概要
Antigravity IDE で Pencil 拡張を使っていると、.pen(Pencilデザインファイル) を開いた直後は正常に表示されるものの、数分以内に画面全体がグレー一色になり、操作できなくなる現象に遭遇しました。
最終的には、Antigravity Auto Accept(自動承認拡張) をアンインストールすることで解消しました。
発生した現象
環境は以下です。
Antigravity IDE(AI統合IDE)highagency.pencildev(Pencil拡張)-
Antigravity Auto Accept(自動承認拡張)
発生していた症状は以下です。 -
.pen(Pencilデザインファイル)を開く - 起動直後は正常に表示される
- 5分以内に画面全体がグレー一色になる
- Pencil の操作が一切できなくなる
- IDE 全体ではなく、Pencil の表示部分だけが壊れる
一時的には以下のようなエラーも出ました。
Error: Built assets not found. Please build the editor first.
ただし、このエラーは別途 editor-bundle(Pencilエディタbundle) の不整合によるもので、最終的なグレー画面の直接原因とは別でした。
試したこと
最初に以下を試しました。
- globalStorage(拡張グローバル保存領域) の Pencil データ削除
- editor-bundle(Pencilエディタbundle) の再取得
- Pencil 拡張のバージョンロールバック
- extensions.autoUpdate(拡張自動更新) の停止
- current-version.json(現在のエディタbundleバージョン情報) の確認
これにより Built assets not found(ビルド済みエディタ資産なし) は解消しました。
しかし、数分後にグレー画面になる現象は残りました。
原因
ログを確認したところ、同じタイミングで Antigravity Auto Accept(自動承認拡張) が CDP(Chrome DevTools Protocol) 経由で IDE 内のページに接続していました。
Antigravity Auto Accept(自動承認拡張) は、承認ダイアログなどを自動操作するために DevTools 経由で画面を監視・操作します。
Pencil は webview(IDE内ブラウザ表示領域) を使って描画されるため、この CDP 経由の干渉で Pencil の webview が壊れていた可能性が高いです。
解決方法
Antigravity Auto Accept(自動承認拡張) をアンインストールします。
Antigravity IDE の拡張一覧から削除してもよいですし、CLI が使える場合は以下のように削除できます。
antigravity-ide --uninstall-extension pesosz.antigravity-auto-accept --force
削除後、Antigravity IDE を再起動します。
自分の環境では、これで Pencil が数分後にグレー画面になる現象は解消しました。
最終的に戻した状態
最終的には Pencil 側は通常状態に戻しました。
- highagency.pencildev(Pencil拡張): 最新版
- editor-bundle(Pencilエディタbundle): 通常の自動取得
- extensions.autoUpdate(拡張自動更新): 通常どおり
- Antigravity Auto Accept(自動承認拡張): 削除
つまり、Pencil を古いバージョンに固定する必要はありませんでした。
まとめ
Antigravity IDE で Pencil がしばらくするとグレー画面になる場合、Pencil 本体や editor-bundle(Pencilエディタbundle) の問題だけでなく、CDP 経由で画面操作する拡張との干渉を疑うべきです。
特に Antigravity Auto Accept(自動承認拡張) を入れている場合は、まずアンインストールして再現確認するのがよさそうです。
教訓
Pencil のような webview(IDE内ブラウザ表示領域) ベースの拡張は、DevTools / CDP 系の自動操作拡張と相性問題を起こすことがあります。
同じような症状が出た場合は、以下の順で確認するとよいです。
- Antigravity Auto Accept(自動承認拡張) などの自動操作系拡張を無効化または削除する
- IDE を再起動する
- Pencil を開いて数分以上放置する
- 安定すれば、自動操作系拡張の干渉が原因と判断する