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研究室の新入生向け覚えておきたいIT知識

Last updated at Posted at 2025-04-15

目的

研究室のWikiに新入生向けのIT知識をまとめたが,IT初心者向けへの記事になると考え,共有する.

Terminalとは

ターミナルとはCLI(Command Line Interface)でコンピューターに直接指示を出すことができるインタフェースのこと

対してFinderなどのマウスとかで操作するものはGUI(Graphical User Interface)

サーバーなどを利用する際にはSSH接続をターミナルで行うので,CLIでの操作,つまりunixコマンドを使える必要がある.

※Mac使ってる人はiterm2がおすすめ,色々カスタマイズできます.

よく使うコマンド

このページからよく使うものをピックアップ

コマンド 意味
cd (dir) 指定ディレクトリへ移動(cdだけならホームディレクトリに行く)
cd .. 1つ上の階層のディレクトリにいく
mkdir (dir) 新規ディレクトリを作成
ls 現在ディレクトリのファイル一覧表示
ls -a -隠しファイルも含む全てのファイル表示
touch (file) 空のファイルを作成
cat (file) ファイルの内容表示
pwd 現在いる位置のPATHを表示

以前打ち込んだコマンドは↑(上矢印キー)で遡ることができる

Tabで現在の候補を見ることができる

つまり,全部打たなくても途中までで良い

Vim

ターミナル上でのファイル編集はVimというツールを主に利用する.
RosmasterではVimでファイル編集を行う.

Vim (filename)で編集可能

マウス操作は一切効きません(ターミナル全般に言える)

Vimにはインサートモードとコマンドモードがある.

  • インサートモードにするためには,i のキーを押す
  • コマンドモードにするためには esc (エスケープキー)を押す

編集から保存の手順

  1. vim [file name]でvimに入る
    • ex) vim test.py
  2. i のキーを押して,インサートモードにする
    • 左下に--INSERT--と出力される
  3. コードを書く
  4. esc(エスケープキー)を押して,コマンドモードにする
  5. :wqの順番に打つ
    • 普通のターミナルの画面に戻る

補足: wが内容を保存,qがvimから出るを意味する

その他の便利なコマンドはこのページを参考にする.

左下が -- INSERT --となっていれば,インサートモード

ターミナルの見方

taro@taro-MacBook-Pro ~ % 

taroはユーザー名,@のあとはコンピューター名 〜はホームディレクトリであることを意味する.

PATHについて

ファイルはディレクトリの配下に存在しており,ディレクトリはツリー構造になっている.

programing
├── images
└── src
    ├── main.py
    └── network.py

pwdで現在いるPATHを確認可能

taro@taroMacBook-Pro src % pwd
/Users/taro/programing/src

PATHには

  • 絶対PATH :rootから全てを書く ex)/Users/soichiro/programing/src
  • 相対PATH :現在の位置から書く ex) ../images/hoge.png
    • ../は1つ前の階層を意味する

また特別に

  • ~/:ホームディレクトリ
  • ./:現在いるディレクトリ

を意味する.

なので,

  • どのディレクトリにいようとcd ~/Documents/◯◯としたら ホームディレクトリからのパスを書けば良い

  • cd ./src/images/◯◯のときは現在ディレクトリからのパスを書けば良い

  • 絶対パスはrootの/から書かなきゃいけない.cd /Users/Taro/app/scripts/main.pyみたいに長くなる

余談

pythonvim, cdというコマンドにも,コマンドを定義するファイルが存在している.

  • where cdと打ち込むとcdというコマンドが定義されているファイルまでのPATHを確認できる
taro@taroMacBook-Pro ~ % where cd
cd: shell built-in command
/usr/bin/cd

ちなみに中身はshellスクリプトだったり,16進数で書かれていたり,,,

taro@taroMacBook-Pro ~ % cat /usr/bin/cd
#!/bin/sh
# $FreeBSD$
# This file is in the public domain.
builtin `echo ${0##*/} | tr \[:upper:] \[:lower:]` ${1+"$@"}

余談2

コンパイラやコマンドをダウンロードしたのに,コマンドが使えず下記のような表示になることがある.

taro@taroMacBook-Pro ~ % python
zsh: command not found: python

本当にダウンロードをしたのに,このような表示になった場合には環境変数に定義されているPATHを確認すると良い.

ターミナルにコマンドを打って使えているのは,コマンドが定義されているファイルをコンピュータが探してくれているからである.

echo $PATHを確認してみる.
ちなみに$PATHなどは環境変数という.envというコマンドで設定されている環境変数を確認可能

taro@taroMacBook-Pro ~ % echo $PATH
/Users/taro/.local/bin:/usr/local/opt/tcl-tk/bin:/Users/taro/.pyenv/shims:/opt/homebrew/bin:/opt/homebrew/sbin/Library/Apple/usr/bin:/Library/TeX/texbin:/usr/local/share/dotnet:~/.dotnet/tools:/Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/Current/Commands:/Users/soichiro/.cargo/bin:/Applications/iTerm.app/Contents/Resources/utilities

このような表示になっており,これに表示されるPATHをコンピュータは探索している.
ここにPATHが追加されていないなら,探索されないので利用できない.
つまり利用したいコマンドがあるなら,この環境変数にPATHを追加する必要がある.

(一応追加の手順)

  1. ホームディレクトリに.zshrcというファイルを作成する.
    • touch ~/.zshrc
  2. .zshrcexport PATH="[追加したいPATH]:$PATH" を入力する
    • ex) export PATH="/Library/TeX/texbin:$PATH"
  3. 保存して,source ~/.zshrc

これでPATHが追加される.

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