仰々しいタイトルですね。でも割とマジでそう思っていますよ。
はじめに
対象読者
今月からシステムエンジニア・プログラマーになった新社会人の人々。
もしくは、またその感覚を呼び起こしたいと思う人々。
もし仮に「これから待ってる仕事が単なる作業に感じてしまいそう」という人がいたら、エンジニアという仕事の本当の面白さを伝えたいのでぜひ読んでください。
まずは思い起こしてみてください
新人の方は、これから起こる業務に対して。
ベテランの方は、自身の日々の業務に対して。
ただのタスク消化だと感じていませんか?
エンジニアの本質は『創作』であり、私たちはコード一本で世界に干渉できる存在です。・・・と言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、実はめちゃくちゃ身近な話なんです。
そんなワクワクを再定義したい、というのがこの記事の目的です
エンジニアの醍醐味
バラバラに見える趣味が、実は一つに繋がっている理由
「これ、世の中にないな」
そう思った瞬間、僕の創作活動は始まる気がしています。
僕は職業:システムエンジニアとして、日々ソフトウェア・プロダクトを作っています。
趣味ではアクセサリーを作ったり、作曲をしたり、絵を描いたりもします。趣味でプログラミングもしてます。
バラバラに見えるこれらの活動ですが、僕の中ではすべて一つの言葉に集約されていると思っています。
それは 「創作」 という、他で味わうことの出来ない激熱なコンテンツです。
「ないなら作る」という特権
「なければ自分で作ればいいのよ!」
これはかの有名な小説、『涼宮ハルヒの憂鬱』に出てくる涼宮ハルヒによるセリフです。僕はこのセリフにかなり人生を変えられた(狂わされた)と思っています。
創作という活動には、二つの面白さがあると思っています。
一つ目は、「モノが完成する面白さ」 です。
「こういうのが欲しいけれど、どこにも売っていない」
それなら自分で作ってしまおう、という駆動開発。
名付けて、 Self-Satisfaction-Driven Development (日本語で言うなら俺得駆動開発かな?) です。略してSSDD。なんか記憶媒体みたいな名前ですね。
まあ実際名前はどうでもいいんです。
自分が一番のユーザーとして課題を解決する究極のユーザーファーストだ ということに気づいてほしいということです。
これは苦労しながらもそれが形になったとき、その恩恵を自分が世界で最初の一人として受けられることができます。世の中になかったものを自分の手で生み出したという充足感と、同時にペインを解消できた!という実感は、何物にも代えがたい開発者の喜びだと思っています。
この 「自分が欲しいものを妥協なく作る」という視点は、実は業務でユーザーの痛みを理解する力にそのまま直結します。
例えば、既存のツールではなかなか手が届かなかった「あともう少しこうしたい」という痒いところ。それを自分のコードで解決したとき、あなたは世界で唯一の『理想の環境』を手に入れたことになります。
私の場合
私は、自分の気に入るMarkdownエディターが世に無いことがきっかけで、思い切って作ったことがありました。一番恩恵を受けたのは自分ですが、他にもこのアプリを使ってくれる人が自分の周りに少しずつ増えてきました。
GitHubのスター数が50(まだ全然ですが)を超えはじめて、世の中に自分の作ったものを必要としてくれる人がいることに感動を覚えました。
その話は以下の記事でも詳細を紹介しています。
・・・そしてなにより、開発にはもう一つ、大きな楽しみがあると思っています。
壁にぶつかる時間は、実は『自分を拡張する』報酬タイム
僕は、モノづくりには過程そのものを楽しむ要素もある と思っています。
そしてその理由は、自分の中にある好奇心を育てることが出来るからだと思っています。
例えば、それこそプログラミング。
実装の途中で壁にぶつかり、必死に調べ物をする。その過程で、今まで知らなかった技術や、誰かが作った素晴らしいライブラリに出会うことがあります。マジでめっちゃあります。
これは一種の「インプットの限界」を広げていく行為です。
自分の知らないことがある=自分の外側にまだまだ知見がある というのはそりゃそうやろ、という話ではありますが、それはつまり自分がその外側の世界へ耳を傾け、新しい知識を吸収すると、自分のノウハウが更新されていくということですよね。
(なに当たり前のこと言ってるんだ?という話ではある)
でもこれは別の言い方をすると、創作の過程は、常に新しい世界への好奇心を刺激し続けてくれる要素があると言えるんじゃないかなと思います。自分の知識と経験が蓄積され、昨日までできなかったことができるようになる。その「自己拡張」の感覚こそが、創作の醍醐味なのではないかと。合法的にハイになれますね。
つまり、モノづくりのプロセスは、私たちを常に「最新の自分」へアップデートし続けてくれるという非常に良い側面があるのです
システムエンジニアという職業の美しさ・面白さ
僕は、システムエンジニアは心から素晴らしい職業だと思っています。
確かに、ソフトウェアは一次産業ではありません。明日ソフトウェアの会社の業務が一つ止まっても、誰かの命がすぐに失われるわけではないかもしれない。きっと代替手段だってあるでしょう。
でもシステムエンジニアがやっぱり素晴らしいと思うのは、 『無から有を生み出し、他者の時間を豊かにできるから』 です。私たちの書くコードが、誰かの業務を1時間短縮したり、誰かの退屈な時間を娯楽に変えたりする。それは間接的に、人の人生を書き換えていることに他なりません。これって、ものすごく誇らしいことだと思いませんか?(少なくとも自分は思う)
自分の作ったものが誰かに使われ、役に立つ。
仰々しくあえていいますが、その時僕たちは「自分がこの世に必要とされている」という確かな感覚や、あるいは自分のアイデンティティのようなものに触れたような気になります。(少なくとも自分は思う)
新しい世界を、自分の手で
エンジニアについて触れましたが、正直その手段は何だっていいと思います。
ブログを書くこと、絵を描くこと、アクセサリーを作ること、そしてプログラムを書くこと。何かを生み出すという行為はやっぱりめちゃくちゃ楽しいし、価値があるし、達成感も生まれる。
今の時代はAIという強力な相棒も現れ、「作る」ハードルはとても下がりました。しかし、『何を創るか』を決める熱意だけは、人間にしか持てない聖域です。 生みの苦しみはもちろんあります。アイデアが自分で湧いてこないときの焦燥感を僕は死ぬほど経験しました。でも、苦しみながらも自分の意志で形にするからこそ、完成した時の達成感は自分のものになります。
もし、あなたが日々の仕事の中で「自分はただの作業員だ」と感じてしまっているなら、思い出してください。僕たちは、自分の熱意で世界を1ミリぐらいは書き換えることができるクリエイターなのだということを。
例えば、
- 毎日30分かかっていた手作業をスクリプトで自動化したとき
- 誰かが困っていることを自分のアイデアで解決できた時
- 自分で考えたロジックがうまく組めてプログラムが動いた時
- プロジェクトに自分がいて少しでも貢献できた時
こういう時みなさんは、世界を1ミリぐらいは書き換えてるんです。
さいごに
もう一度いいます。
何かを生み出すことは、ものづくりは、めちゃくちゃ楽しい。
僕たちは作業員ではなく、1ミリずつ世界を良くしていくクリエイターです。今日書くそのコード一行が、世界のどこかを書き換える。
そう信じて、まずは自分のために、そして誰かのために、日々取り組んでもらえたら素晴らしい人生になると、心から思います
まずは明日から始まる日々の研修やその他のいろんなことを「ただの作業」ではなく「世界を1ミリ変える創作」として眺めてみてください。
きっと新しい世界が始まると思いますよ
(あなたの「1ミリの書き換え」のエピソードが出来たら、ぜひコメントで教えてください)
