●Sambaの設定ファイル「/etc/samba/smb.conf」には3つの特別なセクションである[global]、[homes]、[printers]セクションと、個々の共有の設定を行う任意の名前のセクションがあります。
●[global]セクションで使用されるパスワードに関わる主な設定項目
・username map=ファイル名 ユーザ名のマッピング情報を格納したファイルを指定
・guest account=ゲストユーザ名 ゲスト承認を許可する場合、ゲストユーザのユーザ名を指定
・map to guest=Never|Bad User|Bad Password Sambaユーザとして承認できなかった場合の対応を指定。
Never→ゲスト承認を許可しない。
Bad User→存在しないユーザの場合はゲスト承認とする。存在するユーザでパスワードミスの場合はゲスト承認を許可しない
Bad Password→パスワードミスの場合もゲスト承認とする
・encrypt passwords=yes|no 暗号化されたパスワードを使用するかどうかを指定
・unix password sync=yes|no LinuxとSambaのパスワードを同期させるかどうかを指定
・password program=プログラム名 Samba側でパスワードを変更した際に実行させるパスワード変更用のプログラムを指定
・password chat=文字列 パスワード変更用のプログラム(passwd program)向けの対話スクリプトを指定
・null passwords=yes|no 空のパスワードを許可するかどうかを指定