Activity TrackerというIBM Cloudのサービスを使うと、CP4DaaSのWatson Studioでプロジェクト作成のログが記録されます。
その構成方法については以下の@makaishi2さんの記事で紹介されています。
IBM Cloud Activity Tracker with LogDNAで、Watson Studioの監査をしよう - Qiita
この記事ではプロジェクトが作成されたことをメール通知します。野良プロジェクトが作成されたような場合に検知することができます。
- 環境
- CP4DaaS
- Activity Tracker
1. アラートの作成
メールの通知先を設定します。これを「アラート」といいます。
Activity Trackerの「Setting」メニューから「Alerts」を選び、「Add Preset」をクリックします。
任意の名前をつけて、通知チャンネルを選びます。ここでは「Email」を選びます。
ここでプロジェクト作成ログが1行発生した30秒後に通知をする設定にしています。「Recipients」に送り先を選び、「Timezone」は「(GMT+9:00) Japan」を選び、「Save Alert」で保存します。
参考:アラートの処理 | IBM Cloud 資料
2.ビューの作成
Activity TrackerにはIBM Cloudサービスのそのリージョンのあらゆるログが記録されます。この中から、Watson Studioのプロジェクト作成のログだけを絞り込むビューを作ります。
まずAtctivityTrackerの「Everything」のビューを開きます。そして「Source」のフィルターをクリックし、「data-analytics-platform」を選択し「Apply」します。
そして条件入力欄に「"Watson Studio: create project"」入力し、エンターをします。
次にactionの「data-science-experience.project.create」をクリックし「+」をクリックします。
すると条件入力欄に「action:data-science-experience.project.create」が入ります。これでより確実にWatson Studioのプロジェクト作成のログだけを絞り込むビューができました。
「Unsaved View」をクリックし、「Save as new view」を選びます。
「Name」に任意の名前を付け、「Alert」に#1で作成したアラートを選び、「Save View」で閉じます。
これでメール通知の設定ができました。
参照:UI でのアラートの作成 | IBM Cloud 資料
3.通知の確認
Watson Studioで新規にプロジェクトを作成します。ここでは「ATTest」という名前のプロジェクトを作りました。
少し待つと次のようなEmailが送られてきます。
「Watson Studio: create project ATTest」ということでDec 21 16:27:54 に「ATTest」というプロジェクトが作成されたことがメールで通知されました。
Activity Trackerにもどり、日時条件に日時をコピペしてEnterを押します。
当該ログが見つかりますので▼ボタンで開きます。
するとプロジェクトをいつ誰がどういう名前のプロジェクトを作成したかがわかります。
参考:CP4DaaSのWatson Studioのプロジェクトでのファイルダウンロード、アップロードのログ - Qiita