初投稿です。RPAにかかわり始めてからRPAで効率性を高めROIを追求する方法を調べているが、その中でもライセンスについて不思議な概念があったのでメモしておく。RPAベンダーによってAttended/Unattended Robotという考え方をしており、UIPath社とAutomation Anywhere社が2つの概念を両方提供している。
- Attended(アテンディット/デスクトップ型/人間主導型) - 従業員のデスクトップ内にインストールし、従業員の操作により動作するロボット
- Unattended(アンアテンディット/サーバ型/ロボット主導型) - サーバー内の仮想マシンでも動作し、従業員による操作が不要なロボット。独立して常時稼働が可能なロボット。
UIPath社
- さまざまな自動化シナリオに対応するUiPath Robots - 「Attended RobotsをサーバーOSに導入することも、Unattended RobotsをクライアントOSに導入することも可能です」とのこと。
- ライセンシングについて
- RPA 2019: Hidden UIPath RPA Pricing
Automation Anywhere社
- AttendedとUnattendedの違い
- ライセンス概要 - Attendedでも「ローカル スケジュールやトリガーを使用して、時間やイベントに基づくオートメーションを実行することもできます」とのこと。
BluePrism社 --> Unattended Robotのみ
ライセンス費用
ライセンス費用は両社ともAttendedの方が安く、UnattendedはAttendedの3~6.5倍程度高いようである。費用を考えるうえでこの差は大きい。権限的には、サーバからタスクが起動できるか、スケジュールできるか、負荷分散する仕組みがあるか、管理できるか、などが違うのだろうが、従業員がリモートログインしておきAttendedライセンスをOSのタスクスケジューラ等別の仕組みで起動してはだめなのだろうか。従業員がリモートデスクトップを業務で主に使用している場合はどうなるのか。ドキュメントには両社とも明確な記載はなく、明確な禁止事項も記載がないので、問い合わせるしかないのだろうか。
補足: Attended, Unattendedは、つまるところ「ユーザーライセンス」「デバイスライセンス」と同等の概念のようである。Attendedは人間ユーザーがログインして一緒に使うことが前提、人間ユーザーと一緒に利用する利用形態、Unattendedはデバイスと紐づいていて人間ユーザーがログインしていなくても24時間に近い稼働を実現できる利用形態である。故にUnattendedのほうが高額な値付け設定がされているようである。
Named User, Concurrent User
また、別の概念としてユーザーを特定する場合、同時接続数でみる場合などもバリエーションがある。業務形態によって使い分けが必要なようだ。