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文系50代・団塊ジュニア・非エンジニアの私がGeminiと「パチンコ打法」でSQLを操るようになるまで

Last updated at Posted at 2025-12-06

IMG_5838.jpeg

はじめに:ワープロ世代の私が、なぜ今コードを書くのか

音声プラットフォーム「Voicy」のづーさんこと石津です。

この記事は、Voicy Advent Calendar 2025 9日目の投稿です。
8日目の記事・ともさんの「Claude Codeを導入して 3 か月 —— AIのアウトプットを高める方法」は以下から読めるのでこちらもぜひ!
https://zenn.dev/tomo0015/articles/bfd325961a1ab0

私の社会人デビューは、ひとり一台「ワープロ」が支給された時代(旧石器)。雑誌社でWeb担当をしていた時期もあり、HTMLのソースを見れば「あー、ここは太字ね」くらいは分かりますが、自分でゼロから書くことはできません。プログラミングを学ぼうという向上心もなく、ただ歳をとってきました(自虐)。

そんな私が、50代にして突然「SQL」をバリバリ使いこなし、データ抽出・分析業務を自走するようになった話です。

エンジニアへの「申し訳なさ」が原動力

Voicyもご多分もれずデータドリブンな意思決定が求められる環境ですが、文系の私にはデータベースから直接データを抽出するスキルはありません。

「この数字、明日までに見たいな…」

そう思っても、多忙を極めるエンジニアチームに短納期で依頼するのは気が引けます。でも結局は「ごめん、これ急ぎで…」と頭を下げて依頼し、納品を待つ。

データ依頼と、申し訳なさと、心強さと🎵

篠原涼子が頭の中で歌い上げる日々でした。

そこに現れたのが、社内導入された Gemini でした。

法人プランでデータ学習への配慮も担保されているため、試しに社内のKPIシートなどをガッツリ食わせて分析させてみると、驚きのハイクオリティ。

「これ、分析だけじゃなくて、データ抽出もいけるんじゃね?」

そう思ったのが、私の「SQLパチンコ馬鹿一代」としての始まりでした。

GeminiでのSQL抽出は「パチンコ」である

極論を言えば、私のSQL作成フローは 「パチンコ」 に似ています。

プロンプトを投げ入れ、ぼーっと画面を眺めているだけで、そのうちGeminiがフィーバーしてくれる……いや違いました。欲しいデータが手に入るのです。

自分で SQLは一切書いてません。台に向かってただ座っているときのように、Geminiと向かい合うだけです。

必勝法1:プロンプトは「超適当」でいい

プロンプトは最初はざっくり書くだけでOKです。「こんなデータが欲しい」と書き殴るだけ。正解は向こうからやってきます。

条件が足りなければ、Geminiの方から「期間はどうしますか?」「除外するIDはありますか?」と質問してきます。その時になって初めて「あ、そうそう、先月分で」と定義すればいいのです。

必勝法2:似ているSQLを「エサ」にする

これが唯一で最大のコツです。

さっくりすぎるプロンプトを書いたら、「自分が出したいデータに似ている既存のSQL(Metabaseなどにある過去のクエリ)」 をコピーして、一緒にGeminiに食わせるのです。

「このSQLは『先週の放送回数』を出すやつなんだけど、これを魔改造して『先月のリスナーごとの聴取時間』を出せるようにして」

という具合です。参照データを渡すことで、テーブル名やカラム名の幻覚(ハルシネーション)を防げます。

「無限のエラーラリー」を恐れない

もちろん、一発で動くことは稀です。ここからが本当の勝負。パチンコの醍醐味です!

  1. Geminiが書いたSQLをMetabaseに貼る
  2. エラーが出る
  3. エラー文をGeminiに貼る
  4. Geminiが修正版を出してくる
  5. Metabaseに貼る
  6. エラーが出る
  7. Geminiに貼る
  8. Metabaseに貼る
  9. エラーが出る
  10. Geminiに貼る……

すいません、バグりました。

でも本当にこれだけなんです。知識がなくても、このラリーを数回往復するだけで、必ずゴールに辿り着きます。

繰り返しますが、 SQLの内容もエラーメッセージの英語の意味も私は一切理解してません。パチンコ玉の材料や制作過程、誕生の歴史を知らないのと同じように。

成果:数日が「1時間」へ

Voicyはプラットフォームなので、いわゆる1st Party Data(自社で保有するデータ)の宝庫です。SQLさえ叩ければ、欲しいデータはほぼ全てそこにあります。

以前は依頼から入手まで数日かかっていたデータが、今では:

  • SQL作成〜抽出: 数分〜数十分
  • 分析完了まで: トータル1時間以内

エンジニアの手を煩わせることなく、思いついた瞬間に仮説検証まで完了するスピード感。

文系管理職の 「経験値(データの意味や業務の流れを知っている)」 と、AIの 「実装力」 が組み合わさった時、最強の業務効率化が実現しました。

申し訳なさからの解放!
これまでエンジニアが作ってくれてきた SQLライブラリーに足を向けて寝れません。

おわりに

「プログラミングなんて異世界」と思っていた文系・団塊ジュニアの私ですが、Geminiという相棒を得て、データ活用の景色が一変しました。
SQLは、もはやエンジニアだけの特権ではありません。「業務を知り尽くした文系」こそ、AIを使い倒すべきだと思っています。

P.S.
サムネイル画像はnano bananaがタイトルに合うものを作ってくれました。意味不明なのが気に入って、一発採用しました(笑)。

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