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Codex Day 2は4リリース+フルリセットだった:Auto-review、API Tier、Meetings、Decisions APIを総まとめ

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Last updated at Posted at 2026-10-07

Codexの28日間アップデートをこれからも毎日追って発信します。続きが気になる方はフォローしてください。

OpenAIの「28日間、毎日改善かフルリセット」企画のDay 2は、最初に出たAuto-review無料化だけではありませんでした。

最終的にDay 2では、次の4つが公開されています。

  1. Auto-review無料化
  2. OpenAI APIの利用Tier簡略化
  3. Meetingsプラグイン
  4. Decisions APIのPublic Beta

さらに、その後の投票結果を受けてフルリセットまで実施されました。

つまりDay 2は、当初の「改善かリセット」のどちらかではなく、結果的に

4つの改善
+
フルリセット

というかなり豪華な日になっています。

この記事では、Day 2で何が変わったのかを1つずつ整理します。

この記事は2026年10月7日現在のOpenAI公式Help Center、OpenAI API Changelog、Developer Community、公開されたTibo氏の投稿をもとに更新しています。

まずDay 2全体を一覧で見る

番号 内容 主な対象
Day 2.1 Auto-review無料化 Codex / ChatGPTユーザー
Day 2.2 API利用Tierを5段階から3段階へ簡略化 OpenAI API開発者
Day 2.3 Meetingsプラグイン公開 ChatGPT Pro / Business
Day 2.4 Decisions API Public Beta OpenAI API開発者
追加 フルリセット実施 Codex / ChatGPT Work利用者

Tibo氏自身もDay 2のまとめとして、

2.1 Auto-review
2.2 Simplified API
2.3 Meeting notes
2.4 Decisions API

の4項目を挙げています。

その後、コミュニティ投票の結果を受けて、リセットも実行されました。


Day 2.1:Auto-reviewが無料化

最初に発表されたのがAuto-reviewです。

OpenAI Help Centerによると、ChatGPTアカウントでサインインしている場合、Auto-reviewの安全チェックは無料で、プランの利用量にカウントされません。

Auto-reviewとは

Codexは、コード修正だけでなく、

  • ターミナルコマンドの実行
  • ファイル編集
  • ネットワークアクセス
  • MCPやアプリの操作
  • Computer Use

などを実行できます。

ただし、危険な操作まで自由に実行できるわけではありません。

通常は**sandbox(サンドボックス)**という制限された環境の中で動きます。

サンドボックスとは、簡単に言えば、

AIがアクセスしてよいファイル、ネットワーク、コマンドなどを制限する安全柵

です。

これまではCodexがサンドボックスの境界を越えようとすると、人間に承認を求める場面がありました。

Codex
  ↓
強い権限が必要
  ↓
人間に確認
  ↓
承認 / 拒否

Auto-reviewを使うと、この確認の一部を別のレビュー用エージェントが代わりに判断します。

Codex
  ↓
強い権限が必要
  ↓
Auto-review用エージェント
  ↓
承認 / 拒否
  ↓
必要なら人間へ

つまり、Codex自身が勝手に権限を増やす機能ではありません。

権限の境界は残したまま、「誰が承認するか」を人間からレビューエージェントへ置き換える仕組みです。

何を止めるのか

Auto-reviewは、主に次のような操作を確認します。

  • 許可範囲外のファイル編集
  • 制限されたネットワークアクセス
  • 強いShell権限の要求
  • 承認が必要なMCP / アプリ操作
  • Computer Useで新しいサイトへアクセスする操作
  • 元の依頼内容から大きく逸脱した操作
  • 高リスクな操作

特に重要なのは、単に「危険かどうか」だけでなく、ユーザーが最初に頼んだ内容と一致しているかも見ることです。

たとえば、

ユーザー:
「テストが落ちる原因だけ直して」

Codex:
「ついでに本番環境の設定も変更しよう」

のような余計な操作を止める役割もあります。

Auto-reviewを使うと利用量が倍になる?

ここがDay 2.1の一番大きい変更です。

通常のCodex作業
→ これまで通り利用量の対象

Auto-reviewの安全チェック
→ ChatGPTアカウントでサインインしている場合は無料

OpenAI Help Centerでも、Auto-review safety checksはプラン利用量にカウントしないと明記されています。

Tibo氏は、従来Auto-reviewが利用状況によってはプランの2〜10%ほどを占めることがあったと説明しており、そこを無料にした形です。

設定方法

現在はPermissionsから有効化できます。

Permissions
  ↓
Approve for me

OpenAI Help Centerでは、

Settings
→ Permissions
→ Auto-review

という案内もされています。

UIによって名称が「Auto-review」「Approve for me」のどちらかで表示される場合があります。

Auto-reviewは100%安全ではない

ここは注意が必要です。

Auto-reviewもAIによる判断なので、

Auto-review ON
=
危険な操作を100%防止

ではありません。

サンドボックスや権限制御をなくしてよいわけではなく、あくまで安全層を1つ追加する仕組みとして考える必要があります。


Day 2.2:OpenAI APIの利用Tierが5段階から3段階へ

2つ目はOpenAI API開発者向けの変更です。

OpenAI API Changelogでは、2026年10月6日付で、APIの有料利用Tierを

5段階
↓
3段階

へ簡略化したことが公開されています。

新しいTierは次の3つです。

Build
Launch
Grow

最上位Tierへの条件も緩和

以前の最高Tierへ到達するには、累計API支払い額が1,000ドル必要でした。

今回の新しい最高Tier「Grow」では、

$1,000
↓
$500

まで条件が引き下げられています。

つまり、APIを使う開発者が高いRate Limitへ到達しやすくなりました。

**Rate Limit(レートリミット)**とは、一定時間内にAPIへ送れるリクエスト数やトークン量の上限です。

APIを本番サービスで多く使う場合、この上限が低いとアクセスが集中したときに処理できなくなります。

そのため、最高Tierへの到達条件が緩くなることは、ある程度API利用量が多いサービスにとって実用的な変更です。

既存ユーザーは何かする必要がある?

OpenAIの案内では、有料Tierを利用しているOrganizationは自動的に新しいTierへ移行します。

ユーザー側で特別な移行操作は必要ありません。


Day 2.3:Meetingsプラグイン

3つ目はChatGPTのMeetingsプラグインです。

これは会議の内容をChatGPTがメモし、その後の作業までつなげるための機能です。

OpenAI Help Centerでは、Meetingsについて、

  • 会議内容をメモ
  • 個人向けに要約
  • Action Itemを抽出
  • ChatGPT Spaceへ保存
  • 保存した内容をその後のChatGPT作業に利用

できると説明されています。

何が便利なのか

例えば会議で、

Aさん:
API仕様を来週までに確定

Bさん:
フロント側の画面を修正

自分:
バックエンド実装を担当

という話をしたとします。

Meetingsを使うと、終了後に、

決定事項
- API仕様を来週までに確定

Action Items
- Aさん: API仕様確定
- Bさん: UI修正
- 自分: バックエンド実装

のような形で整理できます。

さらに、その内容をChatGPT Spaceへ保存して、

「この会議内容から実装タスクを作って」
「フォローアップメールを書いて」
「プロジェクト計画を更新して」

と続けられます。

会議Botを参加させる必要はない

Meetingsは、オンライン会議だけでなく対面会話でも利用できます。

OpenAI Help Centerでは、会議へBotを参加させる必要はないと説明されています。

対象プラン

2026年10月時点では、

  • ChatGPT Pro
  • ChatGPT Business

向けに、macOS版ChatGPTデスクトップアプリでBeta提供されています。

iOS、Android、Windowsへの対応も予定されています。

Enterpriseは一般提供ではなく、限定的なAlphaテスト段階です。


Day 2.4:Decisions APIがPublic Beta

4つ目は開発者向けの新API、Decisions APIです。

OpenAI API Changelogでは、2026年10月6日に/v1/decisionsがBetaとして公開されたことが確認できます。

使用モデルは現在、

gpt-6-luna

です。

何をするAPI?

Decisions APIは、文章を生成するためのAPIというより、

入力を見て、高速に「判断」するためのAPI

です。

主に3種類の出力を扱えます。

1. Predicates

ある条件が正しい確率を返します。

例:

入力:
「このメールは返金要求か?」

出力:
true: 0.94

2. Choices

あらかじめ用意した選択肢から1つを選びます。

例:

入力:
「パスワードを忘れました」

選択肢:
- billing
- account
- bug
- other

結果:
account

3. Scores

入力を数値で評価します。

例:

「この問い合わせの緊急度を1〜5で評価」

→ 4

Responses APIより最大10倍高速

OpenAIは、GPT-6 LunaをResponses API経由で使う場合と比べて、Decisions APIは最大10倍高速に判断できると案内しています。

そのため、

  • ルーティング
  • モデル選択
  • ツール選択
  • モデレーション前段
  • 文書分類
  • 問い合わせ分類
  • リアルタイム処理

のような用途と相性がよさそうです。

画像入力にも対応

Decisions APIはテキストだけでなく画像も入力できます。

たとえば、

画像
↓
「請求書 / 契約書 / 納品書のどれ?」
↓
Decisions API
↓
請求書

のような分類にも利用できます。

生成AIに長文を返してもらう必要がなく、「決めるだけ」でよい処理を高速化するためのAPIと考えると分かりやすいです。


そして最後にフルリセットも実施

Day 2で特に意外だったのがここです。

もともとの28日企画は、

改善を出す
OR
フルリセットする

という説明でした。

しかしDay 2では、すでに4つのリリースを出したあと、Tibo氏がコミュニティへ投票を行いました。

その結果、リセットを求める票が強く、

We shipped four things ... but the vote is clear and the community demands a reset.

として、リセットも処理したと発表しています。

つまりDay 2は結果的に、

Auto-review無料化
+
API Tier簡略化
+
Meetings
+
Decisions API
+
フルリセット

になりました。

「改善かリセット」ではなく、改善もリセットも両方です。

日本時間ではいつ?

リセット発表は、

2026-10-07 03:35 UTC

なので、日本時間では、

2026-10-07 12:35ごろ

です。

そのため、日本から見ると「Day 2の改善」が10月7日にまたがって見える点には注意が必要です。


Day 2で一番大きかった変更はどれ?

利用者によって違います。

Codexをよく使う人

Auto-review無料化とフルリセットの恩恵が大きいです。

長時間タスクで承認待ちが減り、Auto-review部分の利用量も気にしなくてよくなりました。

API開発者

API Tier簡略化とDecisions APIが重要です。

特にDecisions APIは、分類やルーティング処理を高速化できる新しい選択肢になります。

ChatGPTを仕事で使う人

Meetingsがかなり実用的です。

会議メモを単なる議事録で終わらせず、そのままChatGPTの作業コンテキストへつなげられるのが特徴です。


Day 1とDay 2を並べると

ここまでの流れはこうなっています。

Day 1

GPT-6 Astra / GPT-6.1 Solのサブスクリプション利用時の推論速度を約50%改善。

Day 2

4つのリリース。

2.1 Auto-review無料化
2.2 API利用Tier簡略化
2.3 Meetingsプラグイン
2.4 Decisions API

さらに、

フルリセット

も実施。

Day 1よりもDay 2の方が、かなり多くの変更がまとまって出ています。


まとめ

Day 2はAuto-review無料化だけではありません。

最終的には、

  • Auto-reviewの安全チェックを無料化
  • OpenAI APIの有料Tierを5段階から3段階へ
  • 最高Tier到達条件を累計$1,000から$500へ緩和
  • MeetingsプラグインをPro / Business向けにBeta公開
  • Decisions APIを全開発者向けPublic Betaで公開
  • Decisions APIはGPT-6 Lunaを使い、最大10倍高速な判断処理
  • 4つの改善を出したあと、コミュニティ投票を受けてフルリセットも実施

という内容でした。

特に今回は、最初のAuto-review発表だけを見ているとDay 2全体を見落とします。

Day 2は「4リリース+フルリセット」まで含めて1セットとして理解するのが正確です。

参考

Codexの28日間アップデートは明日以降も毎日追って発信します。続きが気になる方はフォローしてください。

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