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TISAdvent Calendar 2019

Day 18

人生を要約するサービス "Digest-of-Life" -5秒でエモい画像を作れるようにするProject-

Last updated at Posted at 2019-12-17

お詫び

アドベントカレンダーの記事と同時にリリースする予定で作成していましたが、
バックエンドで使用するAPIのproduction Licenceが間に合わず、リリースできませんでした...
来月くらいにリリースする予定ですので、もしご興味を持っていただけたならば、ストックをお願いします。
(記事の更新で通知させていただきます。:bow_tone1:

作ったもの(というか作っているもの)

d-o-life6.gif

"Digest-of-Life"

人生を要約するサービスを作ってます。
提供するものは、大切にしたい言葉を、きれいな画像とともに保存するサービスです。
こっそり記録していってもいいし、その場で画像に合成して共有してもいい

文字を画像にしたいとき、きれいな画像で言葉をドーンと伝えたいとき等にご利用ください。

動機(なぜ作ろうと思ったか)

digest-of-life.003.jpeg.jpg

伊坂幸太郎著「モダンタイムス」の作中のセリフですが、昔読んでからずーっと頭の片隅に残ってまして、、、
でも、個人的には哲学は人生の要約
だと信じているので、それを形にできたらなと思い、
今回、個人の哲学を記録するサービスを作るに至りました。

アプリケーション構成

digest-of-life.008.jpeg

ほぼすべてFirebaseで作成しました。
APIデータベースログイン機能javascriptちょこっと書くだけで実装できるFirebase先生素晴らしい!

ホスティングサービス: Firebase Hosting

  • これがないとWebサービスが動かない。
  • ローカルのエミュレータで動作確認したあと、コマンド1つでデプロイできる。

API: Firebase Functions

  • 面倒なサーバーサイドのAPIをjavascriptで数行書いてデプロイするだけで動く。
  • 今回は、Unsplush apiapi keyを秘匿するために使用。

データベース: Firebase Realtime Database

  • メソッド1つ書くだけで、clientからDBにCRUDできる。すごい。。。
  • 今回は、ユーザーが保存した言葉や写真のデータを永続化するために使用。

ユーザー管理: Google アカウント

  • Firebase側にGoogle ログインをアプリに統合する機能が用意されていたので。
  • ユーザーを管理せずに、ユーザーを識別できるって素晴らしい。

画像サービス: Unsplush api

  • 今回の目玉、めちゃきれいな画像が大量にあるサイトのAPI
  • APIを利用すると、細かい検索機能が使える。
  • 普通のdevelopアカウントだと50requests/hour、ガイドラインに沿ってることを示せれば、Production版api keyがもらえる

Unsplash_CaseStudy.png

要素技術

使用した技術要素と検証に使ったサンプルコードを書きます。

vuetify なるべくCSS書かないマン

20180730160701.jpg

  • https://vuetifyjs.com/ja/
  • <v-XXXX>のような独自のコンポーネントを使用して、独自のクラスでflex margin padding等を適用します。
  • 今回の見た目はほぼvuetifyのコンポーネントの見た目そのままになってます。
  • モーダルページングトースト等がすごく楽になります。

html2canvas Webページの一部を画像にする

image.png

  • https://html2canvas.hertzen.com/

  • 「WebページをレンダリングしてCanvas上に描画する」処理を行います。

  • 2種類のやり方のうち後者を採用しています。

①読み込んだ要素をtoDataURLにして<img>srcに埋め込むタイプ
(こちらの記事より: [JavaScript] JSだけでスクリーンショットを撮ってダウンロードもする方法(Qiita))

html
<div id="target">
<!-- ここがキャプチャされる -->
</div>
<!-- 下に生成した画像が出る -->
<img src="" id="result" />
javascript

html2canvas(document.getElementById("target"),{
  onrendered: function(canvas){
  //imgタグのsrcの中に、html2canvasがレンダリングした画像を指定する。
  var imgData = canvas.toDataURL();
  document.getElementById("result").src = imgData;
 }
});

②読み込んだ要素を指定した場所の子要素にcanvasを挿入する

html
<div id="target">
<!-- ここがキャプチャされる -->
</div>

<div id="result">
<!-- ここに生成した画像が出る -->
</div>
javascript
html2canvas(document.querySelector("#target"))
  .then(function(canvas) {
    var result = document.querySelector("#result");
    result.innerHTML = "";
    result.appendChild(canvas);
}

ハマったところ

vuetify<v-text-field>vue.jsv-model.lazy が使えない

イベントリスナーを使用して手動で行う必要があります
- https://github.com/vuetifyjs/vuetify/issues/1810

  • 使えないようです。「入力が完了したら自動で検索」を実装したかったのですが、できませんでした。
  • エンターキーで検索に切り替えました。
tmp.vue
<v-text-field v-model="serchWords" @keydown.enter="execSearch(serchWords)"/>

html2canvasで、外部から読み込んだ画像が表示されない

デフォルトだとCORSで引っかかって、描画できないみたいです。

attribute: allowTaint
type: boolean
default: false
description: Whether to allow cross-origin images to taint the canvas

javascript
tml2canvas(document.querySelector("#target"), {
+        letterRendering: 0,
+        useCORS: true,
+        allowTaint: true
      }).then(function(canvas) {
        var result = document.querySelector("#result");
        result.innerHTML = "";
        result.appendChild(canvas);
      });

Firebase Funtionsで外部通信ができない

Billing account not configured. External network is not accessible and quotas are severely limited. Configure billing account to remove these restrictions

firebase emulatorsのAPIの向き先がクラウドになる。

$ firebase emulators:start

上記コマンドで HostingFunctionsを起動した状態で、Hosting上のvue.jsからAPI(Functions)を叩くと、クラウドのFunctionsを見に行ってしまい、CROSエラーになる。(404とかではなくて)

  • emulatorではHostingだけを上げて、Functionsはデプロイしてテストするようにしました。(functions.https.onCall()の方を使ってます。)
  • 見逃してるだけできっと設定があると思います。

今後の展望

  • UnsplushからProduction api keyがいただけたらサービスとしてリリースしようと思います。(1月予定)
  • 欲しい機能とかあれば気軽にコメントください!!喜びます:blush:
v1.0予定機能
- googleでログインでき、「個人の言葉」を美しい画像ともに保存できる
- 画像と言葉の組み合わせで、「5秒でエモい画像が作れる」
- 画像のランダム生成で大喜利
- Twitterでの共有

最後に

ここまで、お読みいいただきありがとうございます!
最後に、開発途中で特に意味もなく作った画像を添えておきます。
image.png

おまけ:宣伝用Key Note

digest-of-life.001.jpeg.jpg
digest-of-life.002.jpeg.jpg
digest-of-life.003.jpeg.jpg
digest-of-life.004.jpeg.jpg
digest-of-life.005.jpeg.jpg
digest-of-life.006.jpeg.jpg

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