はじめに
2025年10月9日に、Amazon Quick Suite の一般提供開始が発表されました。
従来の BI 機能 (Quick Sight) に加えて、以下の機能が追加されています。
- Quick Flows
- Quick Research
- Quick Automate
- Quick Index
今回はこれらの新機能から、AIによって日常的なワークフローを自動化できる Quick Flows 機能と、ディープリサーチを駆使して、トピックを深く検索することが可能な Quick Research 機能を試したいと思います。
Amazon Quick Suite 開始方法
「Amazon Quick Suite にサインアップ」をクリックします。
アカウント情報に以下を入力します。
- アカウント名
- アカウント認証用メールアドレス
また、新機能を試したい場合、デフォルトリージョンの選択で以下を選択する必要があります。(2025-10-27 時点)
- US East (N. Virginia)
- US West (Oregon)
- Europe (Dublin)
- Asia Pacific (Sydney)
新機能は、US East (N. Virginia)、US West (Oregon)、Europe (Dublin)、Asia Pacific (Sydney) でご利用いただけます。
認証方法、暗号化についてはデフォルトのものを選択します。
最後に「アカウントを作成」をクリックしてください。
アカウントが正常に作成されましたと表示されました。
「Amazon Quick Suiteに移動」をクリックすることで利用開始できます。
Quick Flows の作成
左側のタブから「フロー」を選択することで、日常的なワークフローをAIに実行させることができます。
現時点では、Space 機能や Research 機能を連携することはできなさそうでしたが、Web検索 / 直接モデル応答 / 画像生成 / UIアクション / 分岐(If/Else) / ループ / 外部連携 / ユーザー入力などはワークフロー内に取り込むことができます。
画面中央右側にある「フローを作成」をクリックすることでフローを作成できます。
フローを作成するための、プロンプトウィンドウが開きます。
プロンプトウィンドウに
「AWS 内の AI 関連最新アップデート情報を参照できるようにしたいです。」
と入力し、右下の「生成」をクリックします。
AWS AI 最新アップデート情報検索というフローが作成されました。
右上の「▷実行モード」をクリックします。
実行画面が展開されるので、「AI サービス名またはキーワードを入力」ステップに検索したいサービス名を入力します。
今回は例にもある「Amazon Bedrock」と入力し、ステップ右下の「開始」をクリックします。
右側のQuick chat(AI チャットウィンドウ)でも同時並行で進んでいきます。
1分ほどで分析レポート等が作成されました。
右側の Quick chat(AI チャットウィンドウ)からは結果のダウンロードもできるようです。
ダウンロードした内容を Space 機能に取り込んで独自の RAG を作成するのに利用できそうです。
フローの作成から実行完了まで5分と非常にスピーディーでした!
Quick Research の実行
左側のタブから「研究」を選択することで、あるトピックに関してディープリサーチを実行することができます。
現状のUIでは利用モデルの明示的な選択UIは見当たりません。
画面中央右側にある「新しい研究」をクリックすることで研究を開始できます。
まずはじめに、研究目標を策定します。
今回は以下のような研究目標を入力しました。
AIを組み込んだIDE(バイブコーディングツール)を使用する際に設定すべきガードレール、ルールの策定案を国際的な視点で細かく分析したい。
Well-Architected Generative AI Lensに含まれている6つの観点ごとに洗い出したい。
今回は特に韓国でのリリースを想定しているため、日本と韓国の相違点なども含めて洗い出したい。
バイブコーディングツールを国際的に利用できるためのルール策定、そしてそれらで作成した成果物が両国で使用できることを最終的な目標としたい。
あわせて、各国でのAIコーディングツール普及状況なども洗い出してほしい。
目標
・Well-Architected Generative AI Lensがなにか概要レベルでおさえられる
・各観点ごとに何を見るかが明確となる
・日本と韓国の相違点についてキャッチアップできる
・特にAmazon Q Developerを使用する際の注意点がわかる
・最終的に設定すべきルールが明確である
・法務の観点からも担保でき、出展元が明らかとなっている
・出力は日本語で確認できるようにする
言語の指定がないと、基本的に研究結果は英語で出力されてしまいます。
研究目標の入力が終わったら右下の「計画を作成」をクリックします。
研究目標をもとに、探求すべきトピックが作成されました。
この内容で問題なければ、画面右上の「研究を始める」をクリックします。
内容に不足があれば、画面右側から計画を改訂することも可能です。
以下のような料金体系で追加料金が必要となりますのでご注意ください。
| Features | Professional $20/user/month | Enterprise $40/user/month |
|---|---|---|
| Run research reports with Quick Research | 2 research agent hours ($12 value) | 4 research agent hours ($24 value) |
研究が完了するまで、約30 ~ 60分かかるので少し待ちます。
研究が開始されました。完了するまでに約 30 ~ 60 分かかります。このページを離れてください。準備が整うと、通知が届きます。
研究が完了すると、上記のようなメールが Quick Suite アカウント作成時に入力したメールアドレス宛で届きます。
「研究を表示」をクリックすると内容が確認できます。
今回入力した研究目標にあわせて、レポートが作成されました。
文量としては、25000文字でした。
文字だけでなく、表が作成されていたり、
ソースもリンク付きで添付されていました。
また、右上の「共有」をクリックすることで、PDF もしくは Word 形式でダウンロード
することも可能です。
右上の「要約」をクリックすることで、このレポートの要約も作成できそうでした。
コメントを追加することで、再度研究させることも可能です!
まとめ
- Quick Suite により、単一のGUIで《分析→自動化→調査→ナレッジ》を横断し、業務を加速できます
- Quick Flows は AI が数分でフローの叩きを生成。Web検索・条件分岐・外部連携を組み合わせ、実行/進行確認/結果ダウンロードまで完結できます
- Quick Research は 目標→計画→実行を30–60分程度で引用・表付きレポートを自動生成し、PDF/Word出力対応しています
全体として AI が自動判断してくれるため、実行までに必要なステップが少ないのが良かったです!
皆様も Quick Suite を活用してみてください。
参考文献