SQLではなく、PHPでページネーションを実装する。

ページネーションを実装する際は
通常はSQLで取得する際にOFFSETとLIMITで取得するデータに制限をかけるが
今回はSQLではなくPHPでページネーションを実装する。
　
　
この際にJOINを使って結合もせず、PHPでMERGEを行う。
（独自関数をいじりたくないので無理やり。）
※フロント側も載せる。
　

バック側実装

$table_array1 = "独自関数でDBのデータを取得。";
$table_array2 = "独自関数でDBのデータを取得。";
$table_array3 = "独自関数でDBのデータを取得。";

// ひとつにまとめる
$table_list = array_merge($table_array1, $table_array2, $table_array3);

// 並び替え(DAYカラムで降順)
$sort_value = array_column($table_list, 'DAY');
array_multisort($sort_value, SORT_DESC, $table_list);


// 【ページャー作成】　

// 取得したデータの数を取得
$total_count = count($table_list);

// 何件表示させるかを決める。
$search_limit = $_GET['limit'] ?: SEARCH_LIMIT;

// (取得したデータ÷表示件数)の結果を切り上げる。結果が0場合は1を格納
$max_page = ceil($total_count / $search_limit) ?: 1;

// 現在のページ getの値がない場合は1を格納
$page_num = $_GET['page_num'] ?: 1;

// 前ページ ＝ 現在のページ-1
$prev_page_num = ($page_num - 1);

// 次ページ　＝ 現在のページ+1
$next_page_num = ($page_num + 1);

// 表示を開始するデータ　＝　現在のページ-1* 表示件数
$offset = ($page_num - 1) * $search_limit;

// ページャーを作成
$table_list = array_slice($table_list, $offset, $search_limit);

　

解説　

難しいことは書いていないと思うが、

// 表示を開始するデータ　＝　現在のページ-1* 表示件数
$offset = ($page_num - 1) * $search_limit;

が理解しにくいと思うので解説。

現在のページが２ページ目
表示件数が５件
取得データが２０件だった場合
　
表示されているデータは５～９番目のデータである。

これを実装するために現在のページ２からー１をして１に。
この数字に対して表示件数５をかけると５になる。
つまり、「現在のページから１を引いてその数字に表示件数を書けた値からでデータを表示すれば」、
ページネーションがうまく実装できるといえる。

フロント側実装

// getでリダイレクトさせる
<form method="get" class="" action="リダイレクトさせる" enctype="multipart/form-data">
	<div class="search_div">
		<span>表示件数:</span>
  
        <!-- 表示件数を表示、入力 -->
		<input type="number" name="limit" min="1" value="<?php echo $search_limit; ?>" />
  
        <!-- リセットボタン（今回実装していない）-->
		<input type="button" class="" value="リセット">
        
        <!-- 検索ボタン　押下で表示件数を変える-->
		<input type="submit" class="" value="検索">
	</div>
	<div class="page_nav">

         <!-- 取得したデータの数を表示-->
		<span class=""><?php echo $total_count; ?>件</span>

         <!-- 前ページボタン　遷移先設定用　パラメータを持たせる-->
		<?php if ($prev_page_num >= 1) { ?>
			<a class="" href=""><i class="fa-solid fa-circle-arrow-left fa-lg"></i></a>
		<?php } else { ?>
			<span class=""><i class="fa-solid fa-circle-arrow-left fa-lg"></i></span>
		<?php } ?>

        <!-- 現在のページを表示する、1~MAXページまで入力できる-->
		<input type="number" name="page_num" value="<?php echo $page_num; ?>" min="1" max="<?php echo $max_page; ?>">
		<span class="separator">/</span>

        <!-- MAXページを表示-->
		<span class="max_page"><?php echo $max_page; ?>ページ</span>

        <!-- 次ページボタン 遷移先今はパラメータしか書いてないので遷移先など自分の画面に合わせて編集要。-->
		<?php if ($next_page_num <= $max_page) { ?>
			<a class="" href="page_num' => $next_page_num"><i class="fa-solid fa-circle-arrow-left fa-flip-horizontal fa-lg"></i></a>
			<?php } else { ?>
				<span class="link_button"><i class="fa-solid fa-circle-arrow-left fa-lg fa-flip-horizontal"></i></span>
			<?php } ?>
		</div>
	</form>

解説

ページネーションは当たり前だが、別のページに遷移するわけではなく
同じ画面にパラメータを持たせてリダイレクトする。

なのでformとaタグの遷移先は同じ画面になるように設定して
必要なデータをパラメータで持たせるようにする。

aタグの遷移先のコードは今回参考のコードには諸事情で書けなかったですが
次ページボタンにパラメータのみ記載しているので参考に書いていただけたらと思います。