7
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Power Query ヘルパークエリ詳説 (1) 各パーツの役割

Last updated at Posted at 2022-12-28

ヘルパークエリとは

 ExcelやPower BIのPower Queryで、フォルダーを指定してデータを取得しようとすると、いきなりたくさんのクエリが勝手に作成されて「うざ!」とか思ってる人がいると思います。

 ヘルパークエリがなぜこのような多数のクエリが必要なのか、どのような役割なのかを解説します。

ヘルパークエリの役割

 ヘルパークエリは、複数のデータソースの処理を1つの定義を使って行います。その定義が書かれているのは、①「ファイルの変換」という関数です。その関数にデータソース名を次々と渡して変換を行い、最期に1つのファイルに纏める作業を行っているのが②「新しいフォルダー」というクエリでです。

それでは、残りは何をやっているかというと、関数「ファイルの変換」を作成するために必要なパーツとなっています。

 ④「サンプルファイル」は、データソースの中から1つをサンプルとして取り出したものです。③「パラメータ1」は、このサンプルのデータソース名です。⑤「サンプルファイルの変換」では、それを使って変換処理を行っています。

 そして、ここが一番キモとなるところですが、⑤「サンプルファイルの変換」を 関数に変換 したものが①「ファイルの変換」関数です。クエリを右クリックする時に表示される「関数の作成」の動作と同じです。

 親切にも、⑤「サンプルファイルの変換」を編集すると、自動的に①「ファイルの変換」に変更内容が反映されます。

ところが、①「ファイルの変換」を詳細エディタで編集しようとすると、以下のような警告が表示されます。

 この警告を無視して編集すると、⑤「サンプルファイルの変換」と①「ファイルの変換」の同期が切れ、⑤「サンプルファイルの変換」を修正しても①「ファイルの変換」に反映されなくなります。Power Queryについてあまり知らないうちは、直接編集しないほうがよいでしょう。

7
11
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
11

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?