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[Datadog] 小粒なTips集・ダッシュボード編

Last updated at Posted at 2021-12-07

Datadogでは、モニタリングプラットフォームとして、データの収集、整理、通知などが重要になりますが、その中でも分かりやすく情報を整理しておけるダッシュボードは、是非とも使いやすくしておきたいところです。そのための小粋なTipsを探していたのですが、今回は小粒なTipsということでいくつかご紹介します。

テンプレート変数

ダッシュボードを作り始めると、似たようなパターンのものが複数できてきます。複製して少し変えたものがたくさんあって、どれがどれだかわからなくなります。そのような似たような複数ダッシュボードを作らないための強力な機能が、テンプレート変数です。

ダッシュボードのグラフなどのウイジェットは、どのホストのメトリクスかといったフィルタリングやグルーピングができますが、そこに変数を使って、切り替えながら見ると、あるリージョンだけの情報やあるチームだけの情報など、絞り込みの条件を変えながら見ることができます。ダッシュボードはあくまで1つなのでメンテナンスの手間や、ユーザーのアクセスの良さも得られます。

参考ブログ(英語):https://www.datadoghq.com/ja/blog/template-variable-available-values/

上記ブログからいくつかスクリーンショットを引用します。
image.png
このように、テンプレート変数を設定すると、ダッシュボードの上部に切り替えのドロップダウンリストが表示されます。ここで見たいスコープを選ぶと、絞り込まれたデータが表示されます。
quick_creation.jpg
テンプレート変数の設定もGUIでできます。変数名を決めてタグに紐付け、デフォルト値や選択可能な値のリストを設定します。あとはそれぞれのウイジェットに変数を埋め込んでいくか、"Add All"で一括追加します。(以前はこの一括追加がなくて面倒でした、、)あとは、左端をつまんで並べ替えも可能です。

テンプレート変数はとても便利なので、ぜひ活用してダッシュボードを統合していきましょう。

Quick Graph

あるメトリクスのグラフを、ちょっと見てみたいという時のために、落書き用のダッシュボードを持っている方は多くいらっしゃると思います。Quick Graphを使えばその必要はなくなります。
image.png
DatadogのWebコンソールのどこにいる時でも、gをタイプするとQuick GraphのUIが現れます。メトリクス名やフィルタリング、計算式などを追加してグラフを見やすく整理したら、ExportCopy to Clipboardでダッシュボードにコピーできます。

Query Valueウイジェットの画像表示

Query Valueは、四角の中にメトリクスの値を表示しておくウイジェットですが(左)、時々値に応じて日本語を表示したいという要望をいただきます(右)。
image.png
これは直接的には実現できないのですが、画像を表示させる設定があり、あらかじめ日本語を含む画像を用意しておいて表示させることで、かなりそれらしいものができます。
image.png
かなり楽しいダッシュボードも作れそうですね。
image.png

ゴミ箱機能

これまで、ダッシュボードを削除するとそれっきりだったのですが、30日間は復元できるようになりました。ダッシュボードのRecently Deletedのリストから戻せます。
image.png

Macでタイトル編集時に、日本語確定で保存になってしまう問題

意外とフラストレーションが溜まりがちなのが、Macでウィジェットのタイトルなどの文字列フィールドを編集する時に、日本語確定のつもりでリターンキーを押すと、保存操作になってしまって一段前のレベルに戻ってしまうことです。英語だと便利なこの機能にイラッとされた場合は、リターンキーの代わりにControl-mで確定してみてください。おそらく期待通りの挙動になると思います。
これは、Emacs時代の知識でリターンキー=C-mということで、macOSは割とEmacsバインディングが実装されているので試したところ動いたというものです。Appleのドキュメントには見当たらず、正式なバインディングではないかもしれないので、使えなくなったらごめんなさい。

以上小粒なTips集のダッシュボード編でした。Happy Datadogging!

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