はじめに
最近はスキルアップのための学習に時間を使えていますか?
若手エンジニアであれば、ある程度業務で実績を出せるようになるまでは、プライベートの時間を使って学習を継続していくと思います。
ただ、何かのきっかけでやる気がぶち上がったとしても、継続させるのが難しい。。。と思っている人は多いのではないでしょうか?
私自身もこれまで何度かやる気の浮き沈みを経験してきた中で、「比較的やる気が高い状態を維持するにはどうすればよいか?」という問いをある程度言語化できてきたので、記事に残していこうと思います。
直近で炎上したプロジェクトがやっと落ち着き、やる気が高い状態で学習に時間を使えている今だからこそ、モチベーションを安定させるための考え方をお伝えできればと!今後の自分に向けて!!!
筆者について
- 受託開発企業のエンジニア2年目
- フロントエンド(Typescript, Angular)とバックエンド(Scala, Playframework)の開発をする vimmer
- AWSの学習に専念中(4/30にCLF, 5/13にSAA取得しました!!!)
1. 自分の思考のクセを認識する
まずは、自分がよくどんなことを考えていて、どんな行動が得意なのかを認識することで、無理をしすぎることなく継続しやすくなるかと思います。そこでおすすめなのは、「ストレングスファインダー」という自己分析ツールです。
転職活動時や会社の研修で取り組んだことがある人は多いと思いますが、177個の質問に答えることで、34資質の中からトップ5の自分の資質を知ることができます。(追加で課金すればトップ5以外も見れるようになるので調べてみてください)
この結果を、学習の継続や目標達成に向けて活かすために、自己分析してみてください。
弱みを改善することに意識が強く働くのか。
強みを突き詰めていくことに意識が強く働くのか。
綿密な行動計画を立てることほうが成果に繋げやすいのか。
思い立った瞬間に動き出すほうが成果に繋げやすいのか。
自分を知って行動に繋げるためには、かなりおすすめのツールになるので、受けたことがない人は1度受けてみて、実際に活かせるように考えてみてください。
34の資質を一覧で見るのに、かねコーチのツイートがとても参考になったので、リンクを載せておきます。
2. 過去の体験を振り返る
これまでの自分の成功体験と失敗経験を振り返って、良いものを活かし、悪いものを防ぐために内省してみてください。
2-1. 成功体験から自分の勝ちパターンを活かす
自分がこれまでに、勉強だったり打ち込んでいたことに対して、どれくらいの期間そのことを継続できて、背景にはどんな人や物が関わっていたかを振り返ってみてください。
私の成功体験を例としてあげると、
- 中学2年生のときにスマホが欲しくて、今までにないくらい学習して成績を爆伸びさせた経験
- 直近のAWSの資格取得に向けて取り組んで、短期間で取得できた経験
などがあるのですが、それらに共通する内容としては、
- 横並びで一緒にがんばる相手がいたこと
- 短期的(2週間〜1.5ヶ月)かつ明確な目標が定まっていたこと
- 目標を達成した先に得られる報酬が認識できていたこと
- 正しい方向性を示してくれる塾の先生・メンターがいたこと
が挙げられます。ストレングスファインダーで強みを発揮している部分としては、私がトップ5に持っている「親密性」「目標志向」が関連しているのかな。と認識しています。
ここの成功体験の共通部分に関しては、正直人それぞれの側面が強いと思うので、一例として考えてもらえればと思います。
振り返った時に共通部分の洗い出しができたら、現状に置き換えて考えてみて、今達成したいことに向けて環境を整えることを優先して取り組んでいくと、継続しやすくなっていくかなと思います。
2-2. 失敗体験から自分の負けパターンを防ぐ
先ほどは成功体験を振り返ってみましたが、失敗体験についても振り返ることで、途中で道を踏み外す回数を減らすことに繋げられると考えています。
ここでも一例として失敗体験をあげると、
- 目標とは違う、色々なものに手を出してしまい、ひとつのことを達成するまでやりきれていなかった
- 単純な努力不足(時間、目的意識の欠如、不明確な報酬)
などがあげられます。これらの振り返った内容を意識的に避けるための行動をしていけば、目標達成からブレることは少なくなりますし、なぜかうまくいかないと停滞したときに見てみると気づきが得られるかと思います。
3. 地に足つけた泥臭い積み上げをおろそかにしない
これはストレングスファイダーでいうと、「未来志向」が強い人が陥りがちな事例だと思いますが、未来のありたい姿ばかりに目を向けて、現実から目を背けていたように振り返っておもいました。(私自身がそうだったので。。。)
何かを達成するためには、モチベーションを維持するための行動も一定必要ですが、実際に手を動かす時間を疎かにしてしまっては、時間ばかりが過ぎて結局何も得られなくなると思います。
プログラミング学習もまさに手を動かすことが最優先になると思うので、インプットばかりにならないように、アウトプットベースでの行動を意識していければと。
4. 自分の頑張りの限界値を知る
自分のキャパを知らずに、限界値の倍の稼働をし続けて体調を崩してしまっては、これまで継続してきたモチベーションをリセットせざるを得ません。
せっかくアクセルがかかっている状態なのに、そこでやる気を失ってしまっては本末転倒です。
自分が長期的に走り続けられる状態を維持するために、自分の限界値を認識して、それを遥かに越えて体にガタが来そうなときは、ブレーキを意識的に踏んでください。
私の場合だと、モチベーションが上がるキッカケに触れると「よっしゃあああああ!!!」となってぶち上がって睡眠時間を削って動き続けようとしますが、その状態の後は必ずと言っていいほど風邪をひきます。(悔しいぐらい体が弱いので。。。笑)
自分に合わない頑張り方をすっぱり「諦める勇気」も必要になるかと思います。
自身のキャパを広げるために 110, 120% くらいの頑張りはおすすめですが、耐えられない範囲にはいかないよう、自分に合った継続方法で取り組んでいきましょう。
最後に
自分を理解し、成長を実感する体験を得続けること
それが、やる気が高い状態を維持するための方法だと私は考えています。
そのために、自己理解を深めて「どのようなやり方で、何に時間を使うべきか」を明確にしておく必要があります。
私自身、「4/30にCLF・5/13にSAA」 を取得してきた中で、短期間でここまでモチベーション高く継続できているのは、AWSの学習を始める1ヶ月前の自分と比べて、自身の成長を実感できているからです。
この成長を感じられるまでのスパンが短ければ短いほど、得られるギャップが大きくなり、以前よりも前のめりで行動できるようになります。
エンジニアとして成長していけるか、自分が目指す目標に到達できるかは、すべて自分の行動次第です。
自分に合った正しいやり方で継続すれば、いずれは結果に結びつくはずです。
良いサイクルが回り出せば、毎朝起きるのが楽しみになります。
未来の自分のために、今日の自分を全力で使い果たしましょう!!!