Microsoft TechSummit 2018
- 日付… 2018/11/5~7
- 場所… ザ・プリンス パークタワー東京
- https://www.microsoft.com/ja-jp/events/techsummit/2018/
全体の感想
- その取り組みが顧客にとって価値があるのかという目線を忘れないことが大事
- コンテナ、FaaS、DevOps、マイクロサービスなどの技術・手法は、サービスの価値を顧客に早く届けるための仕組みとして考え、要素にとらわれないようにしたい
気になったテクノロジ等に対する覚え書き
-
Durable Function
- Azure Functionの拡張機能。FaaSのピタゴラスイッチ問題に対する解決策になる
- バッチ処理には積極的に活用したい
- Getting Startedがセッション中に公開された(そのうち公式ドキュメントになるらしい)
- Durable Functions Getting Started - Node.js
https://qiita.com/TsuyoshiUshio@github/items/7c1071b1160aac14d28c - Durable Functions Getting Started - C#
https://qiita.com/TsuyoshiUshio@github/items/2372f3f9ed8e1f9c81ee
- Durable Functions Getting Started - Node.js
-
AKS + ACIによるバースト処理対応
- AKS(Azure Kubernetes Service)で構築されているクラスタでは対応できないようなバーストの発生に対して、一時的にACI(Azure Container Instance)をワーカーノードとして利用し、そちらで処理を行わせるもの。
- イメージとしてはAWSのEKS+Fargateに近い感じ
- ACIは利用時間xメモリに対する課金なので、バーストした分だけの料金ですむためコストメリットが高い
- この仕組みはvirtual-kubeletとしてAzureに依存しない形で仕様化されている
- AKS(Azure Kubernetes Service)で構築されているクラスタでは対応できないようなバーストの発生に対して、一時的にACI(Azure Container Instance)をワーカーノードとして利用し、そちらで処理を行わせるもの。
-
BERT
- Googleが出した自然言語処理に対する学習手法
- 対象言語に依存しない
- 今までのディープラーニングは、画像認識の方向にはかなりの強さがあったが、自然言語処理になるといまいちな部分があったが、それに対するブレイクスルーになる可能性。
-
CosmosDBのパフォーマンスTips
- パーティションキーの設計が最大のキーポイント
- パーティションキー毎にひとつの論理パーティションが割り当てられ、ひとつの論理パーティションは必ずひとつの物理パーティションに割り当てられる。(物理パーティション上には複数の論理パーティションが割り当てられる可能性あり)
- RUは物理パーティション毎に確保される。RUを増やすと物理パーティションが増える可能性あり
- RUを一気に大きくする(100,000RU→1,000,000RU)と、物理パーティションが増える(=データのコピーが発生する)ため、時間がかかる場合がある
- 物理パーティションは最大10GB
-
Azure DevOps
- CI/CDや自動テストを行ってくれるツール
- いろいろな言語+フレームワークの組み合わせで、ビルド・リリースタスク等のテンプレートが用意されており、簡単に扱える。
- Jenkinsさんと戦うぐらいなら、こっちにしたほうが効率が良さそう
- CI/CDや自動テストを行ってくれるツール
-
Visual Studio App Center
- モバイルアプリ(iOS/Android/UWP他)に対するCI/CDツールやプッシュ通知、ログ収集、監視等のMBaaS機能を統合したもの
- テスターの端末にβ版アプリを配信とか実機テストをクラウド上で実行とか、クラッシュログの収集とか、自力でやろうとすると大変なものが簡単に実現できる。
- ソースコードへの影響は数行のコード追加のみ
- モバイルアプリ(iOS/Android/UWP他)に対するCI/CDツールやプッシュ通知、ログ収集、監視等のMBaaS機能を統合したもの