概要
Codexをちょっとお得に使える最新のTIPSを知ったので、紹介します。
プロンプトにちょっとした指示を含めるだけで、Sol/Terraを親エージェント・Lunaをサブエージェントにして動かせる。Sol/Terraの品質とLunaの安さのいいとこ取りが出来そう。と言うものです。
最初に結論まとめ
GPT-5.6のSolまたはTerraを選び、プロンプトへ次のような指示を足すだけです。(一例です)
このエージェント自身は全体の理解・タスクの分割・統合・レビューを担当し、実装はサブエージェントのGPT-5.6 Lunaで実施してください。
賢いSol/Terraが監督とレビューを担当し、出力の多い実装作業は安価なLunaへ任せられます。プロンプトを足すだけなのでSKILL作成などのセットアップも不要で、今からさっそく使えます。
説明
手動でモデルを切り替える不便とキャッシュの懸念
GPT-5.6のSol/Terra/Lunaの使い分け、どうやってますか?全部Solでは高すぎるが、全部Lunaでは不安。そう思って、途中でモデルを手動で切り替えるなど色々工夫している人も多いのではないでしょうか。
ただ、手動で毎回切り替えるのは面倒です。また、会話の途中でモデルやThinking Effortを変更すると、それまでのキャッシュが効きづらくなるデメリットもあるようです。(OpenAIの人のSNSの発言などから推測)
設計はSol、実装はLuna、レビューはSol、などと同じ会話の中で切り替えると、最初の設計のキャッシュが使えなくて実は割と損してるのかもしれません。
こういう時は、切り替えではなくサブエージェントに作業をさせると良いです。
Multi-agent V2でLunaを使えるようになった
Codexでメインエージェントにサブエージェントを作らせ、監督させること自体は以前からできます。しかし、今まではLunaを使おうとすると面倒な事前準備が必要でした。
GPT-5.6の登場後、Lunaが新方式へ対応できておらず、サブエージェントとして使えない状況が続いていました。これがMulti-agent V2の実装で解消したようで、ついに激安のLunaをサブエージェントとして使い倒せる状況になりました。
使い方は、プロンプトへ役割分担を追記するだけ
使い方は、まずGPT-5.6のSolやTerraを選びます。そのうえで、通常の依頼へ役割分担の指示を追記します。
たとえば、次のような形です。
issue #13を実装してください。
このエージェント自身は全体の理解・タスクの分割・統合・レビューを担当し、実装はサブエージェントのGPT-5.6 Lunaで実施してください。
専用のSKILLを作るなどの事前準備は必要ありません。必要なときにプロンプトへ一文追加するだけですぐ使えますし、途中で切り替え操作をする必要もありません。便利ですね!
コストと品質は?
理論上は、多くの出力を消費する実作業を、Solの20分の1以下のコストで使えるLunaへ任せるため、全体のコストを抑えられるはずです。サブエージェントを増やす分のオーバーヘッドがあるので、Lunaとの差分がそのまま減るわけではないですが・・・実際に試した感覚ではかなり安く使えている実感です。
また、SolやTerraが統合とレビューを担当するため、品質も保てているように見えます。これも感覚ですがLunaだけで実装したときと比べて後から入れるレビュー指摘が減った気がしますし、ストリーミング出力を見ているとけっこう親エージェントがレビューして差し戻しています。
Codex専用?
とりあえず、この方法を安定して使えることを確認したのはCodexだけです。
GitHub Copilotにもサブエージェントの仕組みがあるためたぶん同じことができそうで、1回試してみたらそれっぽい動きはしていました。まだそれ以上の実験はしていません。
まとめ
プロンプトに定型文を差し込むだけで、サブエージェントを上手いこと使って動いてくれるという内容でした。すぐに使えて効果の高いTIPSだと思います。興味のある人はぜひ試してみてください。
