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SchooDay 10

色に恋をした話

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2016年 Schoo Advent Calendar 10日目の記事です!

簡単に自己紹介しますとSchooではデザイナーとして、本職は美術家として活動している。( http://so-takeshita.tumblr.com/ ) そんな私が色に恋をした話をしたいと思う。


祈り

アートの起源は祈り、死者に花を添えたことが始まりと言う説がある。ふと疑問に思う。彼はもしくは彼女は何故死者に花を添えたのだろう?花にどんな祈りを託したのだろう。そのヒントは色にあるのではないだろうか。


色彩の深さに恋をして

東京の冬、南国生まれの私にとっては、今、凍ってしまうのではいかと錯覚するほどに寒い。

まずは下の画像をじっくりと見てみよう。

体が少し温かく感じるはずだ。

暖色系のオレンジを見ると体感温度が3度上がると言われている。色を見ると意識せずとも視神経が反応し脳へと刺激を届け、身体へと信号を送る。マッチ売りの少女も、最後につけたマッチの火の色に反応し、脳は誤作動し温もりという嘘を体に与えたのだろう。

私が初めて色の魅力にとりつかれ、恋をしたのはDIC川村記念美術館で画家マーク・ロスコの作品群である<シーグラム壁画>を見た時だ。ぜひ一度現物に触れて体感して欲しいのだが、それはともかく、ほぼ一色に塗られたこの絵画は壁画というほどに巨大だ。このただ沈黙しているはずの絵画の前に立つと、それは脳が強制的に座禅を組まされ、自らの記憶という記憶を呼び起こし自然と思考している。この、少ない色に限られたはずの絵画は、人それぞれに根ざした記憶を、そして、感覚をまるで色鮮やかに呼び起こす。色というのは脳に根を張た記憶に刺激を与える装置としての役割を持っているのだ。


色と言葉の意味

さて、死者に添えた花に何を感じ取ったのだろうか。

それぞれの色に与える印象の言葉がある。例えば赤なら情熱、活気、元気というようにだ。最近手掛けたデザインの仕事に、コーポレートカラーに関するものがある。弊社のサービスであるSchooの変化に合わせ先を読み何度も検討し、サービス5年の歴史の中で先人から受け継がれ、今、この問いは私に託されたのだ。今回の変更は、CI/VI一身に合わせたカラーパレットに変更することが目論見だ。先に断っておくと少し乱暴な分け方をしているのだが、図では1年事に分けて当時のカラーパレットと、色の意味を書いている。各色の意味は以下のサイトより参照している。

http://www.live-commerce.com/ecommerce-blog/basic-color-rule/#.WEq2_aKLTox



まずは、図の一番上のカラーパレット、文の文字の入った旧ロゴを使用していた時の話だ。このころのコーポレートカラーはマルチカラーを採用している。楽しく学ぶことに重きを置き、情熱、活発、希望といったオレンジをベースカラーに、そして多様な学び場であることのメタファーとしてマルチカラーをキーカラーに使用していた。しかし、時代より簡素にフラットデザインの方向へと向かい、また、サービスの方向性もより研磨され、マルチカラーが仇となってきたのだ。

 では次だ。図の真ん中のカラーパレットのように、誠実さ知性そして、今までのように軽快に学習できるサービスへとブルーをキーカラーに、ブルーの意味を補う形でイエローが採用された。色を絞ることは、見た目だけではなく、色の持つ言葉の意味もシンプル、結果としてメッセージの強いものとなる。

 そして、2016年の10月に、よりCIにあったロゴを言うことで、日本デザインセンター大黒デザイン研究室の元、ロゴが完成した。この人類の未来が託されたロゴに、添ったカラーパレットが必要になった。変化の印象を持ってもらうためにも、ブラックの持つ豪華、洗練を選択することには迷いはなかった。しかし、ブラックに添えるアクセントカラーをどうしてくれようか。ブルーを添えてるとブラックの弱点である、不安と、ブルーの弱点である冷たさとで、学ぶことへの不安を誘発してしまう恐れが出てくる。しかし、この先代から受け継いだブルーにはトリックがあったのた。実は少しグリーンに寄せたブルーになっている。青緑だと、カジュアルと言う言葉の意味あり、それはフランクに学べる従来のサービスの持つ強みを受け継ぐ形になっていたのだ。

 振り返っただけで、何も仕事していないのでは、と思われるので自分で自分をフォローしておくと、ここには載せてない、サービスで使用されるイエローを以前のオレンジに寄ったものから、ブラックの不安感を払拭しフレッシュさを演出する、グリーンに寄せたイエローに変更したり。注意喚起を意味するレッドをブラックに合わせたものに変更している。

少し、話が逸れてしまったが、色一つ一つに多様な意味があり、また僅かな変化や組み合わせで、メッセージが変わるのだ。


あの日見た花の色は

話を戻そう。添えた人物は花の色に何かしらのメッセージを感じ、死者に伝えようとしたはずだ。

さて死者に添えた花は一体どんな色だったのだろう?謎は深まる一方である。


謎の先にあるもの

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