップアップが表示されることを確認します。
この画面で、各項目を任意の値で入力してください。
メールアドレスはGooleアカウントのメールアドレスのエイリアス機能で複製されたものでも作成できるので、テスト用に作成したGoogleアカウントのメールアドレスのエイリアスを使用するのがおすすめです!
パスワードは後から確認できないので、忘れないようにきちんと控えておきましょう。
入力したら、作成ボタンをクリックします。
自動でSandbox画面に戻るので、入力したアカウント情報が表示されていれば、アカウントの作成自体は完了です。
3. iCloudの規約に同意する
アカウント作成したし完了でしょ!と思ってしまいますが、これだけではiPhoneで作成したテストアカウントにサインインすることができません。
iCloudの規約に同意する必要があるのです。(正直、流石に罠すぎると思います)
この手順自体は結構楽ちんです。
ます、iCloudのログインページから、以下画面が表示されるので、そこで先ほど作成したテストアカウントの情報でサインインします。
サインインする時に、2要素認証などの確認が入ることがありますが、適宜対応してください。
それらが終わりサインイン完了すると、以下のような同意画面が表示されるので、同意するを選択すれば、完了です。
規約に同意するかどうかは、規約を読んだ上で、各自自己責任でお願いします。
この記事では、テストアカウントでSign in with Appleを突破するための一手順として紹介しています。
4. iPhoneでテストアカウントにサインインする
Sign in with Appleでサインインするには、iPhoneがサインインするAppleアカウントにサインインしている必要があるので、まずはiPhoneでサインインします。
実機でやると元々サインインしているアカウントのサインアウトが必要で面倒なので、Simulatorで行う方法を紹介します。
Simulatorで設定アプリを開いたら、Apple Accountを選択します。

以下画面でテストアカウントのメールアドレスとパスワードを入力します。
コピペとかはできなさそうなので、頑張ってポチポチします。
入力できたらサインインを行いますが、場合によっては2要素認証が入るので適宜認証を行なってください。

サインイン処理が始まると、以下アラートが表示されますが、テストアカウントというのと、Sign in with Appleに限って言えば必要ないので、「結合しない」を選択します。(ここは人それぞれかもです)

これで、Apple Accountの画面が表示されると、Simulatorでテストアカウントでのサインインが完了になるので、Sign in with Appleが行えるようになります!
おわり
これでSign in with Appleが絡んだアプリの動作確認も怖くありません!
一度やり方がわかると結構簡単なので、バリバリテストアカウントが作れると思います!




