iRICを最新のバージョンにしましょう
iRICは不具合の修正や新機能の追加で日々バージョンアップしています。
バージョンが古いままだとご利用の環境とマニュアル等で画面が異なっていたり予期せぬバグが発生する恐れがあります。
なので特に理由があって特定のバージョンを使用している方以外は最新の状態に保つことをオススメします。
iRIC Maintainanceの起動
iRICのアップデートやインストールされていないソルバーのインストール等はiRIC Maintainanceから行います。
iRIC Maintainanceというとわからない方もいるかもしれませんが、iRICをたまに起動した時に「前回iRIC Maintainanceを起動してから○○日以上経過しています。iRIC Maintainanceを起動しますか?」と聞かれて「iRIC Maintainanceを起動」を押すと出てくるものです。
この通知が出てきたタイミングで更新を確認でもよいですが、自分の好きなタイミングでiRIC Maintainanceを起動する方法を紹介します。
exeから直接起動
iRIC MaintainanceはiRICがインストールされているフォルダ(iRIC v4の場合デフォルトでC:\Users\ユーザー名\iRIC_v4)にmaintenancetool.exeという名前で入っています。

このmaintenancetool.exeを起動することでよく見るiRIC Maintainanceの画面が現れます。

この方法が一番簡単だと思いますが、いちいちiRICのフォルダにアクセスするのが面倒なのでどこかにiRIC Maintainanceのショートカットを作っておくと便利です。
iRIC GUIからの起動
iRIC MaintainanceはiRIC GUI(iIRCの本体)からも起動することができます。
メニューバーのオプション>メンテナンスを選択すると警告が出てくるので、iRICを閉じてiRIC Maintainanceを起動を選択すると起動します。

iRICで計算を行ったりしている時にもこの方法で起動できますが、iRIC Maintainance起動時にiRICが閉じるので変更内容を保存しておきましょう。
iRIC本体・インストール済みソルバーのアップデート
手動でiRIC本体・インストール済みソルバーの更新の確認・アップデートを行いたい場合次の手順で行います。
手順
iRIC Maintainanceを起動して、コンポーネントの更新を選択した状態で次へを押します。

するとリモートのリポジトリから情報を読み込んで、インストールされているものよりも新しいものがあった場合以下のように更新できるコンポーネントの一覧が現れるので、アップデートしたいものにチェックを入れて次へを押します。
更新に必要なディスク容量が表示されるので問題なければ更新を押します。

更新ファイルのインストールが始まり、しばらくすると以下のような画面になるので完了を押して完了します。
ソルバー・Miniconda・プラグインの追加・削除
Miniconda以外のソルバー・プラグインはiRICインストール時にデフォルトでインストールされるようになっていますが、新規に追加された場合は更新のチェックには引っかからず以下の方法でインストールする必要があります。
変にいじってしまって動作がおかしくなった場合は一度削除して再度追加してみるのもよいです。
手順
iRIC Maintainanceを起動して、コンポーネントの追加または削除を選択した状態で次へを押します。
インストール可能なコンポーネントの一覧が表示されるので、インストールしたいものにチェックを入れ、削除したいものはチェックを外して次へを押します。
インストール・削除に必要なディスク容量が表示されるので、問題が無ければ更新を押します。

インストール・削除が開始され、完了すると以下の画像が表示されるので完了を押します。

再インストール目的で削除した場合、再起動を選択するとiRIC Maintainanceが再起動するので上記手順でインストールを行ってください。
うまくできない場合
リポジトリからファイルを取得できない場合、プロキシの設定が必要な場合があります。
その場合は以下の記事を参考に設定してみてください。




