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サブテーブルの罠とその回避法!kintoneの落とし穴と対策まとめ
kintoneを使い始めて「とりあえずサブテーブルで作ろう」となった方、ちょっと待ってください!
実はサブテーブルには意外な落とし穴が潜んでいます。
この記事では、私が業務改善の現場で実際に体験した「サブテーブルの罠」と、その実践的な回避策をまとめます。
🎯 想定読者
- kintoneアプリを設計・運用している初心者〜中級者
- パフォーマンスや使い勝手に困っている方
🪤 サブテーブルのよくある「罠」
罠 |
内容 |
❗ 操作が重い |
行数が多くなると表示や保存が重たくなる |
❗ APIで扱いづらい |
JavaScriptやREST APIで多重構造の処理が面倒 |
❗ 集計しづらい |
グラフや集計機能の対象にできない |
❗ プラグインの対象外になりやすい |
サブテーブルは対象外のパターンがよくある |
✅ 罠別・実践的な回避策
✔ 操作が重くなる
- サブテーブルでは10〜100行までで済むアプリで使用する
-
アプリを分けられるか検討する
✔ 集計できない
- 計算フィールドで集計値を外に出す
- krewDataなどの自動バッチ処理で対応
🧠 サブテーブルを使うか迷ったときの判断基準
- ✅ 1レコード内にまとめる意味があるか?
- ✅ 集計の必要がないか?
- ✅ 行数は10〜100行以内に収まるか?
- ✅ 将来的にデータを別管理にする可能性がないか?
🔁 代替案:関連レコード一覧やルックアップとの使い分け
要件 |
推奨機能 |
一覧・集計・検索したい |
サブアプリ+関連レコード一覧 |
マスタ情報を参照したい |
ルックアップ |
複雑な自動処理をしたい |
外部連携 or バッチ処理 |
📌 まとめ
- サブテーブルは便利だけど設計ミスすると後々厄介
- 特に集計不可・パフォーマンス劣化は要注意
- 設計初期で代替手段も検討しておくのがベスト